その日の勤務を終え、更衣室でユニフォームを脱ぎ捨てる。
汗ふきシートで腕から首筋、胸元から脇の下。
手の届く範囲を肌を拭って、スッキリさせる。
胸を縛めていた忌まわしいブラジャーを外して白いタンクトップを着ると、乳首の突起が目立つのを隠すようにデニム地のブラウスを羽織る。
キャメルのコットンスカートは膝が見える程度と、さすがに年齢を考えると女子大生と区別をしておきたい気持ちが働く……。
気が付けば37歳になってしまった。
今日もハードだったな………。
責任感をひしひしと感じる看護師という仕事から解放され、水沢夏美は職場を後にして歩き出した。
明日は夜勤のシフトだからまっすぐ変える気にはならず、バッグから取り出しだスマホを耳に当てる。
相手はひとつ返事で夏美の誘いを快諾し、待ち合わせ場所に軽い足取りで向かった………。
北村景子はこの日の最後の勤務を終えて、後片付けをしているところだった。
ヨガマットを集め、保管場所仕舞い込む。
汗で光る肌は未だ20代の瑞々しさを保ち、32歳には決して見えない。
脱衣所で肌に張り付くスポーツブラと淡いグレーのスパッツを脱ぐと、最後にTバッグを脱ぎ捨てる。
汗でしっとりと重くなり、おりものが付着して黄色く変色したそれを手からパサッと下に落とす。シャワールームに入ると頭から熱いシャワーを浴びて、体中を無数の水流が下り落ちていく。
腕、首筋、胸、お腹、背中、お尻、太腿から足の先までボディーシャンプーを塗りたくり、全身が泡だらけになると、肌を滑らせる手が再び胸にきた。
Cカップだけれどツンと上を向いた形も、白くてボリューミーなのも自慢に思っている。
右に左に手の平が柔らかな丘を通り過ぎ、そのたびにぷるんっと揺れる。
もう一度太腿に下がった手が膝を持ち上げて片足立ちになった足の脛から足首を撫でで、もう片方も同じようにする。
またお尻を撫でで前に手を持ってくると、綺麗に整えられた恥毛をワシャワシャさせて割れ目へと指を侵入させる。
指輪を咥え込むように割れ目が左右から迫り、めり込んだ指が粘膜を上下に移動させる。
せっかちな性格な景子は髪の毛を纏めていたゴムを外し忘れていたことに気付き、縛めを解く。
シャンプーをして体の泡と一緒に盛大に洗い流し、トリートメントも抜かりなく済ませる。
シャワールームからでて体の水気を拭い、化粧水を顔に馴染ませると髪の毛を乾かし、手早く薄いメイクも済ませる。
履き替えた清潔な白いTバッグが均整の取れた体にぴったりとして、気持ちがいい。
白いオーバーサイズのTシャツに腕を通し、乳首がツンと主張するのを荒いメッシュのニットを着て目隠しする。
黒いスパッツに足を通すと気恥ずかしい下半身はTシャツが覆い隠し、丁度良くなった。
景子は髪の毛を靡かせてシャンプーのいい香りを振りまきながら、待ち合わせ場所へと颯爽と歩き出しだ………。
それでは、失礼します………。
定時を迎えた広川恵美は退社の挨拶をして、気難しい上司の元から外の世界へと足を踏み出した。
堅苦しいハイヒールからパンプスに履き替えた足が、コツコツッ……と歓喜の音を立てて路面を踏み鳴らす。
29歳にしては成熟した大人の色気を漂わせて、ウエストを絞ったスーツが体のラインを浮かせる様が男の目を誘う。
短いタイトスカートから伸びる長い脚がまた恵美の魅了を引き立て、いやらしい視線を投げかける男に今日も辟易させられる。
露骨な男にはその美貌を決定づける切れ長の目をさらに細くさせ、男に向けて冷たい視線で突き刺してやる。
ちょってとやそっとでは落とせそうになく、綺麗なのに薔薇の棘を無数に所持する女に恐れをなした男たちは尻尾を下げて退散していく………。
