「大きくなっただろう?…もう今日から小学生だよ」「うん…知ってる…源ちゃんいつも報告してくれるから」「聞いてたのか?」「うん…いつもここで聞いてたよ」と桜は笑った。「そうか…桜…」「何?」「俺といて幸せだったか?」「うん…とっても」「そうか…よかった」「源ちゃんは?」「幸せだったよ…桜がいなくなった時…凄ぇ寂しかったけど…美咲や皆がいてくれたから乗り越えられた…そうそう孝一さんと直さんが今度結婚するんだ」「あの2人が?なんか嬉しいな」と言って笑った。「他にも色々あるけど…」「ゴメン源ちゃんもう行かなくちゃ…また報告して」「桜…もう行くのか?」「うん…」「そんな…」と言うと桜は俺に近づき抱き付いた。「ここで聞いてるからまた話してね」「うん…」そう言うと俺達は見つめ合いキスをした。「寂しいけど行かなくちゃ…」「桜…来世でも一緒になろうな」と言うと「うん…約束」と言って小指を出した。指切りをしてから「源ちゃん愛してる」と言うと桜は光に包まれ段々と消えていった。「俺も愛してるよ…」そう伝えると桜はニコっとあの時と同じ笑顔を見せ完全に消えた。
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