閉め切られた窓の障子、薄暗い部屋の中で分厚く悩ましい布団の中に引き込まれる、てる子。
夫や周りの気配を気にしながら彦則に抱かれるのとは違い、ここは二人だけの空間。
冷えた体の、てる子を布団の中で抱きしめて行く。
「温かい…」
てる子も彦則に、きつく抱きついて行く。
自然に重なり合う唇の音が静まり返った部屋に淫らに響く。
唇を重ねたまま彦則の手先は、てる子の肌を撫で這い回る、小さな乳房を掌に包み込み乳首を指に挟み撫で回して来る。
その快感に喘ぐように、てる子は重ねた唇から声を漏らし身悶える。
彦則の手が下着に掛り、ゆっくりと、てる子の腰から太腿へと脱げ落ちて行く。
「てる子…愛してるよ」
彦則の声に何とも妖しげな表情を浮かべ、てる子は離した唇を自ら彦則の唇に重ねて行く。
花模様の真っ赤な掛布団が退けられ、真っ白なシーツに仰向けに成る、てる子の股間に彦則の顔が埋まる。
「あぁぁ、あんた~ぁ、気持ちいぃ~っ」
彦則に下肢を掴まれ逃げ場のない快感が、てる子を貫く。
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