深い溜息をつく恵美のバッグの中でスマホが振動するのに気付き、耳に当てると相手の声を聞いた途端、にっこりと笑顔になる。
恵美は乗った電車を途中下車して、待ち合わせた場所へと早足に向かっていった………。
3人は友達の姉、その知り合いという間柄だったけれど妙に馬が合う。
女性に人気のスペインレストランに集い、グラスワインを傾けて数種類の一品料理を肴に語り合った。
グラスでは物足りず、ボトルで頼んだワインが進むと裏の顔を見せて話題があらぬ方向に傾いていく……。
そう、彼女たちは悪名高き女ばかりの痴漢集団のメンバーなのだから………。
どうする?………明日の予定は?………あたしは平気よ……あたしも平気かな……。
そんな言葉が彼女たちの間で飛び交って、怪しい笑みをそれぞれの顔に浮かび上がらせる。
お腹を満たした女豹たちは精算を済ませ、店を後にしてほろ酔いの足を軽やかに前に進めていく。
駅に到着して早々に、今宵の獲物は決定していた。
ターゲットは学生服を着た頭の良さそうな、塾帰りらしい学生君………。
彼ならその若さで女3人を満足させてくれるまで、頑張ってくれるに違いないはずだから……。
付かず離れず距離を保ち、ホームに並ぶ。
滑り込んできた電車のドアが開き、吐き出されてくる人が切れると乗り込む彼をさり気なく囲い込む。
電車のドアがプシュ〜っと空気圧で閉じると、ゆっくりと動き出した。
彼がヨガインストラクターの景子が向き合う形で胸を押し付けてくるのに、居心地悪そうにしている。
あまりに柔らかくて視線をそこに向けると、荒いメッシュの間から乳首が出っ張っているのに気付く。
それが電車の揺れでくっついてきたり離れたりして、ブレザーの空いた胸のYシャツ部分に触れるのだ。
みるみる膨張する下半身に危機感を覚え、体の向きを変えるとそこには秘書の恵美の正面だった。
恵美はブラウスのボタンを意味ありげに2つ余計に外し、アウターのボタンを彼の見ている前で外して見せた。
それが緩むとブラウスの切れ込みも緩くなり、先程のレストランのトイレでブラジャーを取り去った胸の谷間が見え隠れする。
切れ長の目がゾクっとするほど色っぽくて、まるで気付いていないとでもいうようにそっぽを向いている。
不意に電車の揺れで恵美がよろけてブラウスの前が開き、綺麗なピンク色の乳首が見えてしまった。
慌てて体の向きを変えた彼の前に、グラマラスな夏美が立っていた。
なぜか彼女も彼に向かって立っていて、彼女もあまりに至近距離にいる為かふわっといい香りが漂ってくる。
羽織っただけでボタンを閉めてもいないデニム地のブラウスを夏美は着ていて、その白い肌に負けないくらい眩しい白いタンクトップをインナーにしている。
不意に身動ぎした夏美が着ているものが彼に引っ掛かり、ブラウスの前が開く。
間近に見るタンクトップの生地は織り込まれた繊維がいくつもの筋状になっており、胸の隆起で大きく盛り上がっている。
その先端が何かの形を誇示するように、ぶっくりと飛び出している………。
3人が3人共その胸を強調し、若い年頃の彼の目に見るものを見せて欲情させるのは簡単だった。
まるでのぼせたように顔を紅潮させた彼は、女たちの格好の獲物として目だけを中に彷徨わせるのだけが関の山………。
堪らずまた体の向きを変えて、再び景子の正面で止まってしまった。
すぅ~っと景子の手が彼のブレザーの中に滑り込み、景子のシャンプーの香り漂う髪の毛が、彼の顔を優しく触れた。
体を硬直させて動けなくなった彼は、なされるがまま景子の手が下がるのを黙って見ていた。
