携帯を握りしめ出勤してきた徹を見て川口は確信した。
「おはよう。ミッション成功かな?」
「今晩、飲みに行きましょう!その時に…」
ニヤニヤする徹。
「そんな顔してたら仕事にならないだろ!」
ピシャリと言う川口。
「乾杯」
ビールを飲む川口と徹。
「今日は1日長かった」
「そんなに話したかったのか?ノロケ話なんか聞きたくないぞ!」
「いや、報告ですって」
携帯を握りしめ笑顔の徹が話しはじめた。
「で、そこまで話しといて写真は見せてくれないわけか…まっ、他人の奥さんに興味ないけどな」イヤミぽく言う川口に何も言い返せない徹。
「いいや、無理に見せろって言ってないぞ!中学生じゃあるまいし、女の裸が見たかったらいつでも見れるしな。」
「女の裸じゃないです!涼子の裸です!!」
「そこに反応する?本当に奥さん一筋だなー」
苦笑いする川口に照れ笑いの徹。あと一押しだ。
「綺麗な嫁さん見せびらかしたいんだろう?」
「そういうわけじゃ、ないですけど、じゃ、ちょっとだけ見てみます?」
しぶしぶ携帯を操作して騎乗位で逝く涼子の写真を見せた。
「ほほぅ~いい女だね」
そっけなく言う川口に
「それだけですか?こんな綺麗なのに!これなら、どうですか?」
もう一枚、後ろから突かれて逝く涼子の写真をみせた。川口は何の反応もしない。結局、このやりとりを繰り返し全部の写真を見せてしまった。
「これさぁ、玩具とか使えばタイマーじゃなくても写真撮れるじゃん」
今回はミッションとしてでは無く誘導しようと考えた川口。
「そーゆーの嫌いか?」「いや!玩具なんて普通は使わないでしょ?」
どぎまぎする徹。
「使ったら奥さんもっと悦ばせられるぞ!知ってる店があるから今から行ってみようか?」
と言って、店に電話する川口。
「ちょっと待って下さいよ~そんなお店に行きたくないですよ!」
「大丈夫だって。今度の打ち上げのビンゴの景品だって悩んでただろ?」
「そんな景品ダメです」
「結構、盛り上がるよ」
強引に会計をして、徹をアダルトショップに連れて行った川口。
初めて入る店内に目を輝かせ興奮が隠せない徹を川口がなだめる。
「そんなに興奮しないでゆっくり見るといいよ。店長と話してくるから」
徹を残して川口は店の奥へと入って行った。
徹の頭の中には涼子が感じまくる姿が浮かび、無意識に似合う下着を探していた。
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