三回目は次の日の事だった。
何も気づいてない父親は私が起きて来たのと同時ぐらいに弁当を持って仕事に出掛ける。
何時もの様に、目玉焼きと漬け物、それに振り掛けで朝食を食べる。
朝食が終わった頃に従兄弟が突然現れた。
従兄弟は直ぐ隣の父親の実家で、彫刻師をしていた。
「あらっ、おはよう今日はどうしたの?今頃は仕事に没頭してる最中じゃ無かったの?」
母親が言う。
「何とも上手く思い浮かばないんだ」
「そう…お茶でも飲む?」
私は母親が内職をする場所で遊び始めた。
ちゃぶ台の前に座り従兄弟は、お茶を飲む。
母親は流しに立ち洗い物をしている。
「ちょっと手伝って欲しいんだけど?」
従兄弟が母親に向かって言う。
母親の洗い物の手が一瞬止まり、また洗い始める。
「これが終わったら暫くなら良いわよ」
従兄弟を見る事なく母親は言う。
「じゃ仕事場に先に行って待ってるよ」
従兄弟が、薄笑いを浮かべる表情を私は見逃さなかった。
母親は無表情のまま洗い物を済ませる。
「今から少しだけ仕事を手伝って来るから、お前は家に居なさい」
言い残すと前掛けを外し家を出る母親。
昨日と同じ事をするんだ…。
私は思った。
それと同時に昨日の母親と従兄弟の事が頭いっぱいに浮かび上がる。
その時に私の股間がむず痒く成る感覚を覚えた。
初めて知る例えようの無い感覚に私は気持ち良さを覚えてしまう。
昨日の事を、また見てみたい…。
そう思うと、居ても立ってもおられず、私は母親の後を追った。
従兄弟の仕事場は家の裏にあり、その周りは庭に成って居る。
夏場の暑い時、当時は未だクーラーも無く窓を開け扇風機の風を浴びるのが精一杯の頃。
庭の反対は板塀で道と仕切られて居た。
道と言っても普段は誰も通らない道ではあった。
そこの窓から顔を覗かせると、彫刻の木くずが散らばる所で母親は裸に成って居た。
従兄弟をランニングシャツだけで下半身は剥き出しだった。
その従兄弟の前に屈み母親は従兄弟の飛び出した物を口に含んで、しきりに顔を動かして居る。
「おぅぅ、気持ちいぃ」
「子供が居たのに呼び出して、こんな事をさせる、あんたって本当に嫌らしい」
「直ぐに済ませてょ、あんまり遅いとあの子が変に思うといけない」
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