リングをつけた瞬間、体が光った。
小木「リングをつけたらセックスチェンジ!と叫ぶんだ!」
りく「せっセックス…!?何言って…」
小木「いいから早く!説明はあとだ。」
こうしている間にまた一人女性が倒れた。異常事態であることは間違いない。
りく「せっ…セックスチェンジ!」
その瞬間リングの光が全身を包んだ。なんだか温かい。
しかし光が消えた途端に自分の姿を見て驚愕した。
りく「な、なんだこれ!!?」
黒色のノースリーブの上着に赤チェックのプリーツスカート。ニーハイにネクタイまで付いている。
りく「何ですかこの格好!?」
小木「戦闘服だ。この状態により運動神経、反射神経、感覚神経が通常の10倍強化される。」
りく「じゃなくてっ!なんで女の服装なんですか!?」
小木「この戦闘服は特殊でね。男性しか装備することができない。だが女性服にしているのは理由があるんだ。」
りく「理由?理由ってなんで…うわっ!」
目の前にタコのような触手を大量に持った生物が飛び込んできた。
りく「なんだこいつ…はなせっ!はなせっ!」
小木「こいつらはブッチャー星人といってね、人間の女に種を植えつけ繁殖させる危険な生物さ。」
りく「何のん気に説明してるんですか!なんとかしてください!」
小木「大丈夫だ。彼らの種は男性には通用しない。それに一定の条件が揃えば戦闘服が覚醒する!」
りく「覚醒…?ってああっ!!どこ触ってるんだ!やめろ!」
りくのスカートの中に触手が侵入し、りくの股間を揉みしだく。ヌメヌメした感触が股間になんとも言えない刺激を与える。
りく「ん…!ダメ…こんなところで…」
触手は全身にわたり乳首、アナルにまで介入する。
りく「なんで…?なんでこんな感じるの…?」
小木「言っただろ。感覚神経まで強化されるって。この過程が覚醒までの必要条件なのさ。」
りく「あ…やばい…イっちゃう……!」
その瞬間戦闘服が再び光り、ブッチャー星人の体がみるみる溶けていった。
小木「ようし!倒したぞ!」
りく「はあ、はあ……なんだったんです?」
小木「ブッチャー星人はな、装着者の性的快感が絶頂に達した時に発生する光によって消滅するんだ。つまり、さっき君が凌辱されて絶頂したことによって消滅したって事だ。」
りく「い、意味がわかりません…絶頂して消滅って…」
小木「またブッチャー星人は容姿端麗な女性を好んでターゲットにする。しかし女性では戦闘服を装備できない上奴らの種の餌食になってしまうからな。そういうことで君のような可愛らしい男の娘を探していたのだ。
りく「別に女の子に見られようなんてしていません!よく間違えられるけど…」
小木「あれ?そうなのか?髪も長いし、私服も可愛らしいからてっきり女装趣味なのかと思ったよ。」
りく「これは…もともとこういうファッションが好きなだけで……!?」
小木「まあなんにせよ、ここまで事情を知った以上このまま帰すわけにはいかないからね。悪いけどしばらく眠ってもらうよ。」
りく「僕をどうするつもりだ…」
小木「危害を加えるつもりはない。ただ一緒に戦ってもら…おっともう意識がないか。さて、水島くんたちが来るのをここで待つかな。」
つづく
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