そこは病院だった。「何?俺どうしたの?」と言って起き上がった。「源二っお前…庭で気を失ったてたんだぞっ」「ビックリしたよもう…お店に誘おうって思って行ったら倒れてるんだもん…」「ゴメン…ありがとう」「何で庭に?」「ほらっ桜に結婚報告」「ああ…なる程ね」「暫く検査入院だって」…一週間程入院したが検査に以上はなく退院した。その間美咲達も見舞いに来た。それからはいつもの様に仕事に復帰した。…俺は美咲宛てに遺言を書き残し、それを部屋の机の引き出しにしまった。内容は俺の口座番号と葬式の仕方、四十九日を過ぎたら遺骨の一部を、桜の木の桜の墓石の隣りに埋める様にと書き記した。…そしてその日がやってきた。俺は縁側に座った。すると頭に痛みが走った。また白い世界だった。桜が立っていた。「桜…もういいか?」「…うん…お疲れ様」桜は笑った。桜を抱きしめキスをした。「楽しかった?」「うん…楽しかったけど…寂しかった」「ゴメン…」「いいよ…来世でまた一緒になろう」「うん」「取りあえず今はいっぱい話そう」「うんっ」そう言って俺達はあの桜の木の下で色々語り合った。今までの時間を埋めるかの様に……完結…
※元投稿はこちら >>