持ち上げられている脚とは逆の、体重を支えているもう片方の脚から力が抜けていく………。
ちゅるちゅるちゅう〜っ……れろれろれろっ………
ちゅっ…ぱっちゅぱっ……くちゅくちゅくちゅっ……
膝が笑い出して耐えられなり、ストンっと腰が落ちるのを後と左右にいる男たちによって支えられ、事なきを得る。
男の舌の動きに合わせ、ブルブルと身体を震わせる優子の顔が限界だと告げていた。
不意に優子の前を壁となって塞いでいた男たちが左右に別れ、舐め犬の男ごと優子の身体が前に押された。
理由がわからぬうちに目の前ドアの前に立ち、勢い余ってドアの窓に両手を付いていた。
股間にある男の頭のお陰でお尻を後に突き出す格好になり、下の男が持ち上げていた片脚を横にいる男が代わりに持つことになって、股関節が横に広げられる。
舐めやすくなった下の男が渾身のクンニリングスを始めたことで、再び快楽地獄へと引きずり込まれていく優子………。
男が2本の指を突き立て、喜々としながら上下にと躍動させてはじめる。
眉間に深い皺を刻んで口を開け、甘〜い表情を浮かべた優子が熱い吐息を吐き出していく……。
あぁっ……あぁっ……あぁ〜あはぁっ…んっ…んっ……んっ…んっ……あぁっ…あぁっ…あぁ〜ぁっ……あぁっ
吐息混じりの優子の喘ぎが申しわけ程度に小さいのは、無意識なうちにも捨て切れない女としての羞恥心からだろうか………。
車窓の外を流れ行く景色は優子の瞳に移りながら無意味に流れ、終わりの見えない快感に身を委ねるねていく……。
ニュッチュッ…ニュッチュッ…ニュッチュッ……
ニュッチュッ…ニュッチュッ…ニュッチュッ……
ニュッチュッ…ニュッチュッ…ニュッチュッ……
見慣れた景色が目に映り、ハッとなった優子が急いで開けた胸の前を手で合わせて塞ぐ。
速度を落とした電車がゆっくりと進み、景色はやがて駅のホームを映し出す………。
こちら側のドアは暫くの間、開くことはない。
反対側のホームに停車する電車が時間の関係上、鎮座を続けているのもいつもの事だった。
ただ今は優子にとって、都合が良い訳がない……。
こちら側を向いてドアの前に立つ学生が耳にイヤホンをして、ボ〜っと見るともなく目を外に向けている。
その彼の逆側に立つサラリーマンも空を見上げ、何気なく優子たちの乗る車両を見詰め始めた。
早く……早く走り出してよ………。
そんな優子の心の声を嘲笑うかのように時間はゆっくりとしか流れ、クリトリスを吸われる快感、関節を曲げた指の腹を抜き差しされる快感が容赦なく続く………。
不意に向こうの車両のサラリーマンと視線が合って、俯いた優子。
平静さを装ったけれど、そう長くは続かない……。
ちょっといい女だな、そんな印象を持ったサラリーマンの彼は違和感を抱いた。
何かが変なのだ。
彼の目に映る優子は切なげに表情で眉毛が下がり、まるで指圧マッサージの痛みに耐えるように眉間に皺を作っている。
尿意を感じて我慢でもしているのか、あるいはもしかしてお腹を壊しているのだろうか。
もしそうなら今は停車しているのだから下車をして、それこそトイレに行けばいいのに………。
それが出来ない理由とは、何なのか。
分かる…分かるぞ、俺も時間の関係で降りられなくて、酷い腹痛で脂汗をかいたことがあるから分かるぞ、その気持………。
いい女なのに、気の毒になぁ………。
車窓越しに向こう側の車両にいる優子にエールを送るサラリーマンの彼が、次の瞬間ギョっとしたのは言うまでもない。
頭を跳ね上げた優子の胸元が開け、見事な乳房がドアの窓に押し付けられたのだから………。
お餅のように歪んでいかにも柔らかそうで、何故だが身体を前後に揺らし始めたのだ。
乳房を揺らしてふにゃふにゃと窓に押し付けて、その乳房を何者かの手が後から鷲掴みにする。
上半身を起こされて髪の毛を揺らす優子の顔がはっきりと見えて、何とも言えない妖艶な色気を振りまいている……。
理解が追いつかず、動き出しだ電車の中からあれは痴漢に遭っていると気付いた時には優子の姿はもう、見えなくなっていた。
ひとり動揺する彼は誰かに伝えなければと焦ったけれど、誰がこんなおっさんの言う事を信じてくれるだろうか………。
変態妄想オヤジだと見なされて、逆に怪しまれそうな気がしてならない。
それにもう、電車は行ってしまった……。
そんな彼はズボンの前を、誰が見ても分かるほど大きく膨らませていることに気付いた。
本音は、ただ羨ましいだけだった………。
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
14〜5センチはありそうな長さのペニスが根元まで入り、ズッキーニよりも太いペニスは成熟した優子の膣壁を遠慮なく這い進む。
夫では決して味わえない余韻を残して子宮口まで到達し、折り返していく時もまた堪らなくなる。
それがピストンという形で優子を酔わせ、突かれるままに身体がとろけていく感覚に引き込まれていく………。
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
ヌッチャッヌッチャッ……ズッリュッ…ビュッ!……
