イク…イク…………イっちゃうっ…………
右手は自らの口を抑え、左手は武の頭を無意識に触れる。
そうかと思えば自らの太腿に移動して爪を食い込ませ、片足の踵を浮かせる。
快感の波に応じて内腿の筋肉が不規則な収縮を繰り返し、ぴくっ…ぴっ……ぴくびくっ……っと白い柔肌を細かな痙攣を顕著に繰り返しす。
そのたびに浮かせた踵がカタカタっと貧乏揺すりのような動きを見せ、それとは別にふわふわっと持ち上がった頭が弾かれたように跳ね上がる。
プライバシーを守るために完全防音のこの部屋に淫らな水音が鳴り響き、武の興奮が乗り移った舌が素早い躍動を続けていく。
両手の指で包皮を剥いて固定させ、剥き出しになった綺麗なピンク色のクリトリス……。
まるで破裂するのではないかと思うほど膨張し、硬く勃起した蕾そのものを武は唇で捕獲させていた。
いくら有朱が腰をうねらせようが獲物を逃がすことなく、ちゅう〜ちゅう〜と吸い上げる。
同時に張りのある滑らかな表面を舌先が激しく動き、愚直なまでに前後に滑らせる………。
テレビが置かれた机を背にした有朱が白い喉を見せて、大きく顎を上げて背中が普段は曲がらない方向へと反り返っていく……。
そのまま身体が硬直し、そして………。
………が、インターホンが鳴る音に、武の攻める勢いが停止した。
これまで1度もなったことのないインターホンが鳴ったのだから、驚いても無理はない。
これは病院側の安全策として看護師の身の安全を守る為、採精をする男性とコンタクトをとる場合に設けられた物だった。
滅多に鳴ることはないけれど、予定よりも時間がかかっている有朱を気にしてのこと……というのは表向きの理由である。
どういう状況かは隠しカメラが映し出す映像で、すでに把握されている。
これもすべては武の興奮を煽るための演出に過ぎず、すべては採精のためである。
おぼつかない手で受話器を掴み、耳に当てた有朱に、どうでもいい世間話が語られる。
こういう場合は男性側に会話の内容が分からないように返す言葉は最小限にと決められ、短い無難な言葉を適当に返していく。
武には業務的な会話をしているようにしか見えず、痺れを切らして有朱へと攻めを再開させる。
身体を不規則に震わせ、跳ね上がる頭、震わせる両肩、太腿に食い込む爪………。
努めて平静さを保とうとする有朱が、必死に受話器の向こう側に対応する姿が武の興奮をさらに煽っていく………。
はふっ…はふっ……っと漏らす吐息を受話器のそこを手で覆って悶絶し、言葉を返す時だけ短く喋るだけに留める有朱。
レロレロレロレロレロレロレロレロレロッ……
レロレロレロレロレロレロレロレロレロッ……
執拗な武の舌先の攻めにいよいよ耐えられなくなった有朱は、受話器を握る手を震わせながら何とか伸ばし、土台に戻す。
どうせ状況は向こう側も、分かっている。
もう、駄目…………もう…………。
猛烈な何かに襲いかかられ、抗うことなど到底できない何かが有朱を支配した……。
椅子から一瞬、お尻を浮かせるほど身体を弾ませた有朱が我を忘れ、オーガズムに包まれる。
胸を激しく上下させる有朱の前に、立ち上がった武がペニスを出して迫ってきた。
ねぇいいでしょう……?
ちゃんとカップに出すから、ねぇ?
有朱の承諾を待つことなくさっさと両膝を抱え、目を血走らせた武が熱り立たせたペニスを少しだけ乱暴に押し込んだ。
やはり頭を跳ね上げて苦悶を浮かべた有朱が声を詰まらせ、何をするんですかっ……と、有朱の細やかな抵抗にも目を向けず………。
罪悪感よりも性欲を爆発させた彼にはもちろん効き目はなく己の欲望にただ忠実に、腰を躍動させていく………。
意思を持ったかのように己の道をひた走るペニスが膣の中を行ったり来たり、眉間に刻んでいた深い皺もいつしか消え去り甘〜い表情を浮かべる美しき看護師……。
持ち上げられた両足がM字開脚の状態となり、胸の前を開けた有朱の乳房にむしゃぶりつかれる。唾液まみれの乳首が武の舌で弾かれ、歓喜するように艶々と光り輝きぷるんっと揺れる。
突いて、突いて、突いて、結合部を粘液に塗れた陰茎が出入りを繰り返し、気持ちの良いところを通過するたびに堪らない快感が沸き上がる。
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
膣壁が優しくペニスに纏わりつき、妻では味わえない肉厚の膣が収縮する感触が武を追い詰めていく………。
温かな泥濘みの中をもがき苦しみ、唸りを上げるペニスが身動き出来なくなっていく……。
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
酸素を求めて口を開け、背中を反らせて突き出す白い乳房を武の前で8の字に揺らす。
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
武が汗を顎の先から滴り落とし、有朱の胸の谷間に一筋の流れを作り消えていく。
拷問に苦しみ喘ぎ悶絶するかのように唸り、やがて限界を迎えた彼は手元においたカップの中へと亀頭を向けると、勢いよく精液を吐き出した。
通常よりも濃い精液はやや黄色みを帯びて、働き盛りの年齢に相応しい量が溜まっていく……。
荒い呼吸を繰り返しながら蓋を閉め、ぐったりする有朱に向き合い彼は仁王立ちになった。
足元には有朱のショーツが放り出され、椅子には乳房を剥き出しにした格好の有朱が、だらしなくしなだれかかっていた。
彼のペニスは未だ天を向き、血流の勢いそのままに脈動を見せていた………。
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