トラックに載せられた全裸の私達3人。
ハンブラーの拘束で、腰掛けることも許されず。
荷台の上で、しゃがみ込むことしか出来ません。
私には、それ以上に気になる事が起きていました。
こんな時に、勃起とは。何とか兵士に気づかれず
収まってくれたら良いのですが。
3階建ての白く大きな建物、外の世界とを遮蔽する敷地に
張り巡らされた高塀。
ここが、かなり大きな施設であることを伺わせた。
走り出したトラックの向かう先には、
ダンプカー数百台にも及ぶ大きな砂の山。
トラックから降ろされた私達3人に、課せられた命令は
土嚢つくりの肉体労働であった。
袋へ一律20kgの砂を入れ、口を厳重に縛る単純労働では
ありましたが。
昨日来、飲まず喰わずの肉体には、体が思うように動きません。
私達を監視する女兵士達といえば、まるでバカンスかの
ように、パラソルルの日陰に長椅子に横たわって楽しげに
談笑しておりました。
脇で作業していた男が、崩れるように倒れた。
炎天下のした、飲まず喰わずの肉体が脱水症状であろう。
近寄る兵士が、
「どうやら、限界のようね。我慢せず、飲ませてくださいと。
懇願すれば。」
倒れた男が、屈服した。
「どうか、私にご聖水をお恵みください。」
監視の兵士達に爆笑の渦が起きる。
「其処の包茎、お前はどうする。」
もはや、私とて肉体の限界は過ぎていました。
おぞましい言葉を口にせねばなりません。
「私に、尊きご聖水をお恵みください。」
頭の中に、白い霧が立ち込め思考回路はショート
した。もはや、私であって私では無いかのように。
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