正座した体を、上体だけ後ろに反らし。
口を大きく開放させて突き上げました。
密林の向こうに密やかに走る肉の亀裂。
私の頭を挟み込み。
「いい、こぼさずにお飲み。」
神秘的な肉のひだの間が、突然盛り上がった瞬間。
その時は、訪れた。
我、口に注がれるご聖水。
口の中、いっぱいに注がれた聖水で呼吸ができず、
鼻から空気を摂り要れようと喉奥の筋肉を緩めた時
嫌でも、飲み込まざる得ない。
一度飲み込んでしまうと、罪悪感も薄れる。
アンモニア臭は、さほどでもない。
しいて言うなら、濃いめの日本茶というところか。
久しぶりの水分の潤いに、無我夢中で喉をならす。
清流の流れが、一旦止まった。
私の飲み込みを待つようである。
36度程度に温められたご聖水だが、もう少し冷えていたら
さぞ、美味かろう。
清流の流れが再び注がれた。
「こいつ、小便飲みながらビクビクさせてる。」
「ショん便飲みながら、射精するかなぁ。」
女達のあざけりの声は、いまの私には届かない。
命を繋ぐ、聖なる恵みの水に私は夢中でありました。
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