母親と従兄弟を二回目に見たのは、私が夏休みに入ってからだった。
最初に書いた通に、当時に住んで居た我が家は本当に粗末な家で、父親の実家の二階建ての小屋を改装した建物だった。
一階は二つの部屋に間仕切られ、それに台所と風呂場にトイレ。
二階は物入れと家族三人が寝る寝室のみ、小屋を改装しただけの階段は剥き出しのままだった。
二階で扇風機の風に当たりながら昼寝をして居た私。
柱時計の時刻を知らせる音で目覚める。
腹の周りには母親が掛けてくれたのだろう、タオルケットが寝返りを打ったせいか巻き付いて居る。
窓も部屋の戸も開け放たれた二階の部屋で、再び眠ろうと目を閉じた。
黙って静かに目を閉じて居ると、外からの雑音に混じり母親と従兄弟の声が聞こえた。
話し声に暫くは無視して居たが、何となく争うような声に成り私は、そっちが気に成り寝付けなかった。
もそもそと起き上がり、部屋を四つん這いで這い階段の所から顔を出した。
剥き出しの階段からは母親が内職をしてる部屋が見える。
窓際の作業台に向かい座布団に座り毎日、内職をする母親。
その場所で母親は体の向きを変え従兄弟の手がワンピースの裾の中に入り込んで居る。
その手を拒むように必死の形相で、ワンピースの上から押さえ込む母親。
膝を擦り合わせ足をバタ付かせる母親。
母親を横抱きにするような態勢で従兄弟の手がワンピースの中で蠢く。
母親の拒む声。
ワンピースの裾から次第に抜け出て来る従兄弟の手先。
それと同時に母親の下着も脱げ出て来る。
「二階に子供が昼寝してるの、起きて来たら困る」
「一週間以上も辛抱してる、もう我慢出来ないから、直ぐに済ませるから」
抗うようにバタ付かせる足首から下着が脱げ落ちて行く。
「誰か来たら、どうするの?こんな所で私は嫌よ」
「服は脱が無くて良いから、このままで直ぐに終わらせるから」
階段の所に這いつくばる私の目にワンピースを大きく捲られ母親の白い体に黒い陰毛が飛び込んで来る。
従兄弟の指先は母親の、その部分を這い纏わる。
指先が世話しなく動くと母親の表情は先程とは変わり、眉間にシワを作り唇が半開きに成って行く。
「あぁ、いっ、いぃぃ」
母親の口から声が漏れる。
従兄弟は母親の名を呼びながら、その場に母親を寝かせて行く。
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