落ちているヘッドフォンから微かに女性の喘ぎ声。
画面にはモザイクなどない、生々しいセックスがうつしだされていた。
慌ててディスプレイの電源を消した。
「かーさん…」
心臓がとまるような思いだった。
振り向くと、ゆうやが部屋の入口で立っていた。
「なにやってんの」
「なにって掃除よ掃除!」
さっき動画を見た事がバレただろうか。
それが心配で、不自然に明るく言った。
「ねえ。ゆう君」
「なに?」
ゆうやは苛立っているようだった。
「あ、あのね!女の子の体に興味あるのは、悪い事じゃないけど、こういう雑誌は、まだ早いんじゃないかな。」
みるみるうちにゆうやの顔が赤くなる。
「かーさんには関係ないだろ!でてけよ!」
「……ごめんね。」
みゆきは部屋をでていった。
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