駅に近いパーキングに車を駐車して、集いの場として使っているファストフード店に向かう。
貴子は彼らとは会う際にはジーンズなどのラフな格好でいられるのが、とても楽で心地よかった。
今日は意識したわけではないけれど、薄手の白いインナーにブラウスを合わせ、夏らしいシフォンスカートを選んでいた。
邪な気持ちを抱いていることで手に汗が滲むのを自覚して、どこかで良心が葛藤していることを感じる。
アイスコーヒーを注文して席に向かうと、彼はすでに来ていて嬉しそうに小さく手を上げてくる。
今日はふたりだけだから、何か変な感じだね……。
何も意識せずに言ってしまってから、彼は急に照れたようになる。
貴子でなくても彼はこれまで異性と付き合ったことのないタイプだと、容易に分かってしまう。
女性と二人きりになったことのない彼が急に貴子を意識して、しどろもどろになりかけているのを見て貴子は用意していた話を彼に振った。
彼らは得意分野では水を得た魚のように饒舌になり、異性も同姓も区別がなくなる。
ただ自分の好きな世界を共有できる悦びが何よりも心地良くて、1時間はあっという間に過ぎた。
今の時期しか見れない植物を皆で近いうちに見に行く約束をして、貴子は彼を促して店を出た。
まだ正午を2時間ほど過ぎた明るい時間帯とあって、貴子は適当な理由を付けて彼を自宅に誘ってみた。
最近手に入れた鉢植えの植物の手入れの仕方を教えて欲しいと、彼に頼んだのだ。
そんなことならと中学生の彼は何ら警戒する理由もなく、何なら初めて貴子の部屋に上がれる物珍しさや好奇心のほうが勝っていたに違いない。
貴子はパーキングの精算を済ませ、真っ赤な色のフォルクスワーゲン・ゴルフの助手席に彼を乗せて走り出した。
彼を緊張させないように普段通りの会話を努め、30分のドライブは貴子の住むマンションに到着したことで終わった。
一人住まいの1DKは女性らしく清潔感に溢れており、大人の女性を感じさせる雰囲気の良さが初めて招き入れた異性を包み込む。
彼に見せたのは多肉植物であり、水やりに気おつけるだけで特に世話をしなくてもいいと事前に知っていたけれど、彼には内緒にしていた。
彼は呆れることもなくあれこれと店員よりも詳しく説明してくれて、本当に彼は植物が好きなのだと関心させられる。
彼の話は研究者として飽きることはなく、貴子は危うく目的を忘れそうになる。
ふたりして鉢植えを前屈みで覗き込む格好でいたものだから、緩んで弛んだ胸元に何気なく目をやってしまった彼が、不意に目を逸らしたのを貴子は感じた。
貴子はそれに気付かないふりをして、さらに上体を倒して彼の方を向く。
何だかんだ言っても、彼も男だと思った。
先ほどよりも露骨に胸元の奥を覗き込み、明らかに彼は動揺を隠せない様子だった。
この時の為に貴子はスケルトン素材のブラジャーを身に着け、大人の魅力を見せ付けたのだ。
中学生の彼にはちょっと刺激が強かったのか、すっかり赤くなってしまった。
本来なら非常識だけれど、汗を流したいからと彼をその場に残して勝手にシャワーを浴びに行く。
身体の隅々まで洗い流して、彼のもとに戻る。
部屋着のTシャツワンピースに着替えた貴子に、彼は目のやり場に困ったように目を泳がせる。
そう至近距離ならば下着は透けて見えるのだから、彼は大いに困っただろう。
ねぇちょっと君もシャワーを貸してあげるか汗臭さを洗い流してくれば………?
半ば強引に脱衣所に彼を押し込み、バスタオルを手渡す。
どうしていいのか分からないまま素直に従うところが中学生らしく、15分ほどで彼は良い香りを漂わせて出てきた。
けれど彼の顔は、困惑を隠せないでいる。
彼はバスローブを着るしかなく、下着も着ていた物も貴子は黙って洗濯機の中に放り込んでいたのだから、彼はどうしようもなかったのだ。
だって汗臭かったから、乾燥機ですぐ乾くからいいわよね………?
貴子の勝手な振る舞いに彼はただ苦笑いを浮かべるだけで、衣類が乾くまで帰るに帰れない。
そんな彼に貴子はカフェオレを作り、小さなダイニングテーブルの前に置く。
ふた口、み口カップに口をつけた彼が、半分ほど中身を減ら下のを見て貴子は静かに歩み寄った。
ねぇ、さっきから見られている気がするんだけど、そんなに見たいの…………?
