その⑨
全員をフェラし終え、まだ裸のままだった僕は服を着ることにしました。
パンティを身に着けている時に、後ろから声が聞こえました。
「最後の奴だけ特別に感じたよな。なぁ? どう思う?」
「そうだな。アイツだけは特に丁寧に舐めてたように感じたな」
「そんなことないです。最後だから少し力が入ったかもしれないけど」
「じゃあ俺を最後にしてくれよ。人のを見てるのは地獄なんだぜ」
「あ、最初でしたね。そうですよね、それでは・・・」
「おい、それなら俺も頼むよ。俺もこんなになってるからさ」
「お前ら、もう許してやれよ。結衣も、こんなことはもう止めろ」
「いいよ、三田く・・えっと、二回目を希望する人は手を挙げてください」
危ない、危ない、危うく三田君の名前を呼ぶところだった。
予想通り、三田君以外の全員が手を上げていました。
「結衣、もういいから。何もしなくていいんだよ」
「ちょっと黙っていてください。僕なら大丈夫だから」
三田君にはあまり目立って欲しくない。
ここは早く終わらせないとマズイな。
しかし二回転目、疲れのせいかペースが上がらない。
「おい、まだかよ。もう待ち疲れてきたぞ」
「俺はもうフェラはいいから、結衣ちゃんを抱きたいな」
「電車での続きをしようぜ。結衣ちゃんもその方が楽だろ?」
返事をせず、僕は黙々とフェラを続けた。
「無視かよ。それなら俺達も勝手にやらせてもらうからな」
一人の男に後ろから抱きつかれ、胸を揉まれ始めました。
また別の男はパンティを脱がせにかかる。
「パンティはそのままにしておけよ。俺はその方がいいんだ」
「可愛いチンコを拝ませてもらうだけだよ」
「今は俺の番だぞ。パンツはお前の順番で脱がせよ」
余計な会話のせいか、男のモノが萎えるを感じた。
もう少しだったのに・・・それで僕の気持ちが切れたのを感じた。
「すみません、無視ししたりして。痴漢プレーに変更させてください」
「そうと決まれば服を着なよ。その方が盛り上がるからさ」
僕が服を着ている間に、男達でルールを決めていた。
僕は目で合図して、三田君にも参加するように促した。
プレーは男達が個々に一人で痴漢する、制限時間は一人五分間。
一人ずつ相手にするとなると二時間くらいかかりそうだな。
それで痴漢プレーをした人は順次帰宅する。
二回目のフェラを済ませた人達は最後に参加できることになった。
まず一人目は電車で吊り革を持って立っているというパターンでした。
背後から触る、遠慮なく触る、ただただ触る。
実際に電車内でやれば、周囲の人が絶対に気付くだろうな。
とは言え、僕は全裸にされたけど一般の乗客は気付いてなかった。
もしかすると普段からこんな風に痴漢しているのかもしれないな。
五分経過し、次の人と交代。
やはり同じように背後から痴漢、もっと工夫すればいいのに。
微乳ではあるが、胸を触る人が多くて乳首が痛くなってきた。
多少の変化はあるものの、触るだけ触って帰宅する痴漢達。
残っているのは大将と二回目のフェラをした五人の計六人になった。
三田君も僕の指示で、他の人と同じようにプレーして帰宅していた。
「俺達はまた結衣ちゃんの裸が見たいな? 」
「あ、はい。では脱ぎますね」
「いや、俺達が脱がしたいんだよ。いいかい?」
「えぇいいですよ。どうぞ」
男達五人が僕に飛び掛かり、押さえつけ、服を引き裂き始めました。
「どうだい? こういうのは? 経験ある?」
「ちょっとヤメてください。服が着られなくなってしまう」
「もっと抵抗しろよ。嫌がる顔が見たいんだから」
「嫌だったら、もう。買ったばかりの服だったのに」
「では裸になって寝てもらおうか。仰向けで、手足をもっと広げて」
大の字で横たわると、四人が一本ずつ手足を押さえつけた。
「こんなことしなくても抵抗なんてしませんよ」
「抵抗して欲しいんだけどな。そういう画が欲しいんだから」
スマホを取り出し、レイプ風な画で撮影を始めました。
一通り撮り終えると男は意外なことを言った。
