目が覚めたとき
目の前で、何かが
ギシッギシッと木の軋む音をたてていた。
すぐに理解できなかったのは、その光景の異常さ故だったのだろう。
重なり合っている男女は
竹内さんと、ノリちゃんと思わしき子どもだった。
竹内さんは恍惚とした顔で私に微笑んだ。
妖艶な喘ぎ声。
鼻をつくいやらしい匂い。
どれもこれも、実の親子から発せられているものだった。
そして私はやっと気付いた。
私はイスに縛り付けられていた。
しかも、全裸だ。
しばらく母子の交わりは続いた。
ノリちゃんが果て、その母が叫び
その行為は、終った
竹内さんが立ち上がり
微笑み、優しく私に語りかける。
「次はあなたの番よ。待ちくたびれたでしょ?」
あまりに優しい笑顔に
私は足の震えを抑える事が
できなかった。
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