しどろもどろになる彼はバスローブの前を、すでにこん盛りとさせている。
貴子はテーブルと彼の座る椅子の間に身体を滑り込ませ、彼の膝を跨いでその上に座った。
ねぇ、見たいの…………?
初めて大人の女性の身体の重みを感じ、それ以上に貴子の見たこともない淫靡な雰囲気に身体が固まって動けなくなった。
貴子は動揺する彼のバスローブの前を左右に開き、自分の股の間で勃起する若いペニスを解放した。
当然まだ包皮に覆われており、真っ赤な顔をする彼を見ながら貴子はゆっくり慎重にその皮を下げていく………。
やはり自慰行為はしているようで、頑張って中まで洗った形跡が窺える。
綺麗な濃いピンク色をした亀頭と付け根の粘膜が生々しく、破裂せんばかりに硬く勃起させながら脈打っている。
どうしたの、こんなにさせちゃって………。
綺麗に洗ったのね、どうしてかな………?
貴子は触れるか触れないかという加減で陰茎を握り締め、亀頭を擦るだけで彼は悶絶する……。
邪な想像を膨らませてここに戻るまでに、頑張ってこびり付いた恥垢を洗い落とす彼の姿が目に浮かぶ……。
いやらしいことを考えていたの、ねぇ……?
どうしてここを、こんなに綺麗にしたの……?
まだまともに亀頭に触れてマスターベーションをするには刺激が強すぎて、出来ていないらしい。
この分なら舌で舐められても、刺激が強すぎるかもしれない……。
彼の膝から下りた貴子は膝の間に身体を入れて、彼の見ている前で口に含む。
初めて知る女性の口の中の温もり、その艶めかしい生々しさに彼は5分と保たず濃い温もりを貴子の口内に放出してしまった……。
口の中で跳ね上がるペニスが幾度も精液を吐き出し、やがて彼は放心する。
吐き出した精液を手の平に乗せて、彼に見せ付ける。
どういう顔をしていいのかが分からない彼は複雑な気持ちをその表情に出して、貴子を見る。
それをティッシュで処理をすると、彼の見ている前でショーツを下げて足から抜き取る。
女の人のここ、見たことある……?
そういう画像とか動画でなら、観たことあるんじゃない……?
彼は今どきの子らしく首を縦に振って頷き、貴子のそこを見てみたいと好奇心を正直に白状した。
今の情報が溢れる時代、抜け道を使えば容易にそういうアダルト情報は目にできるのだろう。
あたしのここは少し違っててね、クリトリスが少し大きいからびっくりしないでね………。
そういうとダイニングテーブルに座った貴子は、彼の前で膝を開いた。
息を飲むように見詰める彼の先には逆三角形に生い茂る密林が下へと繋がって、綺麗に整えられた滑走路のように黒い茂みが続いていた。
逆三角形の密林の付け根辺りから肌色の部分が、小指の第一関節ほどの姿を表している。
貴子の顔とそこを交互に見る彼を見て、貴子は言った。
貴方にしたように、あたしにもしてくれる………?
彼は震える指で密林を左右に開き、ぱっくりと赤い口を開けたそこを凝視する。
下のほうが透明な輝きを放つのを見て、散々観てきたアダルト情報の教え通りに舌先に絡ませて、上にある物体に塗りつける。
AV男優がしていたのか彼も同じように、舐め回した舌を折り返すときに、舌の裏側を使ってまるで刷毛のように繰り返し上下に舐め回す………。
その拙いクンニリングスに貴子のクリトリスは、包皮の下で確実に変貌を遂げていく……。
舌が疲れたのか円を描くように舐められるのもまた気持ち良くて、彼のペニスのように先端が顔を出しはじめる。
彼はそこをそっと上に押し上げると、つるりとしたクリトリスが綺麗に露出する。
それは正しくペニスのように亀頭の形を成して、濃いピンク色をして若い彼を誘った。
貴方にしたように、してくれる………?
