とある田舎町、内陸部から海岸線へと伸びる線路にディーゼルエンジンの音を海風にかき消されながら、2両編成の電車が駆け抜ける。
1日の本数は決して多くはなく、昔はなくてはならなかったこの鉄道も車社会となった今、一時期は赤字路線となって廃線の危機に瀕していた。
大手鉄道会社から独立して地元の鉄道会社となって久しく、このまま手を拱いている訳にはいかないと、あの手この手を考えて見事に観光客を集めることに成功した。
何もない田舎町というのが都会に暮らす人たちには、逆に魅力的に見えたのかもしれない。
線路沿いを整備し、地元ならではの自然の風景を楽しめるようにしただけで、季節の移り変わりで変動はあるものの年間をどうして黒字にはなった。
こうなると駅舎に併設された旧い立ち食いそば屋もノスタルジックだと観光客の注目を集め、駅の構内に新しく造られた田舎っぽい喫茶店は格好の名物になるから不思議なものである。
そんな電車も平日は地元の人の大切な足となって、今日も風を切って走っている。
僻地の無人駅から毎朝、ひとりの女子高生が通学として同じ時間に乗っていた。
肩に掛からない程度の長さの黒髪に、純朴そうな可愛らしい顔をしてドアの窓から景色を眺めるのがいつものスタイルである。
行きは少しずつ乗客も増えていくけれど、僻地へと向かう帰りの下りは逆に減っていく。
それなのに今日はどういうわけか、数十人の人で賑わっている。
観光客だろうか、つい最近18歳になったばかりの樋川瑞希には見当がつかなかった。
それにしてもなぜか男性ばかり、それも見たところ20〜30代と若い世代ばかりである。
こんな田舎町に何だろう………。
不思議に思っていると瑞希の周りにいる男たちが距離を狭めるように、にじり寄ってくるのに気が付いた。
違和感と疑問、少しの恐怖心に身体を固くする。
あまりに近くて俯いてしまった瑞希、そんな彼女の膝上丈のチェック柄をしたスカートが、いきなり捲り上げられようとした。
反射的にスカートを抑えた瑞希だったけれど、今度は胸を触られるのを阻止すれば、またスカートを………。
それを同時にされて、頭がパニックになる。
そうするうちに左右にいる男たちにそれぞれ手首を抑えられ、正面にいる男にスカートを持ち上げられて、恥ずかしい場所に触れられてしまった。
恥ずかしさと恐怖、憤りがない混ぜになる……。
赤い小さなリボンが付いた白いショーツ、その真中の下の方を下から上へと指先が撫であげる。
クロッチに食い込んで溝が現れて、その上の方を小刻みに執拗に指先を躍動させていく、
顔を横に背けていた瑞希の頬が赤く染まりはじめ、真一文字に閉じられた唇に力が加わる。
くりくりくりくりくりくりくりくりくりっ……
くりくりくりくりくりくりくりくりくりっ……
固く握り締めた瑞希の拳が白くなり、時おり開く瑞希の唇から吐息が漏れる。
くりくりくりっ…すぅっすぅっ…くりくりっ……
すぅっすぅっ…くりくりくりっ…すぅっすぅっ……
指先で小さな円を時計回りに動かしていたかと思えば、指先を上に優しく跳ね上げさせる。
これを優しく丁寧に丁寧に、優しく優しく執拗に続けていく………。
顔を背向けた瑞希の視線は窓の外の風景に向けられ、そのくせその瞳には何も映ってはいないのかもしれない。
なぜなら意識は嫌でも刺激される部分に向けられているからで、今や二重底になった厚みのある部分は、しっとりと湿ってきていると男は感じ取っていた。
左右の男たちが瑞希の手を取って、自分たちの股間に押し当てる。
瑞希の手に自分たちの手を重ね、硬くなった物を揉むように動かしている。
いよいよ顔を真っ赤にさせた瑞希のショーツの中に、手が侵入する。
蠢く指の動きに合わせて肩をぴくぴくと反応させ、それでも恥ずかしくで頑として声だけは堪えている。
時間をかけて、たっぷりと可愛がっていく……。
包皮の上からスリスリっ……スリスリっと指の腹で優しく執拗に撫で回す。
包皮を持ち上げるように指先で下から優しく跳ね上げ、下のクリトリスを刺激する。
その効果は瑞希の膝を見ていれば分かる、
折れそうになる膝を何度も立て直し、唇を薄く開ける回数が頻繁になっている。
男はあることに見当がついていた。
そっと中指を挿入して、やはり………と、思った。
クリトリスを弄り回している時から恐らく処女ではないと、気付いていた。
処女特有の拒絶感はなく、ある程度の性経験を知っている、そんな感じ方だったから………。
羞恥心は消えないものの官能に染まった瑞希は、男たちによって完全に堕ちていた。
無理もない、気持ちいいのだから………。
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