翌朝、紀子はいつもどおりの6時に目が覚めた。
今日から理花も夏休みにはいり、正明も休みの土曜日なので、そんなに早く起きなくてもよいのだが、習慣なのでこの時間に起きてしまうのだった。
目覚めてすぐ、スマホのチェックをするのだが、智樹からはなんのメッセージもなかった。
(今日は智樹君バイトよね?朝早いみたいだから、今なら送っても大丈夫よね!)
ついに自分からメッセージを送る決心を紀子はした。
「智樹君おはよう。ちゃんと起きてるかしら?バイトと言ってたから、ちゃんと起きて行けたのか?気になったのでメールしてみました!今日も暑くなりそうだから、水分しっかりとってくださいね!あっ、それと塩分補給もするといいらしいです!頑張ってくださいね!」
昨夜のことが気になるのだが、それにはふれず紀子はメッセージを送信した。
しばらくベッドで横になったまま返信を待ったが、既読にもならないので諦めて、スマホを置いて下に降りて行き、洗濯機をまわし、朝食の支度にとりかかった。
正明と理花もいつもより遅めだが降りてたので、3人で朝食をとり、みんなの今日の予定などを話した。
正明は休みなので、ゴルフや出張のない土曜日はだいたいいつもゴロゴロ寝てすごすいつもの休日らしく、理花は夕方から友達と花火大会に行くとゆうので、午前中に理花と一緒に買い物へ行くことにした。
家事も落ち着き、出掛ける準備のため着替えなどするために自室に戻った時にまたスマホのチェックをした。
既読にはなっていたが、智樹からの返信はなかった。
がっかりしたが
(読んでくれたってことはちゃんと起きてバイト行けたのかしら?)
と思いなおし、鏡の前で化粧を始めた。
紀子は49のわりには、きちんと化粧もして、気を使っているので、年相応ではあるが上品な雰囲気をもっている。
体型も今でこそお腹のまわりに肉がついてきたが、年齢のわりには痩せてるほうだ。
痩せてるほうなので、胸もないのだが、年のせえか少しふっくらしてきたため、今までのAカップからBカップになり、お尻はもともと痩せてるわりに少し大きかったのだが、今はさらに大きくなってきたような感じだ。
化粧を簡単に済ませ、夏らしいワンピースに着替えて出掛ける準備は整った。
「理花~行くわよ!」
「はーい!」
理花は可愛らしいフリフリのミニスカートで出てきた。
車に2人で乗り、ショッピングモールへと向かった。
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