「今日は性道徳について勉強していこうか。」
草薙が黒板に次々と写真を貼り付けていく。
体育の時間に撮影されたゆきの写真だった。
「先生それは…!」
みゆが立ち上がったが、ゆきはそれを制止するように袖を引っ張る。
「なあ米沢。女の子が大きな声をだすのは恥ずかしい事なんだぞ?恥ずかしいってわかるか?」
「わ…わかります。」
「でも今大声だしたって事は、わかってないって事だ。」
「それは…」
「スカートまくってみろ。」
米沢がうつむき、指先でスカートをつかみ、捲る。
「どうだ?」
「恥ずかしいです。」
「だよな。」
一呼吸置いてから草薙が話しはじめる。
「黒板に貼ってある写真のように、最近羞恥心というものがない破廉恥な輩が増えているんだ。だから今日は、二人に恥ずかしいという事はどんな事なのか学んでもらおう。米沢、座っていいぞ」
みゆがスカートを下ろし、座る。
草薙は二人の前の机をどけて、しゃがみこむ。
「こんなにスカート短くして…これは恥ずかしい事だよな?」
みゆが口を開こうとしたが、ゆきの目を見て、それをやめた。
「恥ずかしい事かどうかもわからないのか!じゃあこれはどうだ?」
そう言って二人のスカートを捲りあげる。
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