その日受けた凌辱の数々は
少女達に見えないが決して消える事のない傷をつけた。
真夜中の屋上。
二人の少女は手を繋ぎ、漆黒の闇へと墜ちていった。
翌日、二つの朽ちた少女が発見された。
その後、少年今井の告発により、草薙に疑念の目が向けられたものの、確たる証拠はなく、草薙に罰が下る事はなかった。
「今までありがとうございました。」
「いや、こちらこそ何もしてやれんで。」
「いえ、あらぬ疑いの渦中にあった私を信じてくれたのは校長だけでしたから。」
「……次の学校では、気をつけなさい。疑い等かけられぬようにね。」
「肝に銘じておきます。」
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