歓迎会が始まり、章夫は上座の里子から対角線上の席に座った。貴子は向かいの席に座っていた。
宴が進むと、里子のまわりには男性教師がたむろしていた。章夫は気になってちらちら里子を見ていたが、楽しそうにしていたので少し安心したのと嫉妬も感じていた。しかし、しばらくすると、里子が教頭に絡まれている様子をみた。
明らかに嫌がっているが、顔には出さず、やんわり距離を置こうとしていた。体を触られているわけではないので、あからさまに非難もできなかった。章夫は考えて、声を里子にかけた。
「奥野先生、お友達が見えてますよ、あちらで待ってるので来てください」
「友達ですか?誰だろう?わかりました、教頭先生、すみません、ちょっと失礼します」
里子は章夫のほうに来て
「どこですか?」
章夫は小声で、
「ごめんね、お友達はいなくて、奥野先生を教頭先生から切り離したくてのうそをついたんだ、なんか見てられなくてね、勝手なことしてごめんね」
里子は章夫の意図を理解すると、
「すみません、気をつかってもらって。ほんとに助かりました。実はどうしようか困っていたので...ありがとうございます。」章夫はあとはこちらでうまくするからといい、そのまま帰るように里子に伝えた。里子は深くお辞儀をしながら帰った。
会場はもう終わりに近かったので、お開きとなった。
ほっと一息ついて、章夫が帰ろうとすると、生徒指導の男性教師から、
「島田先生、三浦先生が飲み過ぎて寝ちゃったから、送ってあげてよ」
「私ですか?ほかの方は...」
「三浦先生の家知らないからなあ、島田先生一緒にきたんだからわかるよね」「まあ、そうですが」
そんなことで章夫が貴子を送ることになった。
貴子の肩を担いで、なんとか助手席に乗せると、シートを倒して、車を発進させた。
貴子はぐっすり寝ていた。章夫が大きな声で呼んでも、返事はなかった。
貴子を見ると、胸の膨らみがなだらかな山をつくり、そのまま下にいくと、綺麗な細い脚が伸び、45歳の色気を出していた。章夫は運転しながら左手で貴子の腕に触れた。反応がない。今度は手を握ってみた。全く力が入っていない。もしや、と思い、章夫は通りがかりの公園の駐車場に停め、貴子を月明かりの中でじっくり眺めた。大丈夫かな、と思いながら貴子の胸に手を伸ばした。心臓がバクバクし、伸ばした手は震えていた。軽く胸にあてがうと、ゆっくり揉んでみた。胸、小さいなあ、ブラジャーのカップでわからないよ、これじゃ、そう思い、章夫はブラジャーをずらしてワンピースの上から胸に触れた。
やわらかい、小さいけど乳首大きい、うわあ、よく見ると透けて黒く見える、章夫の手は下に向かっていた。
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