そこを優しくしてくれると、気持ちいいの……。
舌で舐められるのも良いけれど、哺乳瓶の吸口のように吸い付いつかれるのが堪らない……。
この持って生まれた特徴ゆえにカリ首まで咥えられて、短いピストンをされるともう…………。
男は若くても同じ、本能で女を追い込んでいく。
椅子から降りて膝を着いた格好で自分の股の間に顔を埋める中学生に、貴子はお尻と内腿の筋肉を震わせて忌まわしい過去の記憶の中にいた。
あの獣もこうして若かった貴子のクリトリスに吸い付いて、悶絶する義理の娘をオーガズムまで導いては繰り返し快感の地獄を味を覚えさせられたのだ。
絶頂に身を震わせる義理の娘を眺め、さらに2度目3度目のオーガズムまで味合わせる鬼畜っぷりに毎夜のように、貴子は酔わされた。
そして時を経て今は、あの時の自分よりも若い子に…………。
唇の粘膜が纏わりついてカリ首で折り返し、永遠に続くかのような快感に何も考えられなくなっていく………。
小刻みに息を吸い、小刻みにしか吐き出せない。
次第に高まる快感が思考を奪い取り、我慢が限界に達したとき………。
両膝が激しく跳ね上がり、感電したかのように大きな仕草を何度も繰り返す………。
貴子はテーブルから降りると彼を椅子に座らせ、先程と同じように彼を跨ぐ。
女を教えてあげる、嫌ならいま断って………。
彼は当然のように、待っていた。
この後に地獄が、待っているとも知らずに………。
包茎であっても彼のペニスは完全に露出させると、可能な状態のままだった。
息を飲むように固く目を閉じた彼の顔が跳ね上がり、貴子が完全に腰を沈める……。
中でペニスがまだ射精もしていないのに脈動させる感覚が、如実に子宮口へと伝わってくる。
貴子は彼を抱き寄せ、前後に腰を躍動させる。
その硬さを確かめるように何度も前後に振り動かし、人工物とはやはり違う満足感に酔いしれる。
彼は彼で経験のない未知の快感に悶え、自分の意志でコントロールの効かない快感が拷問と化す。
ヒダ状の感覚、柔らかい凹凸、無数の小さな粒々などが纏わりついて、息つく暇のない快感が常に押し寄せてくる………。
規則正しいリズムで前後に振られる地獄の中で、彼は貴子にしがみついた胸の中で涎を垂らし、唸り声を上げる……。
にゅっちゃんっ…にゅっちゃんっ…にゅっちゃんっ
にゅっちゃんっ…にゅっちゃんっ…にゅっちゃんっ
悍ましき快感が下腹部の奥からペニスの付け根へと何かを送り込み、抑えのまったく効かない狂いそうな快感がトリガーを引く…………。
夢現の中で貴子は自分の中で、彼が暴発したことを知った。
腰の動きを止めて、ペニスの脈動する感覚を静かに楽しんだ。
熱い吐息を吹きかけられるTシャツワンピースは、彼の涎と涙でぐちゃぐちゃだった。
貴子はそれを両腕を上げて頭から脱ぎ去り、背中に両手を回してブラジャーも取り去った。
若いあの頃よりもDカップまで育った乳房が彼の目の前に露出し、頭を抱き寄せると勝手に乳首にむしゃぶりついてくる……。
この刺激も堪らなくて、射精直接で彼が苦しむのも無視して腰の躍動を再開させる……。
硬い杭が子宮口を擦り、気持ちの良いところに当たり続ける……。
椅子の背もたれごと彼を抱き締めて、腰を動かしていく。
忘れていた快感を思い出した身体が勝手に動き続け、背中を反らせて腰を揺らす……。
涙を流して変な声を上げる彼が、2度目の射精を遂げても貴子は止めなかった。
いいっ………ああっ駄目っ……あうっ……
ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ……
ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ……
忌まわしい過去も、自分という存在も、様々にある葛藤も流れる景色の後ろへと追いやられては消えていく………。
床に付けた足で踏ん張りながらペニスを奥へと当て続け、若すぎるペニスを凌辱し続けていく……。
涙と鼻水と涎ですっかり顔を汚した彼が、苦しみが過ぎ去った鈍感なベニスがある感覚を取り戻しつつある中で、再び悶え始める……。
顔を右に向けても左に向けても乳房に圧迫され、現実逃避する頭で迫りくる3度目の射精感に、我が身を犯す女のお尻を抱えて歯を食いしばる……。
波打つような膣壁が狭まり、窒息しそうな抱擁をペニスに与えてくる……。
吐き出しては深くまで飲み込まれ、すぐ近くまで来ているはずの射精感に足踏みされて、引き寄せるべく貴子を無意識に突き上げる……。
初めて女の声を上げた貴子にも、いつ以来に訪れるその時が迫り来る……。
腰を浮かせて叩きつけ、鬼の杭打ちを仕掛けた女の背中がしなり始める……。
腰を振り下ろし、振り下ろし、振り下ろす……。
顔を俯かせて前後に腰を振り、顎を上げて彼を抱き寄せて腰を振る……。
何かが迫って来た……。
嫌で嫌で堪らなくて、愛おしい何かが迫り来る………。
にゅっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ…
ぬっちゃっ……ぬっちゃっ…………にゅっ!
白い影で視界が効かなくなり、貴子はしならせたその背中を何度も強張らせる……。
跳ね上がった頭が髪の毛を揺らし、深くて何も見えないオーガズムに身を躍らせる………。
意識の中で甘い何かが引いていくのを、貴子は黙って見送っていた…………。
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