お前だ…お前のせいで…!
憎しみを込めてミキの体をキツく締め上げる。
ミキは叫んだが、すぐに口を抑えた。
押し倒して、顔を見てやった。
恐怖で引きつっていると思ったが、意外にもミキは平然としていた。
「なによ。逆恨み?」
俺に気付いたのか、機械的に俺に話し掛ける。
「お…お前が…悪いんだ!」
そう返すので精一杯だった。
それよりも俺は、平静な顔が気に入らなかった。
「い…一枚一枚ひんむいて…お…犯してやる!」
大根役者が演じる3流ドラマのヤクザのような言い方だった。
俺が緊張している事はミキにも伝わっていたらしい。
「だっさ。出来るもんならやってみればあ?」
その言葉が完全に火をつけた。
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