その②
大学の友人に会わないように、車で少し離れた場所へ行きました。
駐車場に車を停め、三田君と二人でブラブラと歩きました。
歩いてみると、想像以上にミニスカートの丈が気になる。
「ねぇお店に入ろうよ」
「何だ? もう腹が減ったのか?」
「違うよ。やっぱり恥ずかしくって、思ったよりも疲れちゃったよ」
仕方ないな、と言いながらも適当な居酒屋を見つけて入ってくれました。
その店の席は半個室になっていて、かなり安心できました。
居酒屋だけど、僕は制服で、三田君は車なのでアルコールは無し。
頼んだ料理を待っていると、1人の中年が来て三田君に声をかけました。
「三田じゃないか、久しぶりだな。こんな所で会うとは思わなかった」
「あ、先輩。お久しぶりです。たまたま寄った居酒屋なんですよ」
「ところで三田。可愛い子を連れてるじゃないか。彼女か?」
「彼女? う~ん、彼女と呼んでいいのか疑問ですけどね」
「彼女じゃないのか? それなら俺が口説いても構わないか?」
「先輩は変わってませんね。ダメですよ、よく見た方が良いですよ」
この先輩は僕が男だと気付いてない様子である。
「よく見て良いのか? じゃあ隣に座らせてもらおうかな、へへへ」
三田君と向い合せに座っていたので、三田君の隣も僕の隣も空いていた。
僕の隣に座ると、顔から胸、腰、お尻と舐めるように観察し始めました。
「色白で細見な素敵体型じゃないか。特に脚は綺麗で美味しそうだぞ」
「先輩、本当によく見てくださいよ。マジで素敵体型ですか?」
「それは・・・少し貧乳気味だけど、それはそれで良いものだよ」
「貧乳気味、ですか? 先輩」
「三田。このくらいのバストはモデルなら普通だぞ。素敵じゃないか」
「結衣、先輩に本当のことを話してあげてくれる?」
「すみません。実は僕、男なんです。ごめんなさい」
「ははは、なんだそんなこと・・・・えっ? 男? 」
「はい。なかなか言い出すタイミングがなくて・・・・」
「いや、しかし、そう・・・驚いたよ。どこかの店で働いてるの?」
「いえ、学生です。こんな格好するのは初めてなんですけど」
「初めて・・・そうか・・・ふ~ん、そうか・・・」
「先輩、何を考えてるんですか? 変なこと考えないでくださいよ」
「バカ、普通に驚いてるだけだよ。それよりTVの仕事に興味ないかい?」
「先輩は放送局に勤めてるんだよ。結構、偉いポジションなんだぜ」
「テレビの仕事なんて考えたことないけど、興味はありますよ」
「興味ある? じゃあ、もし何かあったら紹介するから連絡先を教えて」
「わかりました。何かありましたらヨロシクお願いします」
「先輩、結衣への仕事は僕を通してくれないと困りますよ」
「そうなのか? マネージャーみたいだな、三田は。まぁわかったよ」
先輩は別の用事があったようで、そこまで話すと店を出て行きました。
「俺さ、結衣のマネージャーになろうかな」
「何を言ってるの? 僕らは大学生だよ。マネージャーなんて・・」
「いや、先輩も気に入ってくれたし、これから仕事がもらえるかもしれない」
「わかりました。もし仕事が来たら三田君がマネージャーを頼むよ」
「本当だな。絶対に約束だぞ」
変な方向にも話が進んだけど、とりあえず初の女装体験は無事に終了しました。
帰りに三田君が、パジャマを兼ねた部屋着を買ってくれました。
キャミソールにショートパンツ、ガウンも付いたネグリジェです。
ネグリジェは許すとしても、色がピンクなのがちょっと恥ずかしい。
三田君の部屋では僕の意見は通らないので我慢するしかないか。
これでは痴漢から逃げられても、あまり変わらない気がする。
今のところ三田君は約束を守り、SEXしてこようとはしません。
ベッドが一つしかないので一緒に寝ているというのに。
でも今朝、下腹部に違和感を感じて目が覚めました。
寝ぼけた気分が晴れると、三田君にフェラされているのに気づきました。
起き上がるタイミングを逃し、三田君がフェラし続けるのに耐えました。
しかし耐え切れずに射精、三田君の口の中に吐き出しました。
三田君はそのままジュルジュルと音をたて、僕の精液を飲み干しました。
そして僕の下半身を綺麗に直すと、また僕の隣で横になりました。
思い出してみると、昨日も妙にエッチな夢を見た気がする。
夢の中で射精した気がしたけど、あれは現実だったのかもしれない。
僕はまだフェラしたことないけど、精液はどんな味がするのかな。
でもこの状況だと痴漢と三田君が入れ替わっただけに思えてくる。
今日にでも三田君の居ない間に、この部屋を出て行った方が良さそうだ。
そんなことを考えていると隣で三田君が動き始めました。
僕のお尻の辺りに股間を押し当てて、怪しげな動きをしている。
ネグリジェ越しではあるが、しっかりと勃起しているのがわかる。
「う~ん、もう朝かぁ。何時かな? もうそろそろ起きる時間かな」
「お早う、結衣。今日もよく眠れたかい?」
「うん。途中で目が覚めることもなくグッスリとね。三田君は?」
「お、俺もだよ。結衣の声で起こされるまでグッスリさ」
「あ、ごめんなさい。起こしちゃったね。本当にごめんね」
「別にいいよ。でももし気にしてるのなら、お願いをしてもいいか?」
「何? 何? 何でも言って。一つだけなら何でも許してあげるから」
「え、何でも? 本当に何でもいいのか?」
「うん、いいよ。あ、でもSEX以外ね。それは約束だからね」
「よし。それならフェラチオしてくれないか?」
「僕が? 三田君のを? 」
「当然だろ。なんで俺が結衣のをしゃぶるんだよ」
「そうだよね。フェラチオか。したことも、してもらったこともないな」
「そうか。俺もフェラしたことはないけど、してもらったことはあるぞ」
「でも、どんな感じでやればいいのかな。よくわからないや」
「俺が教えてやるから安心しろ。何でもいいんだろ。そう言っただろ」
「たぶん掃除か朝食の用意くらいだと思ってたから、少し驚いただけ」
「まぁ俺も特にフェラして欲しい訳じゃないけど、結衣がそう言うからな」
「うん、わかった。でも、本当によく知らないからさ」
「でもAVは見るだろ? 結衣も男だからオナニーくらいするよな?」
「僕、AVなんて見たことないよ。オナニーもしたことないよ」
「マジ? それなら溜まったヤツはどうなってるんだ?」
「どうって、時々朝に・・・汚れてるけど・・」
「大学生にもなって夢精してるのか? そりゃダメだぞ」
「ダメなの? 」
「いや、結衣らしいと言えば、まぁ結衣らしいかもな」
いいのか悪いのか、よく分からない答えが返ってきました。
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