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痴漢 官能小説

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19
投稿者:(無名)
自分の前で居眠りをする男性がもし目覚め、こちらの異変に気付いたら………。
そんな恐怖、緊張感が体を強張らせる。

1度は奪われ足元に置かれたトートバッグを再び手に戻され、大して重たくもないはずの食材の入ったバッグが、この時ばかりは手にずっしりと重く感じる………。
完全に隠せてるとは思えないけれど、ジーンズの開いた前を可能な限り塞ぎ、もしもの時に備えて
居眠り男性の目に触れなくさせる。

左右からは見えないだろうか、後ろからの視線はは……?
どこから誰に見られているのかも知れず、気が気ではない。
特に後ろの男性にはびったりと密着されていて、誰かが不審に感じても何の不思議でもない。
せめて挙動不審に見られないよう平静さを保たなければ………。
そう思うのに、これだけ敏感な所を弄くり回されては膝の震えを止められない………。

人前でジーンズのボタンとファスナーを下げられて、手が入りやすいようジーンズ自体も下にずらされて………。
人知れず動き回る下着の中の男の指が、望んでもない快感を呼び起こす。

やめて………聞こえちゃうっ………!

時おり……クチュッ!っという、そこからの音を耳にするたびに寿命が縮まる。
その指……もとい男は面白がるようにクリトリスから矛先を中へと変えて、入口を探る。
十分に潤うそこは抵抗することなく指を歓迎し、男の第二関節まで受け入れる……。

にゅっぷっ……にゅっぷっ……にゅっぷっ……にゅっ…

クリトリスを刺激される過激な快感からは解放されたのに、どうにもならない感覚が呼び起こされる……。
多くの乗客を運ぶバスの運転手は安全運転に徹しているらしく、この時ばかりは男の手を手助けする上手な運転が恨めしくなる。

にゅっぷっ…にゅっぷっ…にゅっぷっ…にゅっ……

乱れそうな呼吸を整えているつもりだけど、自信がない。
挿入された2本の指が気持ちの良いところを行き来して、何度も強い波を発生させる。
こんな場所で感じさせられる。

居眠りをする男性が、身動ぎした。
起きないで、お願いだから今は目覚めないで……。
必死に願う杏奈は背徳の味に必死に抗いつつも、顔を背けることが出来なくなってきた。
やめてほしいのに続けても欲しい矛盾した気持ちを抱え、葛藤の中で揺れ動く………。


にゅっぷっ…にゅっぷっ…にゅっぷっ…にゅっぷっ


瞼を閉じて開けては閉じる唇が、熱い吐息に乗せて女の業を吐き出していく……。
夫の笑顔と息子の笑い声、それが杏奈の中から遠ざかる……。
男の縛めから解放された片手が強く吊り革を握り締め、ギシッ……っと音がした。


ゴホッンッ………!

誰かが咳き込み、身が縮む……。
お喋りに余念がない女性の声が、聞こえる。
誰かが新聞を広げる音、バスのエンジン音が鳴り響き、降りるべきバス停が近いのか誰かが前に移動して行く。

自分を凌辱する男の背中を掠められても当の本人は意に返さず、指を動かし続ける。
バス停に停車した乗客が降りて窓の外を歩き去る姿を目にする杏奈の目は虚ろに曇り、バッグの陰で出し入れされる男の指に潤んだ瞳が揺れる。

男の指から逃れるように引いた腰が、男の硬くなった股間を杏奈のお尻が蓋をする。
熱を持った杭がその大きさを誇示して杏奈に伝え、色情を誘う……。

夫で満足している……。
息子だっている……。
商売だって順調で、今がいちばん幸せだと自覚している………。
夫を、家族を裏切れない、絶対に………。


にゅっぷっ…にゅっぷっ…にゅっぷっ…にゅっぷっ


そんな揺るぎない気持ちも快感の前で、次の瞬間にはいとも簡単にグラつき始める。
不意に男が杏奈のお尻から腰を浮かせるとズボンのチャック下げて、少し苦労して熱り立つ男根を取り出した。
力自慢の男が拳を握った腕に力を込めたような姿の男根は、反り返った自らを血流の動きに合わせ規則正しく脈動させている。

ぼぅ〜っとする杏奈の不意をついて下半身に密着するスキニータイプのホワイトジーンズを、両手を使ってお尻の下まで下げていく。
ハッとした杏奈だったけれど、両手はそれぞれにバッグと吊り革を掴んで対処が出来ない………。

