「何?本気にした?」
ゆきは馬鹿にしたように笑った。
男はそれに怒り、机を蹴った。
同時にピタリと笑いはとまり、教室にまた静寂。
「処女じゃなかったら満点なんだろ?」
「や、やめてよ。冗談じゃん。」
「じゃあこれは?」
プリントを指差し、聞く。
「え?ち、ちんちん?」
「ペニス」
違う所を指差す。
「ここわかる!金玉!」
「睾丸だ。」
少女のふざけた態度とは相反して鋭く言い放つ。
「実物見たほうがわかるかもな。」
男はズボンのジッパーを開け、自らのペニスを取り出す。そして、少女の白く整った顔へと、近づける。
「や、やめてよ!ちんぽしまえよ!」
「正しく言えばしまってやるよ」
「えっと…ペニス!」
「それをどうしたらいいんだ?」
「しまえ!」
「しまえだと?」
ゆきの襟首を掴み、睨む。
「ペニスをしまってください。」
苦しそうに顔を歪ませる。
「いいだろう。…その前に、ここは?」
「金た……えっと……」
「睾丸」
「そうそれ!……です。」
「今さっきやった事も覚えられないのか。罰が必要だな。」
ゆきの顔から血の気が引いていく。
※元投稿はこちら >>