硬く隆起して形を浮き上がらせたそこに触れられると、びくんっと体を反応させる。
景子は彼の目を見詰めながら膝を開き、彼の体を避けるように開脚させながら腰を落としていく。
社会に生きる大人の女にあるまじき格好で白くて魅力的な太腿を見せて、彼のズボンのチャックに手を掛ける。
パンツの中から取り出しだベニスは爆発する寸前のようにパンパンに膨張し、その姿を現した。
肝心な部分は皮が被っていたので指で露出させ、こんな時のために持っている、ノンアルコールのシートで汚れを綺麗に拭い取る。
ゴシゴシと亀頭を拭われる刺激に呻きを漏らす彼の口を、夏美の手が塞ぐ。
拭いたそばからとろり透明な粘液を溢れ出させるそれを、景子は口に含んで舌を動かす………。
鼻から抜けるアンモニア臭、塩味が景子の舌を痺れさせる。
唇が亀頭のなだらかな部分を進み、カリ首を越える時、戻る唇がそこをまた越える時、それが堪らないとでもいうように悶絶する彼……。
にゅっぷっ…にゅっぷっ…にゅっぷっ…にゅっぷっ
にゅっぷっ…にゅっぷっ…にゅっぷっ…にゅっぷっ
夏美が塞いだ手の隙間から、彼の口から吐き出される熱い吐息が勢いよく噴き出される。
怒り狂った若いベニスが口の中で粘液を吐き出し、景子がそれを飲み下す。
夏美が周囲に目を走らせながら彼の首筋に唇を這わせ、舌先を走らせる。
恵美が彼の手を取って自分のブラウスの中に引き入れ、その温もり伝える。
景子がペースを上げた。
前後する首が忙しなく動かし、眉間にシワを刻みながら内心ではその硬さにうっとりとする……。
夏美が彼の手を取って胸に当て、スカートの中に引き入れて目を閉じる……。
恵美もまたスカートの中に招き入れ、自ら爪を引っ掛けてパンストを破り彼の手を導く……。
にゅっぷっ…にゅっぷっ…にゅっぷっ…にゅっぷっ
にゅっぷっ…にゅっぷっ…にゅっぷっ…にゅっぷっ
鼻息荒く夏美の指の間から涎を垂らし、歯を食いしばった彼が、一言………うっ!っと呻いた。
景子の口腔内に生臭い大量の精液が吐き出され、咳き込みそうになるのを堪えて飲み下す……。
若い彼の匂いに恍惚となる景子が立ち上がり、まだ収まらない彼のペニスを掴んで下に向ける。
まるで千切れるのではないかという苦痛に顔を歪ませる彼を気にもせず、景子は下半身を覆い隠すTシャツの裾を上げてスパッツを食い込ませた股間に挟む。
彼を見詰めて腰を前後に揺らし、その硬さにうっとりしながらこう言った。
もっと、いいことしたい………?
彼の返事も聞かず、スパッツに手をかけた景子がスルスルと下げていく様を、生唾を飲んで信じられないとでもいうように見つめる彼……。
その彼をその場で座らせ胡座を作らせると、彼を見下ろしながら跨いだ景子がゆっくり腰を落としていく。
彼の背中は恵美の下半身に支えられ、恵美は目の前のサラリーマンの背中に胸を押し付けて、耳を真っ赤にさせた中年の彼は動けなくなっている。
Tバッグショーツを横にずらた景子が何度か腰を上下させ、彼の分身を沈めてひとつ吐息を漏らす……。
見上げればここだけポッカリと穴が空いたように小さな空間があり、彼を抱き寄せた景子は腰を上下に躍動させ始めた………。
ずんずんと奥に響く感触が苦しくて、それなのに湧き上がる官能の渦が脳を麻痺させていく。
哀れ囚われの身となった彼は初めての女の温もりを強制的に感じさせられて、何が何だか分からないまま快感にただ、ただ喘ぐことしか出来ない。
常日頃乗車する電車の床に座ったことも初めての経験なのに、女性に痴漢されレイプされるなんて青天の霹靂である。