ビュ〜ッ!…ビ〜ュッ…ビュッ…………ビュッ……
わなわなと膝を震わせる優子の中に、生暖かいものが放出される感覚が広がっていく………。
開いた半開きの唇を震わせ、顎がガクガクと痙攣を見せる………。
甘〜い余韻に浸る優子が、ぱっと目を見開く。
男は優子と繋がったまま離れずに、再び腰を躍動させ始めたのだ。
こんな精力の強い男は初めての経験の優子としてはただ驚愕でしかなく、すぐに目眩く官能を速やかに享受していく………。
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
陰茎に引き連れられて優子の入口の粘膜が手前に盛り上がり、入る際には中へとわずかにめり込みを見せる。
ゴリゴリとカリ首が引っ掻くように中を突き進み、枯渇していた女の満足度を満たしていく。
子宮口を攻められ続け、だんだん我慢が出来なくなってくる。
何かに縋りたくて手を彷徨わせたけれど、冷たいドアの感触しかなくてやるせない……。
嫌っ…待って………こんな凄いのなんて…知らない……
あぁ…凄い………駄目、我慢出来ない……あぁ………
我慢できない……我慢できいってば………
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
もう、無理っ……我慢できないよう……………
いっちゃう……いっちゃうから………
ねぇ…いっちゃかうら………ねぇ………ねぇ………
グチャッグチャッグチャッグチャッグチャッ……
グチャッグチャッグチャッグチャッグチャッ……
潮を吹いて滴らせながら声なき声で喘ぎ狂い、熱い吐息が優子の快感と戦う壮絶さを男たちに知らしめる……。
その優子の弓なりにになった身体が飛び上がり、ビクンッ……ビクンッ……っと、弾ませた。
ヌゥ〜ッ……っと巨根が引き抜かれた後の膣口が、ポッカリと穴を開けたまま精液を垂れ流し、ゆっくりと閉じていく………。
その後も2人目、3人目までは、どうにか優子も覚えている。
相手の好みなのか片脚を持ち上げて前から貫かれるか、後からか男によって分かれていたように思う。
1日に5〜6回以上もオーガズムを味合わされて、いつの間にか気が遠くなったような………。
どうやって帰宅したのか、記憶が定かではない。
夫の帰りは今日も遅く、どうせどこかで飲んでいるに違いない。
息子も今日は友達と食べてくるからと、夕飯はいらないと言っていた。
ひとり脱衣所で着ているものをすべて脱ぎ捨てた。
見たくなかったけれど、ショーツには色濃くその痕跡が残っている。
直ちにその場で手洗いをして、洗濯機に放り込んだ。
身体を隅々まで洗って男たちの匂いを落として、ビデを使用して膣の中を洗浄した。
明日は休んで病院に行かなければと、いつも通りの行動をしていく。
化粧水を顔に馴染ませ、ベビーオイルを身体に塗り込んで保水する。
下着を洗濯機から出して、脱ぎ捨てたワンピースを入れようとした時だった。
ポケットに何かが入っていることに気付く。
どんな小物でも普通はバッグに入れるものだし、着ている服のポケットに何かを入れることなんて、余程のことがなければありはしない。
つまり、優子の記憶にはない……。
手を入れて掴みだした物は、二つ折りにされていた茶封筒だった。
中には一つの薬、メモ書きされた1枚の紙。
妊娠を望まないのなら、服用すること。
我々は病気を持っていないこと。
疑うのなら受診するのは自由だが、無駄なこと。
薬剤名を検索するようにも書かれていたけれど、実は優子はこの薬のことを知っていた。
たった1度の過ちを犯して、医者に処方してもらったことがあるからだ。
もちろん家族に言えるはずはなく、墓場まで持っていくつもりで胸にしまっている。
この薬を素人が簡単に手に出来るわけもなく、その理由を考えて優子は途中でやめてしまった。
行き着く答えを考えれば、関わり合いになりたい相手ではないからだ。
あと数年で生理は終わるだろうけど、まだ生理があるうちはリスクを考えて服用しておく。
17日後に無事、生理はやって来た。
安心すると怒りが沸々と湧いてきて、その後にじんわりと恐怖心が滲み出す。
そして最後は…………。
数日後、いつものように電車の中で揺れに身を任せる優子の姿があった。
普段よりもセクシーな下着を見に着けているのは、購入したのはいいけれど気恥ずかしくなって、タンスの肥やしになっていた物。
それを引っ張り出してきたのだ。
他にもネット注文した下着が近日中に、届くようになっている。
バッグには着替え用の下着をバッグの中に、密かに忍ばせている。
自分でも何をしているのかと思うけれど、恐怖心の後の最後に抱いた気持ちに正直に従うと、こうなったのだ。
いつ彼等に遭遇しても良いように、準備をしておきたかったから。
優子は、彼等を待ち望んでいた。
あの日のことを考えるだけで身体が勝手に熱くなり、下着を濡らしてしまう………。
1ヶ月後、優子のスカートの中に、男の手が侵入してきた。
その手付きや攻め方に、優子は確信を抱いた。
30分後には男の顔を跨ぎ、歓喜に身体を震わせる優子の姿があった。
あの日のように………。
※元投稿はこちら >>