…夫に平気で嘘をつき欲望を満たそうとする私は、なんて淫な女に成ってしまったの…
待ち合わせの場所に車を走らせながら、静子は自身を責めていた。
それでも体は勝手に男を求め疼いてしまう…
振興住宅地の外れに大きな工場団地が広がる。
そのまた外れに、さほど大きくも無い公園が有る。
住宅地からは、相当に離れた場所の公園…
そこを利用する住民は殆ど居なく、管理も何年も放ったらかし状態で草が生い茂っている。
車を三台も止めれば一杯の駐車場…静子は前後に車が居ないのを確認して駐車場に入る。
既に清水は着いていて、外でタバコを吸っていた。
そこに車を止めて置く事に違和感を感じ、静子の車で移動する事に成る。
助手席に座る静子…
「このまま直ぐに向かいますか?それとも何処か寄り道しますか?」
運転をしながら清水が聞いて来る。
その言葉に羞恥を感じる静子は返事を返さない。
「この後に、たっぷりと奥さんを逝かせて上げますから、このままラブホに向かいましょう」
清水は言うと狭い車内で静子の腿に手を伸ばして来る。
何の抵抗も見せずに静子は清水のされるがままで身を任せる…
「さっきは逝けなかったから辛かったでしょう…これからも簡単には奥さんを逝かせませんよ、奥さんが、もっともっと淫な女に成るまでは逝かせては上げませんから」
膝を広げられ内腿を這う手と清水の淫な言葉に静子の股間は熱く疼き蜜を滴らせる…
その頃、娘の幸子は交際相手の大学生と車の中にいた。
静子と違い幸子は父親に似て高身長でスタイルが良く美人であった。
スラリと伸びる長い脚にミニスカート
「なぁ、幸…ここの所、お互いに忙しく会えなかったから溜まっちゃって…ホテル行っていいかな?」
運転しながら彼が言う。
「今日は、やだょ行きたくない」
「何でさ、行こうよお願い」
「駄目だよ、今は生理で、そんな気に成らないもん」
車の中で何だかんだと話ながら車はラブホの方へと向かっている…
一方、静子は狭い車内でシートに深く体を預け清水の指先を受け入れている…
汚れてない下着に履き替えたのも、つかの間で静子の下着は溢れさせる淫液でグッショリと濡れてしまっている…
先の方にラブホが数件建ち並ぶのが見える。
「お願い、ちょっとだけでいいから寄ろう」
「ん…もぉ~、でも何にもしないよ」
「うん分かった、じゃ行くよ」
「幹ちゃんエッチなんだからぁ」
幸子は笑いながら言う。
ふっと前方を見ると向こうから車が…
「ん…!あの車…お母さん?」
幸子は目を見張り確かめる。
一足早く静子が乗る車はラブホの入り口をくぐる…
まさか、そんな場面を見られたとは気づかない静子…
「確かに助手席に居たのは、お母さん…運転してたのは誰?」
頭が混乱する幸子…
「まさか、お母さんがこんな場所に…運転する男はお父さんじゃない…お母さんが不倫…まさか、あのお母さんが!」
何も知らない彼は同じラブホに車を入れようとして来る。
「ここは嫌…他の所にして」
叫ぶような声を挙げる幸子。
その声に驚いたように車は入り口を通り過ぎる。
そんな事を知るはずもない静子は清水に連れられるように、ホテルの部屋に入って行く…
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