「ぷっ 貴方、重度の包茎ね。」
羞恥と恥辱で、顔から業火の炎が吹き上がらんばかりの私に、
検査官の追い討ちを駆ける言葉。
けして、他人には見せてはならぬ秘密を晒してしまった。
「記録をお願いします。」
傍らで控える若い婦警が、デジタルカメラの準備を始め。
全裸の私に、レンズを向ける。
「や、辞めてください!こんな姿。」
声を、振り絞って抗議の言葉。
「 カシャッ! 」
抗議の言葉も虚しく、私の全裸が記録として残された。
「主任っ、これは。」
緊張で、縮こまっていた我が愚息が、場所も弁えずに。
私の意志に反し、頭を持ち上げだしていた。
やばい!こんな時に。こんな状況に!
なんで、こんな事に。俺が、何をしたって云うんだ。
意識を他所へ飛ばそうと、努力すればするほど。恥ずかしい
男の変化を自覚せずにいられない。
「違う!私の意志ではない。」「そっ、これは、男の本能がすること、
私が故意にさせている事ではありません。」
もはや、言い逃れもできぬ股間の変化。
先端部は、早くも腹へ接地せんばかりの勇ました。
「何が、違うと言うのですか。もはや、言い逃れはできません。」
「 カシャッ! カシャッ! 」
「主任、接写の記録も必要ですか。」
最悪!確かに、言い逃れもできぬ状況に、意識さえ遠のく私がいた。
「弁護士さん、ご確認ください。この男は、マゾ予備検査において、
完全勃起の陽性反応を示しました。」
隣で、この状況を観ないように伏せていた女弁護士。
意を決し、顔を上げ。私の姿を目に焼き付けてしまった。
「 確認しました。」
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