遊んでいるように見える濃い目のメイクをしている割に、こういうことにあまり慣れていないであろう仕草が男をそそらせる。非協力的に閉じたままの太腿に手をねじ入れ指を秘裂に這わせていく。
いくら力を込めて閉じようが敏感な場所にたどり着いた男の指が、女の緊張を溶かしていくように熟練の性技を駆使するように躍動をする……。
真弓は男の指に抗うように太腿を交互に上げて擦り合わせ、どうにか対象を見せたつもりだったけれど、男のほうが一枚上手だったのは言うまでもなかった。
モジモジと動かしていた太腿は無駄な抵抗に終わり、今やその刺激を堪えるために下唇を噛みながら手を必死に握りしめることに集中していた。
緊張と拒絶、嫌悪感と恐怖心が薄れていくにつれて頭をもたげる内なる渇望が姿を表しはじめる。
自分の痴情に導かれるままに暗闇の中で男ので脚が開かれ、大胆に弄られていく。それを横目で見ていた左側の男も距離を詰め、真弓のブラウスのボタンを一つひとつ外しにかかる。あるか無きかの恥じらいが胸元を開く男の手を引き剥がそうははしても、それは形だけに終わりブラがずらされてしまった。
あぁ…なんてこと………こんな、こんなに………。
視線はスクリーンに向けたまま露出した胸を揉みしだかれる恥ずかしさ、乳首をこねくり回される非日常に頭が追いつかない。さらに次々に起こる変化に思考がパニックになる。あっ…っと思ったときには引き下げられたパンティが座面とお尻の間をすり抜けて、膝の裏を通過していくところだった。
右脚を持ち上げられて男の膝に乗せられる。ろくに手入れをしていない恥毛が晒され、縮れた癖っ毛の密林を指で左右に開かれると、ぱっくりと怪しげな口が開く。男の指はその上部を小さな円を描くかのようにお構いなしに捏ねくり回し始める。
真弓は思わず背もたれから背中を浮かせ、ズルッ……っと図らずも腰を前にずらしてしまった。
スクリーンの中では書類が散らばった机の上で、OLがクンニリングスに悶える鮮烈な展開が映し出されていた。息を止め、吐き出すたびに豊かな胸が揺れ、机が背中を浮かせると勃起した乳首が突き出される様は男たちの欲情を煽り立て、OLの危機迫る喘ぎ声が切迫する臨場感を呼ぶ。
真弓の状況もまた激しさを増し、左側の男によって片方の乳首は男の口で塞がれ、舌で弾かれていた。同時に上下左右に形を歪ませながら捏ねくり回され、口を手で塞いでいた真弓のそこに、男が顔を埋める………。
真弓の周りにはその痴態を舌舐めずりをしながら数人の男たちが群がり、羨ましそうに見守る壁が出来上がる。真弓の胸、下半身からそれぞれの男たちが発する……ちゅぱっ…ちゅぱっ……っと、卑猥な生の音がスピーカーからの音声に混じって鳴り響く。
左に右に真弓の頭の向きが忙しなく変わり、背中が浮いたと思えば不意に弾かれたように顎が跳ね上がる。そのたびに男たちの興奮したどよめきが沸き起こり、生唾を呑み下す。
男の激しく吐き出される熱い吐息は濡れたマンコを乾かすには遠く及ばず、半分だけ顔が抜け出たクリトリスを舌先で包皮を持ち上げながら、絶妙なタッチで繰り返し弄び続けていく………。
日常を忘れただ快楽を貪るだけの贅沢な悦楽の時を、両手で男の頭を抱えながら身体に刻み込まれる猛烈な快感に、肩を震わせながら独身40過ぎの美熟女はついに大きく弓なりに背中を反らせ身体を弾ませた。
むせ返りそうな女臭漂うそこから顔を上げた男は、口の周りに髭を蓄えたような剛毛なマンコを曝け出しながら脚を広げ、脱力する真弓を見ながらスラックスのチャックを素早く下げていく……。
両足を持ち上げられインサートを受けるOLが甘い声を上げるシーンが流れる中、男の逞しい男根が生のまま真弓の中に沈められていく。持ち上がる真弓の白い顎、奥まで届き止めていた息が吐き出される。圧迫される苦痛と入れ替わるように姿を現す官能の色が、頭の中に染み込んでいく。
誰がどう言おうと常識からかけ離れた次元の違う喜びに従わらざるをえず、得体の知れない快感に真弓は我を失っていく。堪えきれず自らベニスをしごく男が、白い樹液を放つ。中腰のキツイ姿勢のままロングストロークの抜き差しが続けていた男が、真弓を座席に膝立ちさせた。背もたれの頭を掴ませ、後ろから貫く。ほとんど真弓のお尻に密着させるショートストロークを開始、それなりに開発の進んだ熟女の身体がポルチオを攻められて、視界が霞んでいく。
目の前に誰のものかも分からないペニスを突き出され、饐えた臭いのするペニスを口に含む。苦しくて噎せて激しく咳き込む。涙目になりながら再び咥え、粘液混じりの唾液を顎の下から滴らせながら、後ろからの攻めにくぐもったうめき声が出る。
激しく喉の奥に突き入れられる苦しさに涙が流れ、生臭い樹液が放出されて咳き込む真弓……。
口から精液の糸を垂らして揺らしながら、男の繰り出すスパートに顔を上げたまま身体を硬直させる真弓。
艶めかしい恍惚の表情を浮かべ、破顔して髪の毛を振り乱しながら精液混じりの涎を垂らす……。
体力の余る遅漏の男にはそれを受け止めるだけの度量を持つ女は貴重であり、遠慮なくインサートを続けていく。腰の動きを一旦止めれば背中を上下に弾ませ、絶頂に達する真弓の姿を楽しむ。
そして、再開……
例えるなら女優の井○遥に似たこんなにいい女であっても、自分を解き放ちたくてこんな場所へやって来る世の中なのだ。堪らないじゃないか……。
男は真弓のお尻の肉を鷲掴みにして、額に汗を光らせながら最後のスパートをかけていく。歯を食いしばり、突いて、突いて、突いて……………。
真弓は記憶が薄れゆく中、自分が狂乱する自覚もなく男の樹液を受け入れていた。男が真弓から離れると、精液の垂れ出る真弓のそこに次々と順番待ちの男たちが代わるがわる入れ替わっていく。
自分の膝に乗せて対面騎乗に酔いしれる者、先程のように前後の口をそれぞれ塞ぐ者たち………。
排卵期の真弓は女盛りの身体を幾度も震わせて、色気とはかけ離れた獣のような声を喉から上げ、生まれて始めて連続オーガズムに狂わされていた。
彼らはマナーよく事のあとに真弓の陰部を拭い取り、下着を履かせて座席に座らせると姿を消していた。ふと我に帰るまでどのくらいの時が流れたのか、真弓は女の喘ぎ声を耳にしながら扉を開けて大人の映画館をあとにした。
夕暮れがなずむ道を数本歩くとそこは商店街となって、お惣菜屋さんの前で夕飯のおかずを買い求める主婦たちの姿が見てとれる。
真弓は商店街を駅に向って心地よい疲労を抱えた身体で、もつれそうな足を意識して歩を前に進めていく。
スカートの下の下着には男たちの樹液が染み出し、下半身にはまだ余韻が残っていた……。
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