幅1m50 奥行き2m 高さ1m と、云った所だろうか。
四方を鉄柵で覆われ、床はフローリング材。
両側はブロックで仕切られ、視界は、正面しか窺いしれない。
おそらく、両サイドも同じつくりであろう。
辛うじて、手足だけは伸ばせそうである。
皮紐で擦り切れた股間も、今は出血も治まり。傷口は瘡蓋となり
つつあった。 痛みは、それほどでもない。
ここへ来て、どれ程の時間が過ぎたのだろう。
そう云えば、朝。家を出てから、食事はおろか、水1滴飲んでない。
何か、飲み物が欲しい。
私とトラックで運ばれた男達は、どうなったのだろう。
隣の檻にいるのだろうか。
ここはいったい、何処なのだろう。 水が欲しい。
「 東部方面災害支援隊 駐屯地 」
これは、表向きの名称である。
陰の正式名称は。
「 東部方面 マゾ収監所 」である。
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