開店したばかりのショッピングセンターには客も疎らであった。
静子は何を買う訳でもなく、ショッピングセンター内を歩く…安く成った子供達の衣服に目が行き、あれこれと品定めをしながら何枚かの衣類を買う。
紳士物と隣り合わせにマネキンに飾られた、静子にしてみたら悩殺的な下着がマネキンの中の明かりに照らされている…そんな下着を眺めながら、静子は淫らな妄想をしてしまう…
つい見惚れてしまう静子は人の気配を感じ、ふっと気配の方に視線を向ける…
静子を見て居たのは二十歳後半から三十代の男性…
視線が合った男性は狼狽えるように目を泳がせ、照れ隠しの会釈をすると、その場を離れた。
会釈をされた静子も無意識に会釈を返し、下着に見惚れあらぬ妄想に掻き立てられた自分を羞恥した…
売り場を一周した静子は喉の渇きを覚えコーヒーショップに立ち寄る、カップに入ったコーヒーを持ち空いてる席に座ると、目の前の席には先程の男性が座っていた…
少し驚いたような表情で静子は再び微笑みながら会釈をした。
男性も驚いたようで、でも確りと会釈を返して来る。
静子はコーヒーを口元に運びながら、目の前の男性を意識してしまう…
そんな静子に何かを感じ取ったのか、徐に席を立ち静子の前に来る…
紳士的に、先程の視線の事を詫び話かける、静子も淫らな妄想をしてた事に羞恥を感じながらも、返事を返す。
前に座る男性は、がっしりとした体型で余分な肉は付いてないスポーツマン風だった、話をすると男性は消防士で今日は夜勤明けとの事…
結婚もしていて、でも未だ子供は出来ないらしく…奥さんは小学校の教師をしていて、互いに忙しく生活のズレも有り一緒に過ごす時間は少ないらしい。
そんな話を続ける内に静子は目の前の男性とのセックスを妄想してしまう…
それに察した男性は、奥さんとも最近はレス状態が続き、一人で処理してると小声で話し笑う。
静子の股間は男性の話しに忽ち溢れる程の潤いを覚えてしまう…
その先を、どんな話しをしたのか覚えてなく、気づくと買い物袋を抱えたまま男性の車の助手席に座っていた…
※元投稿はこちら >>