仰向けに寝てる智樹の上で紀子は智樹に重なるように抱き寄せられ、唇を奪われた格好である。
智樹に唇を奪われながら、数秒間紀子は何がおきたのか理解出来なかった。
(えっ!?智樹君が私にキスしてる?なんで?)
うっとりしてしまいそうになる紀子だったがすぐ冷静になり、智樹の唇から逃れ、
「ちょ…ちょっと智樹君!何してんのよ?熱でおかしくなっちゃったんじゃないの?」
動揺をおさえながらも精一杯冷静さをよそおいながら紀子は間近にある智樹の顔を見ながら言った。
智樹は紀子の背中に回してる手に力を入れて紀子を抱き寄せたまま、
「おかしくなってないよ!俺、紀子さんが好き♪紀子さんは俺のこと嫌い?」
紀子の顔をしっかり見つめて、微笑みながら智樹は言った。
智樹に間近で見つめられ恥ずかしくなり、智樹から離れようともがく紀子であるが、智樹の抱き寄せる力が強くて、智樹から離れられないのであった。
「あの…ね!智樹君、こんなこといけないの!わ、わかるでしょう?」
必死に智樹を説得するのであったが、
「いいか悪いか?じゃなくて…俺のこと好きか嫌いか?って聞いてるんです!俺は紀子さんが好きだよ!」
ストレートに自分の気持ちをあっさり言えてしまう智樹を羨ましく思いながらも紀子は智樹の視線から目をそらしながら、
「嫌い…じゃ…ないわよ…」
「よっしゃー♪嫌いじゃないってことは好きってことだよね?」
無邪気に喜びながら尋ねてくる智樹が愛おしかったが、紀子が『好き』などと智樹に言えるはずもなく、
「嫌いじゃない…と、好き…は、また違うのよ!」
わけのわからない言い訳をしてる紀子だが、最初に唇を塞いだほかには、何もしてこない智樹に少し安心感をおぼえてきていた。
「紀子さん…お尻見えてる!(笑)」
智樹が顔だけ突然起こし、抱き寄せてる紀子の背中側を覗きこんだ。
先ほどから智樹に抱き寄せながら、ワンピースの裾があがってきてしまっていたのだった。
「…えっ!?キャッ!ダメ…見ないで!」
紀子は自分の後ろ姿を見て慌ててワンピースをおろした。
「紀子さん…ピンクだね?もう見えちゃったよ♪(笑)」
下着を智樹に見られてしまったことがわかり、紀子は恥ずかしさからカーッと身体が熱くなりながら、
「も、もう!いい加減にしなさい!離して!本当に怒るわよ!」
必死に智樹から離れようと両腕で智樹を押しのけるのだが、智樹は背中に回してた手を、ワンピースの裾に移動して、一気にワンピースを捲りあげ、お尻を丸出しにしてしまった。
「うわー♪紀子さんのお尻丸出しになったよ~♪(笑)」
嬉しそうに言う智樹に、
「バ…バカ!見ちゃダメよ!」
怒るより恥ずかしい気持ちが先にたち、必死にワンピースの裾をまたおろした。
「紀子さん、ワンピースから出た脚が素敵だっから…我慢できなくなっちゃいました。紀子さん、好きです。」
言いながら今度はまた紀子の顔を引き寄せ、智樹は唇を重ねてきた。
(ああ…智樹君、私のワンピース着てた脚を見てたのね。好きって…また言ってくれた…)
娘と同級生の少年に、素敵だとか、好きだ、などと言われて、紀子はうっとりしてしまうのであったが、理性もまだ残っており、唇を合わせたまま、
「智樹君、こんなこと…いけないわ…」
小さな声でつぶやくのが精一杯であった。
智樹の舌が紀子の唇をからめ、舌を入れる催促をするが紀子は歯を閉じ、なんとか智樹の舌の侵入を防いでいたが、智樹から唇を離す勇気はもはや紀子にはなかった。
紀子の歯をこじ開けようと、智樹の舌は紀子の唇をからめながらも、智樹は抵抗の少なくなった紀子のワンピースを静かにたくし上げ始めていた。
唇に神経が集中してしまってる紀子はそれに気づかず、智樹との口づけにうっとりしながらも歯をしっかり閉じて防戦してるのであった。
ワンピースの裾からお尻が半分ほどでた時に智樹は一気に紀子のお尻を鷲掴みして、中指を素早く紀子のショーツの脇から中へと滑りこませた。
「キャァァッ…!」
不意をつかれた紀子は思わず身体をくねらせて、智樹から離れたのである。
「紀子さん…濡れてたよ♪(笑)」
自分の大切なところを一瞬でも高校生の少年に触られてしまい、怒らなければいけないはずなのに、
智樹から『濡れてる』と言われてしまい、
恥ずかしさから、
「そ、そんなわけないでしょ!」
強がりながらも、高校生の少年相手に濡らしてしまってるのが智樹にバレてしまったので、俯くしかなかった。
俯いた紀子に智樹は
「紀子さん、濡らしてて可愛いね。好きだよ、紀子さん。」
智樹に甘く囁かれて紀子は
「バカ…」
もう紀子は完全に女として智樹に甘えるのであった。
そんな紀子にまた智樹は唇を合わせた瞬間に部屋のチャイムが鳴った。
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