感度の上がっていく身体が、否が応でも脚を内股にさせていく……。
もう終わってよ………早く出して……お願い………
潮を吹いてしまいそうな感覚が、常に下半身に付き纏う……。
男性には決して理解の出来ない膣から伝わる深い快感が、朋美の理性を溶かしていく……。
しばらく動かされては間を開けるように休み、何のつもりか動こうとはせずにいる。
朋美の閉じていた内腿が緩んだ頃に、子宮口を再びノックされる快感がハッとさせられる……。
こういうのを生殺しと言うのだろうかと、靴の中の指に力が込められる……。
にゅっ…!ちょっ……にゅっ…!ちょっ………
にゅっ…!ちょっ……にゅっ…!ちょっ………
にゅっ…!ちょっ……にゅっ…!ちょっ………
身体の内側から纏わりつかれるような快感が朋美に膝を擦り合わせさせ、吊り革を掴む手をもう片方の手で掴み、爪を食い込ませる……。
イッてしまいそうなのにイケなくて、上り詰めそうになる恐怖に膝がワナワナと笑い出す……。
クロッチを横に寄せたそこを相も変わらず出入りを繰り返す陰茎が、朋美の愛液を引き連れて下着を濡らして重くする……。
ポルチオとされる子宮口の周辺がピクピクと怪しい動きを見せ、亀頭を通して端正な顔立ちの男に伝わってくる。
そんなに感じるのかい……?
そんなに我慢しないで、いいんだよ……?
早く楽にならないとこっちはもう、我慢が出来なくなりそうだよ……。
あぁ……纏わりつくこの感じが、堪らない………。
どっちが先に音を上げるか、我慢比べだな……。
Yシャツの下の肌に汗を滲み出させ、彼は腰を静かに前後させていく………。
朋美もまた体温を上げた身体に汗を滲ませ、項から女の甘ったるい体臭を漂わせていた。
肉厚の柔らかい膣壁が収縮を繰り返し、ペニスの躍動を抑えようとする。
それが返ってGスポットを顕著に刺激されることに繋がって、知らず知らずのうちに朋美を恍惚とさせていく……。
ある意味でとても辛くて、嫌になるほど切ないのに堪らなく気持ちがいい……。
あぁ〜………あぁっ……いいっ……いいの……いいのっ…
おかしくなりそう……あぁ〜っ……いいっ…いい〜っ
朋美の目の焦点が定まらず、ゆらゆらと宙を彷徨うように動き回り、快感を享受していく……。
その顔は妖しく微笑むように揺れて、妖艶に艶かしく恍惚に染まっていく………。
その朋美の視線がゆっくり上下に動き、左右に揺れて、腰が静かに落ちていく……。
吊り革を掴む手に力が入り、男にお尻が押し付けられていく……。
男はもはや両手で朋美の腰を掴み、下半身を密着させながら前に押し出し姿勢を正す。
尚も微妙な躍動を止めず、子宮口を攻めていく。
そして………。
不意に朋美の目が一瞬、大きく見開かれた……。
ジュンッ……!……ジュンッ…ジュンッ……ジュンッ!
膣の奥で何かが解き放たれる、特有の感覚を朋美は覚えていた。
生温かいあの感覚………、間違いなかった……。
それからのことは、あまりよく覚えてはいない。
老婆はひとしきり喋って満足したように、どこかの駅で降りていったことは覚えている。
男とは繋がったまま、何駅かを通過した。
朋美は自分の中で萎えることのないペニスを感じ、まだ時おり脈動を見せるペニスを目を閉じてその感覚を確かめずにはいられなかった。
もうとっくに朋美の最寄り駅は通り過ぎ、郊外へと外れたエリアへと電車はひた走っていた。
景色は随分と緑が豊かな色に変わり、朋美は薄ら寂しい駅のホームへと降り立っていた。
朋美の手は男の手を握り締め、その手を引きながら改札を抜ける。
左側にある売店は乗降客の少ない駅と見えて、すでに閉店している。
無駄に広い駅構内は売店の正面の遥か向こうに見える公衆トイレがあるだけで、薄暗くなった黄昏の中に灯りが照らし出している。
朋美たちの他には数人が降りただけで、彼らは早足に帰宅の道を急いで見えなくなっていた。
朋美は彼と共にトイレに向って歩き、誰も利用することのない狭い個室の中に連れ込んだ。
彼を洋式便器に座らせ、噎せ返るような精液臭いペニスを口に含む。
数分と絶たず勃起を果たすペニスが口の中を圧迫し、舌を這わせて愛おしそうに綺麗に舐め取った
。
それが済むとおもむろに立ち上がり、足から精液と自らの汚れを吸い込んだショーツを、惜しげもなく脱ぎ捨てる。
