徹と涼子は、またデートをして例の店に行っていた。明日は休日ということもあり、お客が多く店長も忙しく働いていた。
今夜は荷物が少なくなるように相談する二人は数点を選び購入した。
店を出ると家では無く、ホテルに向かう。たまには気分を換えて思いっきり雰囲気のあるラブホテルに入り部屋を選んだ。
「素敵な部屋があいててよかったね!」
部屋中を見てまわり、はしゃぐ涼子。
「お風呂貯めていい?」
お風呂を見に行った徹が大きな声で言ってきた。涼子も行ってみる泡風呂用のボトルを見つけた。
「泡風呂できるよ!」
「いいねぇ!!」
石鹸をいれて勢いよくお湯を貯めはじめた。
「いい香りだね~」
薔薇ぽい石鹸のほのかな香りがバスルームに漂ってくる。
「早く入ろう~」
服を脱いで涼子を誘う。
涼子が何かをもって入ってきた。
「なに?それ?」
徹が不思議そうにきく
「さっき買ったの。」
「いつの間に?」
「一緒にあったよ!」
「なんなの?」
「媚薬だって!」
「えっ!?俺の?」
「うん。飲んでみて」
「危なくない?」
「うん…たぶん」
「たぶんって?」
涼子の笑顔に負けて口にする徹。
「なんか変わった」
「そんなにすぐ変わるの?なに?どうなんの?」
不安な徹は自分の体を確認する。泡風呂の中なので泡にまみれていたものの何も変わった様子は無かった。
泡で遊ぶ涼子を見ていたら、そんなのどうでもよくなってきた徹。一緒に泡で遊ぶ。
「のぼせてきたかも…」
涼子が少し赤い顔で呟いたので二人でシャワーを浴びて泡を流した。
お風呂もお湯をぬいた。
お互いを拭いてベッドに手を繋いでベッドに移動した。
すごくフワフワな布団に包まれる二人。
「ヤバい気持ちよすぎて寝ちゃいそうだよ」
涼子があわてて
「徹、寝ちゃダメぇ」
甘えてキスをした。
いつもと同じキスなのに躰が熱く燃えてくる感じがした徹。媚薬のせいか全身から体毛が逆立ち汗が滲む。涼子も異変を感じたほどだった。
「大丈夫?」
「うん。体が熱いだけ」そう言った徹が唇を重ねてきた。いつもよりも激しく熱く舌を絡めてきたようだった。
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