「あっ!あぁ‥りょ‥亮平‥ん‥」
亮平の舌先が純子を捕らえて来る。
純子は恥ずかしげに下半身を捩り身悶える、蜜汁で溢れる部分の亮平の舌が荒々しく蠢き、純子は沸き上がる快感に悩ましく肉体を揺らす。
二人だけしか居ないと言う安心感から、悩ましい声をあげ、体を入れ替え互いの性器を貪り合う。
長い前戯の後に純子は脚を開き亮平を迎え入れていく未だ、ぎこちなさが残るものの亮平の動きは激しく純子は忽ち絶頂へと追い詰められてしまう。
夫との性交の時は、声をあげる事はなく、ただ我慢をして夫が果てるのを待つだけだった。
疎開先で亮平と結ばれてからも、他人を気にして自ら声をあげ悶え乱れる事もなかった‥しかし今夜は、誰に憚る事もなく、純子は亮平に対する想いを言葉に表し、声をあげ乱れていた。
亮平の動きは更に激しくなり、股間が強くぶつかり合う音が響く。
「あっ!あっ!もっ‥もう‥もう駄目ぇ‥いくぅ‥いぃ‥いく~ぅ」
「奥様‥僕も‥もう我慢出来ません‥あっ!でっ‥出る~ぅぅ」
「あぁぁ‥ぁ、亮平ぃ好きょ‥好きょ~」
膣深くで亮平の噴き出す物を受け止める純子、下肢を激しく痙攣させ強く亮平に、しがみ付き歓喜の声をあげる。
「あぁぁ‥亮平‥」
純子は横に倒れ込んだ亮平の胸に顔を埋めしがみ付く。
純子の背中から尻にかけて撫でながら
「奥様‥大好きです、初めて奥様にお会いしてから奥様の事が、奥様とこう成れて僕は本当に幸せ者です」
「私も幸せ‥貴方と知り合えて本当に幸せ、亡くなった夫や未だ消息の掴めない子供達には申し訳ないけど、今は良いの貴方が居てくれるから、私は幸せなの」
「喩えご子息が無事に帰還されても奥様は僕のものです」
「えぇ‥私は貴方のものです、貴方が私に悦びを教えてくれたの‥私の全ては貴方のもの」
その後、再び二人は情交を交え始め、夜が白み始めるまで幾度となく求め合った。
純子が、ふっと気付くと横に居る筈の亮平が居ない、全裸のまま眠りに落ちた純子は自分の淫らさに赤面しながら浴衣を羽織る。
台所に湯気が上がるのに気付いた純子、亮平は既に起きていて、釜戸に火を入れていた。
「おはようごさいます」
先に声をかける亮平の顔が眩しく見え純子は少し羞恥を浮かべながら返事を返した。
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