「よし、じゃあ終わりにしようか。これで解散な」
「そりゃないだろ、レン。これからだろ?」
「この辺でいいだろ。俺達は二回目のフェラもしてもらった訳だし」
「いやいや、それはないよ。俺達はこの後が楽しみなんだぞ」
「俺が決めたことに逆らう気か? 誰のお蔭で・・・」
「分かったよ、クソっ。何がどうなってやがる」
急遽の解散となり、僕も大将から服を借りて帰宅することになりました。
帰りの準備をしていると、別の男が声をかけてきました。
「なぁ俺達にも連絡先を教えてくれよ」
「俺達にも? 特に誰かに教えたりしてませんよ?」
「レンには教えているんだろ? 今回の仕切りはレンだと言うしな」
「あ、あぁそうですね。そう言えば知っていますよね」
「それなら俺達も教えてもらっても良いだろ」
「いやダメだ。俺だけで充分だよ。俺が代表だからな」
「レン、それはズルイだろ。俺達にも連絡させてくれよ」
「ダメだ。俺だけだ。結衣、ここにTELしてくれ。直ぐに」
「みなさん、レンさんがそう言ってますからスミマセン」
言われた番号にTELしたけど、誰も電話には出ませんでした。
そこで解散となり、みんなバラバラに帰っていきました。
駅に向かう途中、携帯に連絡が入りました。
「今から会えないか。どうしても話しておきたいことがあるんだが」
「さっきの番号はアナタの携帯でしたか。何か用ですか?」
「今からココに来いよ。来ないと秘密をバラすぞ」
「わかりました。何処に行けばいいですか?」
指定された場所へ向かうと、そこはラブホテルの前でした。
「よし、来たな。こっちだ」
「ちょっと待ってください。秘密って何ですか?」
「だからこれから話すんだよ。黙って言われた通りにしろよ」
「アナタこそバラしますよ。レン君の名前を騙っていることを」
「知ってたのか。そんなこと言っていいのか? 気付いたんだよ、俺」
「何に気付いたんですか? 偽物レンさん」
「俺の本当の名前は鬼頭だ。レンは止めてくれないか」
「わかりました、鬼頭さんですね。それで何に気付いたというんです?」
あまり時間をかけると三田君への言い訳が難しくなりそうだな。
「僕、これから用事があるので急いでもらってもいいですか?」
「そう思うならホテルに来いよ。早く済ませたいならな」
「偽物だとバレたら代表なんて認められないでしょ?」
「それなら彼氏に代表をやってもらうのか? それはそれで残酷だぞ」
「彼氏? 何を言ってるんですか?」
「俺は結衣のファンなんだよ。DVDを何度も観てるんだよ。何度もな」
「そうですか、ありがとうございます。だから、何に・・・あっ」
「あの男、どこかで見たと思ったら、二枚目のDVDに出てた男だよな?」
「・・・・そ、それは・・・その・・」
「俺達を探っていたのか。まぁいい、誰にも言わない。だからいいな?」
「わかりました。今回だけホテルでお相手しますから」
「今日だけで終わるはずないだろ。みんなにバラすぞ。いいのか」
「それなら僕もバラしますよ。一度で我慢してくださいよ」
「まぁいい。しかし俺は凄い映像を持っていることを忘れるなよ」
「僕はAVに出てるんですよ? あんなのが凄いはずないでしょ」
「むむむ、こんなはずではなかったが・・・」
「それより一つ質問なんですけど、レン君のことを知ってるんですか?」
「知らないさ。誰も名乗り出ないから、俺が手を挙げただけだよ」
一度きりの約束でホテルへ入り、鬼頭には満足してもらうことにしました。
僕を脅して好き放題にする予定だったらしいけど、それは無理。
それであの時、急に何もせずに解散したんだな。
結果的にではあるが、鬼頭のお蔭で複数の男とはSEXしなくて済んだのか。
年の功というべか、経験の差なのか、鬼頭の方が三田君よりも上手でした。
何度も声を上げかけては、我慢するのに苦労した。
また誘われてあげようかな、などと思っている僕でした。
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