「困ったなぁー…」
みゆきは悩んでいた。
ゆうやも性に興味を持つ年頃だ。
そういう雑誌の一つや二つもっていてもおかしくはないだろう。
ただ、しっかりとした知識は手に入らないだろう。だとか色々な事が頭の中を巡る。
とにかくもう一度ゆうやと話をしようと考えた。
深呼吸して、ドアを開く。
床には、今さっき脱いだであろう制服のズボンとパンツ。
ゆうやはパソコンの前に座り、ヘッドフォンをしていた。
「ゆうくーん。ゆうくん?」
返事がない。
どうやらみゆきの声は聞こえていないらしかった。
近付いてみた。
ゆうやは画面をくいいるように見ていた。
その左手が添えられているペニスは勃起し、独特の臭いを放っていた。
みゆきが近付いた事にゆうやが気付いた。
「なんだよ…」
みゆきはなにも言えない。
「なんで勝手に人の部屋にはいるんだよ!」
「ご、ごめんなさい」
「最低だよ」
「…!ご、ごめんね!なんでもするから許して!ね?」
みゆきは唯一の家族を失いたくはなかった。
必死に絞りだした言葉だったが、逆効果だった。
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