女弁護士の話は終えたのだろうか。
私には、まったく理解できぬまま、侮蔑の眼差しで立ち去ろうとする弁護士。
「近日中には、面会に行けると思います。では、また。」
女弁護士と入れ替わりに、また女が2人。
迷彩服に身を包むその姿は、戦闘員を思わせる。
またしても新たな女達に、私の全裸姿が晒された。
「立て!お前を、収監所まで護送する。」
無駄な飾りのない命令的な言葉。まさか、このまま護送もあるまいと。
「ふ、服はどこでしょう。私の服を返してください。」
威圧的態度の女に、萎縮してしまった私は恐る恐る最低限の要求をした。
「お前のような、マゾに着せる服などない!」
「つべこべ言わず、さっさと立って手を後ろ!」
後手に手錠、首には皮製の首輪が装着された。首輪後部から伸びる鎖を
後手錠に連結されると、必然的に顔を伏すことも出来ない。
股間に強い激痛と圧迫感。 「うっ!」 倒れそうになる私を鎖で支える女。
さらに、私の股間に何かを施すもう1人の女。
睾丸と陰茎の根元を容赦なく絞る皮紐。余った紐は、陰茎部をさらに何重にも
巻き上がるのであった。
「お前、よほどのマゾだなぁ。先走で、ベトベトじゃぁないっか。」
股間拘束を終えた女が、私に向かって侮蔑の言葉を投げてきた。
違う!私はマゾ何かじゃない!大声で叫びたい言葉を、呑みこんだ。
「さぁ、歩け。これからお前を、死ぬほど恥ずかしいめに合わせてやる。」
「お前がどれほど、否定しようとも。お前の体は正直に、お前が何者なのかを
教えてくれる。自分が何者か、自分自身で思いしるがいい。」
密室だった、狭い小部屋のドアが静かに開けられた。
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