第4章 - アイ・イン・ザ・スカイ
偶然の重なりに思えるほど時期も似かよっていることを思い出していた。
やはりブログの訪問者であった「かおり」と言う名のシングルマザーに調教体験させたのも1年前の5月の中旬だったはずだ。当時関わっていたプロジェクトで日本を約1ヶ月間離れ現地に滞在することが決まり、かなりテンションが高かった。
そして高いままのテンションでかおりを迎え入れたため、かなり大胆な振る舞いをしたし大胆な命令もしたことを思い出し笑いする。
郊外の駅まで車で出迎えてくれたかおりを最初に連れて行ったのは駅からさほど遠くない大型ショッピングモールだった。屋上のパーキングに車を停める逢えた喜びを激しいキスで伝えた。
制服の警備員の姿を視界の隅に捉えるとワンピースの上から乳房を手で包み込む。先端で自己主張するかのように突起する乳首の感触や乳房の柔らかさが手のひらにダイレクトに伝わる。
絡めた舌を解き放ち耳元で囁く。
「ノーブラの約束を守って良い子だ、かおり」
後で、この乳房に聖水を浴びせることを考えるだけで全身の血か一ヶ所に集中する。無意識にハンドルを握った
ままのかおりの右手を引き、痛いほど固く、熱くなった自らの分身に導く。
「あっ」
まるで静電気に打たれたような声を上げたかおりの耳たぶを指先で弄ぶ。
「誰のせいでこんなになったと思う?」
「グレッグ様、こんな私なのに。嬉しいです」
その言葉には、言葉を返す代わりに右の乳房を包む左手に力を込めて返事する。視界の隅に捉えた警備員の姿がさっきの倍に拡大している、左右の手にパイロンを持って近付いて来る。
「写真で見ていた以上にボリュームがあるし、感触も絶妙だ」
親指で乳首をなぞりながら少し強めに乳房を左右上下に揺すってみる。ノーブラで歩かせると激しく揺れ、男たちの熱い視線を集めることを核心する。
感じているのが更に固くなった乳首の感触から指先に伝わる。五月晴れの青空の下、屋上パーキングにいることが羞恥心を拭いきれないのか、かおりは目を閉じたままでいる。更に近付く警備員には気付いていないはずだ。
警備員との距離が車2台分位になりお互いの視線が重なると、かおりに自慰行為を指示する。恥ずかしさに目を閉じたままのかおりは、一瞬の躊躇の後に決心のためか一瞬頷く。
警備員との距離は更に縮まり、ボンネットの先端から1メートルほどになる。かおりは自らの左手で右の乳房を包み込むと、右手をワンピースの裾から忍び込ませる。
不思議そうな表情の警備員に軽く会釈をすると、その意味を「見逃してくれ」と取ったのか手にした2本のパイロンを丁寧にも右隣のスペースに並べてくれた。パイロンを運んでいた本来の意味は知る由も無いが、隣には車が侵入出来なくなった訳だ。
もとより、平日の午前10時を過ぎたばかりの屋上パーキングに停める車はまばらだった。大半の車は下層階に入庫しているし、エレベーターからも離れたスペースだからパイロンも大した意味は持たないだろう。そう考えると、ここに車を停めた時からマークされていたのかも知れなかった。
警備員はパイロンの位置を何度も修正し、この場を離れようとしない。時折、視線を車内に向けていることから、かおりが何をしているのかも察しているはずだった。かおりの意識には無いものの、5月の優しい陽射しと警備員の目にかおりの自慰行為がさらされた訳だ。
1年前のある1日を思い起こしていると、自分の『目が空の中』にあるかのようにシーンが蘇っていた。そんな時に携帯電話に着信が入った、会議がキャンセルになった代償の仕事の電話が。。。。。
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