お尻の半分ほどまでずれたショーツも下げられてしまうと、これ以上なく心細くて泣きたくなる。
腰を後ろに引き寄せられて、あっ!……っとなる。
お尻のすぐ下に熱いモノが押し当てられる感触に、戦慄を覚えたその時………。

内蔵を圧迫される圧力に息が詰まった………。
入口がいっぱいに広がり断りもなく土足で入り込んできた男根が、押し広げながら進み行く……。
奥まで入り込んだところで息を吐き、腰を両手で掴んだ男が動き出す。

短い行き来を繰り返すペニスが中の入口を刺激して、得も言われぬ感覚が湧き起こる………。
1度目より2度目、3度目、4度目…………。
滑りの良くなったペニスが水を得た魚のように掻き乱し、夫とはまるで違う何かをもたらしてくる。

駄目……駄目………!

いくら気持ちの上で杏奈が拒絶をしようとも、高まりゆく快感は止めようもなく上昇していく。

やめて……そんなに付かないで………。

豊満なお尻の肉を押し潰しながら注がれる官能の味が、杏奈の理性を無意味なものに中和させていく………。


ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッ
チャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ…………


食材の入ったバッグが杏奈の手から離れ、足元に落ちる。
露わになった下半身が居眠りをする男性の前で、夫意外には決して目にすることのない黒々とした陰毛を見せつける。
手で口を覆う杏奈はそれどころではなく、男の太いペニスがもたらす快感に必死に耐えていた。


男性は自分は座っていられるのに対して立っていなければならない人たちに後ろめたさを感じ、寝たふりを続けていた。
そうすることで自分でも知らないうちに、本当に寝ていたらしい。
でも、異様な異変を感じ、目が覚めてしまった。
人の息遣いというのか、不自然な呼吸音が頭の上からするからだ。

マラソンをしている時のものとは違うし、そもそもバスの中では走れるはずもない。
朝風呂の湯船に浸かった時のような吐息というのか、美味い酒を口にした直後に吐き出す息というのか………。
似ているけれど、どれとも違う。
恐々と薄目を開けてみると、我が目を疑った。
女性がズボンを下げて露出した下半身から陰毛を見せているなんて、誰が信じるだろう……。
見上げると口を手で塞いだ女性が目を閉じて悩ましげに喘ぎ、眉毛をハの字に下げている……。

よく見ると割れ目の下の方で出入りを繰り返す、誰かの陰茎が動いていた。
自分では正義感が強いつもりでいた。
どう見てもエスカレートした痴漢がレイプに発展したと見るのが妥当で、助けなければ………。
そんな想いが男性の胸に、沸々と湧き上がった。

なのにどうしたというのか、釘付けとなった目をそこから離せない……。

ヌッチャッ………クッチャッ………ヌッチャッ………

陰茎がビラビラから細かい糸を引き連れて出入りを繰り返す光景が生々しくて、広がっては萎むような動きを見せる割れ目に生唾を飲み込んだ。
口に当てた指には指輪が光り、どこかの奥さんだと知れる。
それがこんな場所で感じて喘いでるなんて……。
自分はつくづく駄目な人間だと落ち込む前に、また目を閉じて寝たふりを続けることにした……。




時にスローに動き、時に休みなく早く動かされる。
ニョリッ……ニョリッ……中をそんな感覚で動かされて、どうしょうもなく気持ちいい。
首筋に吐きかけられる男の熱い息が、あんなに嫌だったのに今は………心地がいい。

もう少し………。
いつもそう思うところで、夫は果てる。
それに不満はないけれど、出来ることならもっとその先を……。
そんな想いは贅沢だと感じていた。
それが今、皮肉なことに実現していく……。
程々に感じさせられて終わるいつものラインを越えて、目眩く快感に包まれていく………。

ヌッチャッ…ヌッチャッ…ヌッチャッ…ヌッチャ……
ヌッチャッ…ヌッチャッ…ヌッチャッ…ヌッチャ……

足を開いて立つ下半身はそのままに、吊り革を掴んだ腕を残して前のめりになった上半身………。
その背中がなだらかなカーブを描いて弓なりになり、助けを求めるように顔が上を向く……。


ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……


杏奈の上体がゆっくりと持ち上がり、膣壁の収縮が顕著に進み………ぎゅ〜っっっと、絞り込む……。
男の眉間と首筋に血管が浮かび上がり、一筋の汗が伝い落ちていく………。

