桜に婚姻届を渡すと「本当に結婚するんだね」と言った。その日の夜桜を抱いた。この日桜が身ごもった。…前日になり仕事を終え自宅に帰ると桜の両親が来ていた。挨拶を済ませると親父さんが畏まり「源二郎君…娘を…桜を宜しくお願いします」と頭を下げたので、俺も「桜さんを必ず幸せにします…今まで桜さんを育てて頂きありがとうございました」と感謝を述べた。その後俺と桜は2人を残し美容院に行きカットして貰った。そして遂に結婚式当日になった。招待した人皆来てくれた。敏さん達が三味線で祝いの詩を謡ってくれたり、会社の同僚達がダンスを披露したりして賑わった。桜の感謝の手紙では鼻を啜る音が聞こえた。そして最後に式場で投げなかったブーケトスをすると、直美がそれを見事にキャッチした。2ヶ月の短く忙しい期間だったが式は無事終了した。二次会の会場に行く多くの人が帰ったが、居酒屋の常連客や2人の地元の友達、数名の同僚が参加した。二次会も大盛況のうちに幕を閉じ俺達は自宅に帰った。
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