こんな卑劣なことをする男たちに屈したくない、そんな気持ちを奮い立たせ身体を身動ぎしてさせて明日香は抵抗を開始する。
惨めな姿を乗客に晒すことになっても仕方がない、今はこの状況を脱することだけを考えて身体を暴れさせる……。
そんな時、明日香の目の前にいる男がシャツを捲り上げ、ズボンのウエストに挟んでいたマイク状の物を取り出すのが見えた。
性格にはマイクよりも小さいけれど頭がコケシみたいに丸く、その部分を恥ずかしい所に押し付けてきた。
次の瞬間、明日香の身体が硬直する………。
何!?………これは何なの!?
痺れるような刺激が敏感な所を刺激して、考えるより先に危機感を覚える。
太腿をクロスして身を捩り、何とかそれを恥部からずらそうと必死になる。
腰を下げてお尻を振って、相変わらず太腿を擦り合わせて必死にずらそうと躍起になった。
それでもスパッツとショーツが股の所でストッパーの働きをして、身体の動きを制限する。
自由の効かない太腿が男の持つそれを意図せず挟み込んだまま、振動を送り続けてくる。
だんだんと立っていることが辛くなり、その振動が明日香の腰を後に引かせていく……。
振動が明日香の望まぬ感覚を呼び起こし、俯かせた顔を髪の毛が覆い隠す……。
こんなの嫌っ…………そんな感情が明日香の頭を激しく振らせ、髪の毛を振り乱す………。
最後に右足の踵を浮かせた明日香は、股に挟まれた如何わしい物に肩を震わせながら、ついに動けなくなってしまった。
こんな物に、男たちに屈したなんて認めない……。
違う、絶対に違う……違うんだから………。
強がりを見せるものの、他の誰よりも明日香自身がいちばん分かっていた。
腰が落ち、上半身を前屈みにさせて硬直する身体を男たちに支えられていなければ立ってさえいられない。
踵を浮かせた片足はつま先立ちになり、ぷるぷると震わせる。
誰かの手が明日香のスパッツをショーツごと下げ始め、片足づつ引き抜いていく。
ショーツだけをそこから取り出してクロッチ部分を自分の鼻に押し付けると、至福の表情を浮かべた。
こびり付いた薄黄色というのか白っぽい汚れを舐め取って、明日香の持っていたトートバッグの中にスパッツと共に綺麗に畳んで入れておく。
玩具で明日香を翻弄させていた男が不意にしゃがみ込み、抵抗をされる前に片脚を自分の肩に担ぎ上げる。
明日香のお尻を両手で掴んで引き寄せると、速やかに股間に顔を埋めてしまった。
氷の下に無くした指輪を見つけ、氷を舐め溶かして取り戻したい………。
そんなロマンチックな作業に似ていない訳ではないけれど、実際には包皮の上からクリトリスに向けて舌先を躍動させていく………。
んんっ…んっ…………んんっ!……ん〜っ……はぁはぁ…
明日香の手が男の頭を引き剥がそうと、髪の毛を鷲掴みにしたはずだった。
けれど、指には力が入らない………。
何度も髪の毛を掴もうと持ち上げるのだけど、その手はぷるぷると震え、自分の意志に反してどうしても力が入らない………。
やがて泳いでも泳いでも陸の見えない海原に浮く明日香は、不意に押し寄せた大きな快感の波に飲み込まれ、官能の海へ沈んでしまった……。
蒸れて濃厚な女の臭いを発するそこを綺麗に舐め取り、執拗に包皮を舐め回す。
切な気に吐息を漏らす明日香を窺い見ながら、唇で摘むようにして吸っては舐め回し、舌そのものを密着させて微動させていく。
それが堪らないらしく、明日香は無意識に腰をうねらせて男の鼻先に擦り付けてくる……。
チェニックの裾が落ちて、男の頭を覆い隠した。
その中で男は包皮を指で慎重に持ち上げて、艶々したピンク色の蕾を露出させた。
それを音を立てて何度も吸って、舌先をパタパタと優しく打ち付ける。
微妙にスライドさせる動きを交ぜて、刺激を与える。
ちゅっぴっ……ちゅっぴっ……ちゅっぴっ……
クリトリスを吸い上げて、すぅっ……っと唇から離す所作を繰り返す。
そのたびに明日香の口から吐息が途切れ、顎が跳ね上がる。
男の唇が離れる際に愛液が糸を伸ばし、透明の光がつぅ〜っと伸びては音もなくプツンッと儚く切れる。
不意に男が舌先を暴れさせ始めた。
膣口から愛液を掬い取り、クリトリスに絡めさせて激しく舌先を滑らせる。
パタパタと忙しなく叩きつけ、蕾と舌の間に短い無数の糸が立ち上がる。
泡立った粘液を切り裂くように舌先が躍動し、目を閉じたままの明日香が悶絶する………。
眉間に刻んだ皺が消えることはなく、危機迫ったように顔を右に左に倒し、上がった頭をすぐに下げて、弾かれたように跳ね上げる………。
男がクリトリスを執拗に舐め回す………。
明日香が頭を狂ったように暴れさせる……。
男がクリトリスを執拗に吸い上げる………。
明日香が嫌々をするように頭を振る………。
男がクリトリスに舌先を執拗に走らせる……。
明日香の頭が跳ね上がり、そのまま硬直させて動かなくなった………。
その時、はっふんっ…はっふんっ……っと、吐息を吐き乱す明日香が身体を激しく弾む………。
満足気に明日香の脚を肩から降ろし、立ち上がった男が明日香の身体を引き寄せた。
すると明日香の背後にいる男が下半身を自分に引き寄せて、お尻に被さるチェニックの裾をベールのように持ち上げた。
その感覚に危機感を覚えた明日香が身を捩ろうとしたその時、固く瞼が閉じられて信じられないと
でも言うように見開かれた。
明日香は身体を揺らされながら………
待って、待ってよ……ちょっと待ってっ!…………
懇願する言葉を口から出したけれど明日香の願いは聞き入れられず、男は躍動させる腰を止めてはくれなかった。
10秒……20秒……30秒……1分……5分……10分……。時間の経過と共に湧き出す快感がやがて明日香を黙らせ、ついには大人しくさせてしまった。
ヌッチャッヌッチャッヌッチャヌッチャヌッ……
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
不意に頭を勢いよく持ち上げた明日香。
その顔は恍惚として今にも溶けてしまいそうに、甘〜い表情を浮かべていた。
ダンスのインストラクターで日々動かず身体が熱く反応して、奥を突かれる快感に酔いしれる。
明日香のインナーマッスルが収縮して、骨盤底筋が引っ張られる。
膣壁が狭まり、締め上げられた男が眉間に血管を浮き上がらせる。
明日香の細いウエストを掴む男の手に、力が込められた………。
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