みゆきが上機嫌で支度をしていると、背後からゆうやが近付いてきた。
「かーあさん!」
優しく母を呼ぶ息子に、後ろから抱き付くようにして胸を鷲掴みにされた。
全身を甘く官能的な衝撃が襲う。
「な、なあに?」
息子に胸を揉まれていくうちに、力が抜けていく。
みゆきの喘ぎ声と共に、持っていた菜箸が床へと落ち、小気味良い音を立てた。
みゆきの全身から力が抜け、
紅潮してくると、ゆうやは手を止めた。
息を荒くした母親が息子の事を見つめている。
「ねえ、かーさん。」
「なあに?ゆうくん。」
「俺、かーさんの裸エプロン見たいなあ」
「えっ」
「ダメ、かな?」
ゆうやは下を向いて悲しそうな素振りを見せた。
「ううん!いいよ。やってあげる!」
みゆきは立ち上がり、自室へ向おうとした。
「まって。」
ゆうやがみゆきのTシャツの裾を掴む。
「ここで着替えて欲しいなあ。」
ゆうやの願いに目を丸くした。
「そ、そんな!恥ずかしいよ。」
「俺、小さい頃は父さんと風呂入ってただろ?父さんが死んでからは、一人ではいってて、かーさんの裸知らないから、そういうのって寂しいと思ったんだ。」
ゆうやは、我ながら下手な嘘だった。と反省した。
が、
「そうよね。うん。ここで着替えてあげる。」
そういうとエプロンを外し、テーブルの上に置く。
ゆっくりと脱いでいく。
30歳を超えているのに、幼顔の母の身体は、年齢を感じさせない。だが、その中にもどこか女の色香を匂わせるような妖艶な魅力があった。
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