血走った目を見開いた、その時………。

一週間もの間に溜め込んだ、粘度の濃い精液が勢いよく飛び出した。
数回に渡って吐き出される温曇りに震える体を抑えられず、オーガズムに包まれて落ちる杏奈を男が支える………。


酸いも甘いも噛み分け性経験も豊富な杏奈のそこは、本人の意思とは関係なくうにょうにょと妙な動きを見せて、男の亀頭を意図せずに可愛がる。
男の食いしばった口から呻き声が漏れ、強張らせた顔がみるみる紅潮していく………。


引き抜こうとするペニスを的に締め付ける膣壁が
、名残惜しげに後追いする。
ただの女になった杏奈の腰が動き出すと、仕方がないといったように男もまた突き入れる……。
結合部から溢れ出る精液が卑猥な音を立て、淫らな営みに追い出されていく。

腰を掴む男の手に自らの手を重ね、恍惚とした顔を持ち上げる。
積み重ねてきた性生活も出産歴も感度を上げるための経験となり、オーガズム手前で果てる夫の行いが、果てしない欲情の捌け口を求めるジプシーへと杏奈を変貌させた。


ニュリッニョリッニョリッニョリッニョリッ……
ニョリッニョリッニョリッニョリッニョリッ……

膣の中を躍動する男のベニスに導かれ、杏奈の体が応えるように膣壁が収縮する。

ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……

抜き差しする結合部が糸を引き、伸びては消滅する儚さを繰り返して新たな糸を形成する。
男の手が杏奈の胸に伸び、もう片方の手が下半身に伸びて杏奈の陰毛を覆い隠す。
中指を溝に埋めてクリトリスを弄り、杏奈の眉間にシワを作らせる。

ニットの中に入り込んだ男の手がブラジャーを捉え、カップを下げて飛び出た乳首を捏ねくり回す。
それぞれの指先に捉えた乳首とクリトリス、どちらが硬いかを比べる男の腰が絶え間なく動く。

ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……

下唇を噛んだ前歯が離れ、解放された唇がぷるんっと弾けた。
歯と唇の間に唾液の糸を伸ばし、杏奈の口が開いていく。
上り詰めていく感覚に酔いしれ、上唇を舐める舌が怪しく横へと滑らせていく。

ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……

どうにも我慢出来ずに薄目を開けた居眠り男が見たものは、白い粘液に塗れた陰茎が結合部で躍動する勇ましさ。
甘ったるい表情を見せ、官能の色に染まった杏奈の顔だった。

手を伸ばせば届く目の前で繰り広げられる衝撃的な光景を目にし、再び狸寝入りを決め込んだ男が終点まで目を開くことは決してなかった………。

刻一刻と迫るその時が杏奈の唇を開かせては閉じ、再び開いた唇の端に溜まっていた唾液が溢れ出る。
一筋の透明な糸を引き連れた唾液の粒が、ツゥ〜っと落ちていく………。
鷲掴みにされた胸、ゆっくりと左右に振る首、持ち上がる顎、反り返る背中、締まりゆく膣壁………その中を果敢に行き来する男のペニス……。
全てが同じ時間に現れ、発生し、行なわれる男女の営みが杏奈を高みに連れていく………。

杏奈の首が限界まで後ろに反った、その時………。
耐え難い甘い幸せに包まれて、体が勝手に震えていた………。

記憶の遠い所でペニスの脈動を感じ、射精特有の感覚を薄れゆく中で感じていた……。

素早くペニスを引き抜き、ショーツを引き上げるとジーンズも上げてボタンもファスナーも元に戻す。

仲間の一人が降車ボタンを押すと、間もなく停車したバスから速やかに降りていく。
走り出したバスからボ〜っとした杏奈が焦点の合わない視線を外に向けて、走り去っていった。

駅前の終点で降りた杏奈はトイレに駆け込むと、個室の中で頭を抱えていた。
どうしよう………。
震える手でジーンズを脱いで、ショーツを脱ぎ捨てる。
処置を終えて泣きそうになりながらジーンズに足を通した時に、バッグの中に見慣れない物があることに気付く。

中身の見えない黒い小袋に新品のショーツとメモ書きがされた紙、薬剤名の書かれた薬………。
とりあえず下着に足を通してジーンズを履く。
メモ書きには緊急避妊薬と書かれおり、薬剤の裏側に印された名前を調べると、それは確かに避妊ピルと同じだった。

そういえば不倫に忙しい友達に1度見せてもらったことを思い出し、同じ薬だったと記憶にあった。
まさか自分が服用する日が来るなんてその時は思わなかったけれど、縋る思いでそれを飲み込んだ。
これを服用した所で100保証はない。
今は薬を信じるしかなく、7日後………。
夫や息子の前では明るく振る舞っていたけれど、生きた心地はしないまま生理を迎えていた。