彼の膝を跨いで人に見せられないような中腰になって、真上に向けたペニスの上にゆっくりと腰を沈めて深い吐息を吐き出した……。
いつ以来なのか、昔取った杵柄とでも言うように結合部からいやらしい音を立てて腰がリズミカルに躍動を始めていく。
ぐっちゃっぐっちゃっぐっちゃっぐっちゃっ……
ぐっちゃっぐっちゃっぐっちゃっぐっちゃっ……
寂しい灯りが灯るだけの個室の中で男女の息遣いと卑猥な水音、布ずれの音だけが響き渡る……。
前後に動き、激しく上下に打ち下ろされる朋美の腰が、これまでの我慢から開放されたように躍動されていく………。
朋美の乳房を露出した彼がむしゃぶりつき、朋美の頭が跳ね上がる……。
身体を弾ませて上下させる朋美の結合部が………
ぬっちゃんっ…ぬっちゃんっ…ぬっちゃんっ……
ぬっちゃんっ…ぬっちゃんっ…ぬっちゃんっ……
っと、陰茎を半分ほど露わにして飲み込んでいる……。
髪の毛を振り乱して激しく前後に揺り動かし、男日照りだった日々を埋めるように官能の味を堪能していく朋美の頭が、また跳ね上がる……。
あっ!……あうっ…あっ…あっ………あうっ…うっ……
身体を激しく震わせる朋美を、彼が抱きとめる。
久しぶりに味わう深いオーガズム……。
彼は朋美と身体を入れ替え、両膝を抱えて淫らに露出するクリトリスにむしゃぶりついた。
ぴちゃっぴちゃっぴちゃっぴちゃっぴちゃっ……
ちゅ〜っ……れろれろれろれろぴちゃっぴちゃっ…
両手で口を抑え、嫌々をするように首を振っていた朋美の頭が弾かれたように跳ね上がる……。
口の周りを光らせた彼が立ち上がり、両膝を抱えて中腰の苦しい状態で挿入する。
ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ……
ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ……
小陰唇が後追いするように陰茎に纏わりつきながら、膣壁が逃しまいと彼のペニスを抱え込む…。
大きめの乳首を付けた白い乳房を上下に揺らし、白人男性が蓄えた髭のような、生い茂る濃い恥毛の丘を左右に割くように中心を突き抜けていく彼のペニス……。
両手で彼のお尻を抱え込み、後押しするように爪を食い込ませる……。
力強いペニスが奥を突き続け、段階的に持ち上がる朋美の顎が真上を向く……。
腰を引いてGスポットを攻める彼に、朋美の身体が硬直する……。
そうかと思えば再び奥を執拗に突かれて、堪らなくなる……。
もう、もう、もう………駄目……。
背中を反らせた朋美が彼の顔面に豊かな乳房が突き出し、2度目のオーガズムを迎えていた……。
もう、無理………。
疲れ果てたそんな朋美を抱き起こし、壁に手を突かせて後から貫かれて頭を跳ね上げる……。
飽くなき精力を注がれる朋美が身体を揺らし、開けた口から涎を垂らす……。
ぐちゃっぐちゃっぐちゃっぐちゃっぐちゃっ……
ぐちゃっぐちゃっぐちゃっぐちゃっぐちゃっ……
泡立った愛液が結合部から漏れ出し、朋美の内腿を伝い落ちていく……。
おかしくなりそうな快感に飲み込まれ、それでも皮肉なことにその快感が正気を保たせる……。
イクっ……イクっ…………イッちゃうっ………!
3度目のオーガズムに、身体を踊らせる朋美……。
それでも彼は腰の躍動を止めず、打ち込んでいく……。
突いて、突いて、突いて、突いて…………。
気が狂いそうな感覚の中、麻痺をしていた感覚が正常さを取り戻す。
太く硬いペニスに貫かれる官能的な甘さが猛威を振るい、気が遠くなっていく………。
大口を開けて息を吸い込んだとき、力強い突きを最後にペニスが脈動共に射精を迎えていた……。
朋美が気がついたとき、便器に座る彼の膝の上に最初の対面騎乗位の形になっている自分がいた。
どのくらい気を失っていたかといえば、彼曰くたった15分ほどだと言う……。
朋美にすれば数時間にも思えて、すっかり冷静さを取り戻していただけに今の状況が耐え難くなっていた。
羞恥心、後悔、自らを責める自己嫌悪に最悩み呆れ果てて………。
乳首をしゃぶってくる彼を、冷めた目でしか見られなかった。
そんな彼を押しのけようとしたとき、朋美は愕然とした。
子宮口を突き上げられたのだから……。
あれだけして、まだ元気だというの!?