ショックを通り越して包みこまれたペニスを凌辱される快感は何物にも代えがたく、あっと言う間に射精させられていた。
お尻を打ち付けられる感触も、女性の体重を感じることも、全てが新鮮だった……。
そんな彼が立ち上がらせられると、背をこちらに向けた夏美がお尻を突き出して待っている。
抜いだスパッツをバッグに仕舞い、オーバーサイズのTシャツの裾をを下ろした景子は彼のペニスを掴み、引き寄せる。
夏美は振り返りそれを確認するとショーツを脇に寄せ、バトンを景子から受け取ると、それを自らそこに押し当てお尻を突き出した。
にゅっ……にゅっぷっ………。
抜けそうになるペニスを逃がしまいと咥え込み、奥まで招き入れて前後に腰を振っていく………。
固く目を閉じた彼に新たな温もりが伝わり、敏感になり過ぎたペニスが悲鳴を上げる。
景子に口を塞がれながら夏美にお尻を打ち付けられる地獄の苦しみに喘ぎ、悶絶する彼……。
ヌッチャッ…ヌッチャッ…ヌッチャッ…ヌッチャッ
ヌッチャッ…ヌッチャッ…ヌッチャッ…ヌッチャッ
壮絶な苦しみの中で顔を覗かせ始めた快感が彼を酔わせる始めると、夏美が彼の両手を引き寄せて胸に当てさせる。
本能がそうさせるのかタンクトップを捲りあげ、直に乳房を鷲掴みにした彼の指が食い込む。
その苦痛に顔を歪ませる夏美は少しも腰を休めることなく動かし続け、胸を掴む彼の手に自分の手を重ねる。
いつしか男女が逆転し、彼の腰が夏美のお尻に打ち付けるように躍動する。
滑らかに絡みつく中の感触が堪らなくて、猿のように荒々しく子宮口を叩く彼の亀頭が、夏美の顎が上へと向けさせる。
2度も吐き出させたベニスはどこか鈍感になり、容赦なく甘味な味を求めて彷徨い続ける。
彼の指の間から勃起した茶色の乳首が彼が指を動かすたびに向きを変える。
目を血走らせた彼が、夏美のお尻の肌を叩き、びしゃっびしゃっ……と、新鮮な音を出す。
夏美が悩ましげな表情を見せ、打ち付けられるたびに髪の毛を揺らす。
ぎゅ〜っと締まる膣壁が彼を追い詰め、涎を垂らす彼が固く目を閉じたその時………。
夏美の子宮口に向けて、熱い粘液が噴射されていた………。
呆けたようになった彼が体の向きを変えられて、目の前に立つ恵美が抱き寄せる。
右足脚上げて彼の腰に絡ませると、ショーツを横にずらず。
萎えさせる暇を与えずベニスを掴むと、にゆ〜っと迎え入れてしまった。
射精直後とあって敏感になったそれはむず痒くて猛烈にくすぐったくて、頭を掻き毟りながら叫びたくなる。
恵美を突き飛ばして逃げ出したいのに、彼女のあくまで優しい拷問はその意思を打ち砕く……。
開いたブラウスに顔を突っ込んで乳首をしゃぶる彼の頭を撫でる恵美は、飲み込んだペニスを離さず腰をうねうねと動かしていく。
彼の鼻息が落ち着いてくると馴染んだことを知り、前後にと本格的な躍動に切り替える。
もうとっくに降りるべき彼の駅は過ぎているのに、官能に魅せられた若者は夢から覚めることを拒絶する。
最後の女、恵美は少し汗の混じった女の体臭を漂わせ、乳首を舐められる快感に頭を跳ね上げた。
なかなかやって来ない射精感が訪れるまで、たっぷりと若いベニスを味わい尽くせる幸せに、体の体温の上昇が上り詰めていく恵美を後押ししていく………。
右腕を彼の首に、左手は彼のお尻を掴み、恵美は腰を躍動させ続けていく……。
じわじわと押し寄せてくるオーガズムを予感させる快感が、その時が近いことを告げていた。
その時は、あともう少しまでに迫っていた………。
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