「マゾの嫌疑を持たれ、さぞ不愉快でしょうが。ここは一刻も早く
嫌疑を解き、釈放されるほうが賢明かと存じます。」
狭い密室に閉じ込められ、程なく現れた女弁護士に説得され、
渋々「マゾ簡易検査」に同意しました。
「強制尋問、虐待暴行が無きよう。私も検査には同席させて戴きます。
どうか、安心して検査をお受けくださいね。」
地獄に仏、今の私には藁にも縋りたい心境のなか、
弁護士の言葉が、唯一の味方 心強く頼もしく感じられた。
マゾ簡易検査と称し、3人の婦警が狭い室内へ入ってきた。
机を挟み、対峙して着席。私の隣へは女弁護士が座る。
「では、マゾ簡易検査を行います。検査には、全裸で受けて戴きますが、
よろしくお願いします。」
全裸! 事務的に発せられた言葉に、思わず聞き返す私に。
隣に座る弁護士は、ただ無言でうなづくだけであった。
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