朋美の信じられないという驚愕は、次第に薄れゆくのだから自分にも呆れるしかなかった。
だって、気持ちいいのたがら………。
ことが済んでから彼は自分の身分を産婦人科医だと明かし、名詞と共に緊急避妊ピルを渡してきた。
こんな薬を普段から持ち歩いている理由は、聞くだけ無駄なのだろう……。
彼は朋美の生理周期を聞いて、生理前に1度診させて欲しいと言ってきた。
休診日なら時間の都合もつけられて、無料に出来るとまで言ってくる。
誰が行くものかとそれからの数週間を過ごし、その間に無事に生理を迎えていた。
1度は破り捨てた名詞をテープで補修し、眺めてはゴミ箱に捨てて、また拾うことを繰り返す……。
なぜなら普段の生活を取り戻してから、あの………非日常的な目眩く官能を思い出さない日は、1日もたりともなかったから……。
お陰で生理前後しか使用しないおりものシートを常用しなければいけないほど、ショーツを濡らす日々だったのだ。
馬鹿だな……、そんな想いを抱きながら朋美の姿は、とある個人経営の産婦人科医院の前にあった。
やっぱり帰ろうか……そんな迷いを見せる朋美の前で、ドアが開いて白衣を着た彼が姿を表した。
診察台の上で下半身を露わに脚を開き、何をしているのかと朋美は自分を嘲笑する気持ちを止められなかった。
不意に朋美の頭が、弾かれたように跳ね上がる。
目隠しの為のカーテンがお腹の辺りで向こう側とを遮り、それを手で持ち上げると股の間に顔を埋める彼が見えた。
分かっていてここに来たはずなのに、彼の柔らかい唇と動かされる舌の感触に、恥ずかしくて消えてしまいたくなる……。
包皮を剥かれて剥き出しになったクリトリスを吸われるなんて、普通は刺激が強すぎて痛いはずなのに彼の性技は絶妙だった。
痛みを感じるぎりぎり手前で感じさせられ、懸念や恐怖心を跳ね除けて声を上げていた……。
鋭く突き抜けるような快感が走り抜け、甘く柔らかい快感を織り交ぜてきてどうにも気持ち良くて堪らない………。
気が付けば両手で彼の頭を抱えて、淫らな声を上げる自分がいた……。
ネチネチと散々焦らされた後にオーガズムを迎え、目隠しのカーテンを取り払わされると、熱り立つペニスを見せつけるように仁王立ちの彼がいた。
彼はわざとらしく神妙な表情を作り、触診していくと告げてから一瞬の圧迫感を覚えさせられていた。
あの反り返ったペニスが子宮口に到達し、ゆっくりと動き出す……。
彼が2度の射精を遂げた頃には胸の前を開けられ、唾液まみれにされた朋美の姿があった。
紅潮した顔は恍惚として呼吸も荒く、膣からは2度目だと言うのに濃い精液が床に流れ落ちているところだった。
胸に熱い吐息を吹きかけられ、彼の舌で乳首が踊らされて朋美の息が再び荒くなる。
どうされますか、一応はここで終わりますが……。
ご心配ならもう少し念入りに診ることも出来ますが、いかがされますか………?
朋美は返事の代わりに両手を伸ばし、彼の身体を引き寄せて唇を要求していた。
重ねられた唇が開いて舌が絡められ、うぅっ!……っと小さな朋美の呻き声が上がった。
唇が重ねられたまま朋美の身体が上下に揺れはじめ、目の閉じられた朋美の顔が頭の方へと上がっていく……。
ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ……
ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ………
再び朋美の非日常的な目眩く官能の時間が今、始まった………。
オーガズムを迎えるたびその間隔は短くなっていき、上り坂下り坂は早くも過ぎ去った。
彼のペニスが抜けるぎりぎりまで引き抜かれ、奥まで一気に貫いていく……。
そんなロングストロークが繰り返され、Gスポットからポルチオまで制覇していく……。
道は様々なカーブを抜けて、ゴールを示すテープが張られた直線に差し掛かる。
ショートストロークに切り替えた彼が結合部をほとんど密着させるように、子宮口を攻めはじめる……。
ポルチオを刺激される狂おしい快感に身を捩らせて、甘ったるい声を上げていた朋美の声が切羽詰まったように変化する……。
両足の指に力が入って白くなり、彼のペニスが強かに締め付けられる……。
朋美の頭が忙しなく左右に倒れ、背中を反らせて揺れる乳房が持ち上がる……。
抜き差しされるペニスが泡立った朋美の愛液を纏い、白い杭となって短く揺れる……。
朋美が背中を持ち上げ、頭の頭頂部を残して上半身がブリッジを形成した……。
視界が白く霞んで、何も聞こえなくなった……。
その時………。
身体の奥に何かが吐き出され、朋美の全身が激しく震えていた………。
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