相変わらず夜の生活での夫は早く、杏奈は初めて不満を漏らした。
夫は勘弁してくれと背中を向けて、眠ってしまうのを見て思わず溜息をついてしまった………。


2週間後、杏奈は年齢にしては膝上までしかない短いスカートを履いてバスに乗車していた。
この日はそんなに混んではいないのに左右に立つ男性に挟まれて、あの日のように背後にぴったり立つ誰かの気配を感じていた。

杏奈は振り返りざまに背後の男の顔を一瞥すると、1度反らせた視線を男に戻し、意味ありげに見てから空いている最後部の席に移動していった。
しばらく経って男たちは杏奈のそばにやって来ると、2人が杏奈を挟むように両側に腰を下ろしてきた。

一体何人が周りにいたのかと思うほど杏奈の前には数人の男が集まり、並びに座っていた人が異様な雰囲気を察して前に移動していった。
杏奈の前に座っていた人もいなくなると仲間らしき一人がそこに座り、新聞を大きく開く。
最後部の空いたところも仲間が座って埋めてしまうと、残りの立っている仲間も周囲の視線を遮るように新聞を広げる。

心臓が激しく鼓動を始める杏奈の両足がそれぞれ両側に座る男たちによって持ち上げられると、それぞれの男の膝に乗せられていた。
急に怖くなった杏奈は立ち上がろうとしたけれど時すでに遅く、スカートの裾を捲りあげられてしまった。

それを見ていた男たちの顔が、釘付けになる。
杏奈はショーツを履いていなかったから………。
男の一人がそこに顔を埋め、杏奈が目を閉じる。
緊張していた杏奈の顔が女の顔へと変化してゆく様はいかにもいやらしく、十数分後には男たちの目に晒される中で淫らに喘ぐ杏奈がいた。

どこにでもいそうな普通の主婦がタガが外れたように男の舌に翻弄され、身を捩らせて感じている。
ビチャピチャと音を立てられながら舐め尽くされて、唇を窄めて捉えられたクリトリスが吸われながら舌先で凌辱されていく………。
両手で口を覆った杏奈が背中を浮かせ、白い喉を見せるように顎を上げる。
閉じようとする膝を両側から抑えられ、ヒクヒクさせながら身を捩る。

両側から服を捲り上げられてブラジャーを外されると、男たちによって乳首がしゃぶられる。
勃起したクリトリスが舌先に弾かれるたび肩が跳ね上がり、忙しなく動かされて頭が弾かれたように跳ね上がる。
胸を突き出すように背中を浮かせた杏奈が嫌々をするように首を振り、体を硬直させた…………。
その時、びくんっ!びくびくんっ!……っと激しい痙攣を見せた。

痛みを感じるぎりぎり手前までクリトリスを吸われるクンニリングスは、もう忘れられない……。
余韻に浸る暇もなく寝かせられた杏奈に熱り勃つペニスが挿入されると、もう駄目だった。
とろけそうな快感が絶え間なく注がれて、イキそうになる杏奈の中に射精されてしまった。

胸を大きく上下させる杏奈に、次の男が挿入してきた。
精液で滑りの良い中を縦横無尽に躍動するペニスが暴れまわり、一気にオーガズムに導かれてしまう………。
数分と待たず、再開されるビストン運動に呼吸が整う暇がない。


ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……


いつの間にか射精され、3人目の男が躍動する。
交代されて間もなくオーガズムを迎えた杏奈。
射精をしていない元気なベニスにこれでもかと攻められる快感は杏奈をトランス状態にさせ、男たちを追い詰めるかのように膣を収縮させる。

またもオーガズムを迎えた杏奈に射精を遂げた男が引くと、4人目の男が入ってきた。
もう受け入れられない、このままではどうにかなってしまう………。
そんな危機感は色濃く注がれる官能の世界では、無意味だと知る。

体を揺らして狂い喘ぐ杏奈をまだ順番待ちの5番目、6番目が期待に股間を膨らませ待機する。


ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……
ヌッチャッヌッチャッヌッチャッヌッチャッ……


顔に髪の毛が被さるのも気にならないほど頭を振り乱す、そんな杏奈に何回目かのその時が近づいてくる………。


もう、何も考えられなかった………。



※元投稿はこちら >>
25/05/02 09:26 (wnh8EtLe)
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