瞳の頭をポンと叩いてシャワーを浴びる川口。
瞳は中途半端に火照った躰をどぉーするか考えていた。目の前にあった極太のディルドを自分で奥まで挿入し、さっさとスッキリした。こんなところをご主人様に見つかったら、またお仕置きされる。しかし今夜はすでに遅い時間でプレイする時間は無いことも分かっていたからだった。
しっかりと帰り支度を整えた川口がベッドに腰掛けた。
「お前も早く帰れるようにしなさい。残念だが、今日はもう時間が無い。涼子のことは何か変わったことないか?」
「いつも通り旦那とラブラブみたい。休みの前日は何時間もセックスしてるみたいよ。すっかり楽しんでる感じだったわ」
シャワーも浴びずに着替えをして帰り支度を終わらせる。自分の中に挿入されてた玩具たちを丁寧に洗うと川口に返した。
「そうか。分かってるよな?お前!?」
瞳を睨む川口。
「分かってます。憲剛の事は何も言いません!」
二人はホテルを出ると別々の方向へ歩き出した。
瞳は旦那にメールした。
【終わりました。これから帰ります(^-^)/~~】
瞳の夫。メールを見るなり興奮する。衝撃の光景を見て以来、変な欲情を覚えてしまった。
そもそも川口の会社の取引先で接待をしている時に例の会に誘われた。
「夫婦でこの会に参加すれば、悪いようにはしないから安心してくれ!」
と川口に言われて藁にもすがる思いで夫婦で参加した。おかげで仕事は順調に進んでいたが、すっかり性癖を植え付けられてしまったのだ。
後になって…夫は川口が瞳の幼なじみだと知った。昔話があるだろうと三人で会った時に現在の関係が出来上がってしまったのだ。
瞳が家に帰ると夫が待ちかまえていた。すでに興奮している夫は激しく瞳を犯していく。瞳と川口のプレイはより夫婦を燃え上がらせていた。
瞳は夫婦仲は良好だったがセックスレスであり解消したのも、川口に誘われた例の会が発端だったのだ。
真反対の状態で夫婦仲も悪くセックスレスなのは川口だけだった。
というのは最も厄介な性癖があることを妻は知らない。なかなか勃起しないのは憲剛が病気だと思い込んでいて、こんな遊びを夜な夜な繰り返すなど考えも及ばなかった。
何故か憲剛は義父に気に入られていて、そんな状況でも仕事ができる憲剛を手放したくなく離婚という話は全くでなかった。
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