友人「ツル キョウヤさん、」
ぼーっとしてると友人が切り出した
友人「うちの会社の株、半分くらい持ってる人」
月「まじ?」
友人「こんな事でうそつかねー。」
友人は呆れ顔でそう言った
友人「お前本当にひょっこりあらわれるなあ、ここで店やってるって言ってなかった?」
友人「オープンしてすぐ来いよ。もうオープンして三ヶ月は経ってるよ」
友人「来週ニューグランド東京店舗もオープンも控えてて忙しいのに。」
彼はテーブルの片付けをしながらそう言った
月「私も私で忙しいの。新ブランド開設で右往左往だよ」
月「以前までは開設の時に営業でぐいぐい回れたのに其れどころじゃないし…」
友人「営業したいなら来週のプレオープン来る?比較的企業で力持ってる人ばかり呼んでるし」
月「ほんとに?あんた優しすぎ!」
月「良い友達を持ったなあ~」
??「本当に、良い友人を持ちましたね」
こんな事になるなんて思わなかった
前回の窓から夜景が見える
そして、暗い部屋の中
背後には重いオーラが
肩を掴まれ、やはり と確信をした
「そう思いませんか?」
低くて艶っぽい声
こんなすぐに聞くことになるとは思わなかった
顔は見えないが相手が誰かは解る。
肩が開いたパーティドレスにふれたその手は一週間ほど前に握った手だった
(売られた…)
しかしプレオープンの案内は友人のお店の人にしてもらった
手違いかもしれない
私はつい15分ほど前の出来事を思い出した
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