お湯に浸りながら、彦則との行為を思い浮かべ肉体に手を這わせる。
指先が自身の股間に伸びる…。
あっ!あぁぁ…。
彦則との感覚が甦り、てる子は下肢を振るわせると同時に、夫の顔が浮かび上がる。
夫では無く、彦則に教えられた性の悦び、淡白な夫は、てる子の上に重なると、てる子の快感が高まる前に果てて行くだけ…それが彦則は荒々しくも、てる子を愛しむように丹念に責めて来る。
彦則に依って絶頂を教えられた、てる子。
その部分から痺れるような感覚が全身に広がり、身体の力が抜け、深い溝に堕ちて行く感覚に、てる子は彦則にしがみ付き不安な言葉を口走る。
彦則は嵌めたまま、てる子を抱きしめると…
「義姉さん逝ったんだね」
と耳元で囁くように言う、快感を通り越し気が遠く成る感覚が逝くと言う事を初めて知る、てる子。
襞を開き淫豆に触れてみる…あぁ!嫌らしい、こんなに膨れてる。
てる子は浴槽の中で初めて自慰で逝く。
火照る身体を丹念に洗い、風呂を出て夫が寝て居る寝室に戻る。
背徳感から夫に背を向け静かに眠りにつく。
翌日も、また次の日も彦則と、ふたりだけに成る時間は来なかった、彦則に抱かれたい…蕩けるような愛撫を受けたい、枯れる事のない熱い肉棒で突かれたい…。
てる子の淫な思いが日に日に昂まって来て、自分自身でも淫な女に成った事を自覚させられる。
「義姉さん昼から畑に出て来い」
彦則も我慢が出来なく成ったのか、夫が近くに居るにも拘らず耳元で言う。
夫の手前、てる子は聞き流すように彦則から直ぐに離れる、しかし、てる子の股間は彦則の言葉に自分でも分かるくらいに一気に熱く潤んで行くのを感じた。
昼を済ませると、夫に畑に行って来るから…と告げ、身仕度をする。
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