桜の傍に行くと「源ちゃん…来てくれたんだ」と少し安心した顔をした。「桜今日は俺達が出会った日だよ」と言うと桜は「うん…覚えてるよ」と言って少しだけ笑った。そしてその1時間後、無事2700㌘の女の子が産まれた。産まれた瞬間桜の顔が妻から母に変わったのを見た。「桜…お疲れ様…産んでくれてありがとうな」「うん…源ちゃん…今何時?」「6時半過ぎた所だよ」「凄い…私達が出会った時間だ」「そうだね俺も覚えてたよ」と言うと桜はニコっと笑った。赤ちゃんを抱っこして3人の初めての写真を撮った。桜は疲れ果てグッスリと眠った。義母が「源二郎さん私が連絡するから桜の傍に居てあげて」と言って病室を出て行った。俺は桜の傍に座り頭を撫で額にキスした。やがて桜が目を覚ました。俺達は目が合うと笑いキスをした。「パパ名前考えた?」「うん…美咲か桜花…どっちがいい?」「う~んっ美咲がいい」「じゃぁ美咲に決まりな」「うん」…義母が病室に入って来て「源二郎さん…はいコレ」とコンビニのパンとおにぎりを渡して帰った。
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