手の平に収まりきらない柔らかい乳房を、下から持ち上げるように揉みほぐす……。
左側から右側に移り、その柔らかい弾力を確認すると敏感な乳首をスリスリとする男と指先……。
綾香は思わず脇の下を締めて、ブロックする。
ハープの弦を弾く指先に狂いが生じ、変な音になって慌てて修正する。
そんな遊びを続ける二人の元に、足音が近付くわけがなかった。
いきなりスタジオのドアが開けられる音に、男は綾香の胸元から咄嗟に手を抜いた。
いかにも親しげな振る舞いを見せながら、後を振り向いて見せる………。
知人 あれっ……今日って来る日だった……?
このスタジオの利用者のひとりである彼女は綾香の顔見知りであり、今や知人だった。
知人 あっ……ごめん……お邪魔だった……?
綾香 あっ…ううん……そんなんじゃないから…
こっちこそごめんなさい……
今日は使う日だって忘れてた……
知人 良かったら隣のスタジオのビアノなら、
空いてるわよ………
追い出すようで申しわけないと言う彼女に詫びて、隣のスタジオへと移動する……。
もうドレスは必要ないので私服に着替えた綾香。
綾香 ビアノは中学生までしか弾いてないか
ら、どうかな………
そう呟く綾香の目に、壁沿いある物があることに気付いた。
綾香 キーボードがあるなんて、知らなかった
な………これでもいい?
指の動きは昔培った技術が、体が覚えていると言わんばかりにカーペンターズの曲を弾いて見せる綾香。
ボディラインがそのまま出るニットワンピースが、綾香のプロポーションの良さを見せつける。
膝くらいの短い丈が、座る姿勢になったことでさらに短くなりミニ丈になる。
先ほどまで触れていた胸も、ブラジャーを着けたことにより魅力を増した形に整えられている。
もう我慢出来ない………。
今度は胸元から手を入れることは叶わないので、綾香の脇の下から差し入れた手でニット越しに胸へと触れる。
しばらく触れていたけれど、生の触り心地を知っているだけに欲情が募る……。
さすがに脱がすわけにはいかなくて、仕方なく綾香の足元に回った。
綾香はまるで予感していたように抵抗しようとはせず、されるがままに従った………。
膝を開かれる羞恥心を久しぶりに感じ、しばらく凝視される恥ずかしさに体が熱くなる……。
彼の目に映るガーターベルトは、どんなふうに見えるのだろうか………。
考えるだけでも恥ずかしい………。
やがて意を決するように顔をそこに埋められ、動かす綾香の指に狂いが生じはじめた。
レースのショーツだから透けて見える毛が濃くて、びっくりしたかもしれない。
そのショーツを足から引き抜かれ、暴れ回る舌先に綾香の指が震えそうになる。
肩がビクっと何度も上がり、脚の筋肉を硬直させる。
指が入ってきた………。
動かされるたび濃淡のある快感が押し寄せてきて、今度こそ指があらぬ箇所を叩いてしまう。
だって、気持ちいいんだもの…………。
息抜きに自動販売機で飲み物でも買おうとスタジオをでた知人女性が、綾香たちのいるスタジオの前を通過するところだった。
実際1度は通り過ぎたのだけど、違和感を感じたのだ。
イタズラ心が足音を忍ばせ、ドアのガラス窓をそっと覗き見てしまった。
そうしたら………。
一瞬綾香の姿が見えず……いや、男性に隠れて分からなかっただけで、彼の膝の上に座ってキーボードを弾いているではないか……。
やだぁ……エッチ………。
綺麗な顔して、やっぱりあの人も女ね………。
そして彼女の目はさらなる違和感に気付く。
男性の上半身が揺れている………?
違う、綾香が揺らしているのだと理解した。
その理由はひとつしかない………。
綾香の頭が怪しく揺れて、悩ましげに捻ってみたり俯かせてみたり、上げてみたり………。
綾香が立ち上がったので窓から顔を退けて、しばらくしてからまた覗き見る。
そうしたら、男性の上に向うわせに座っているではないか………。
対面騎乗位っていうの……?
明らかに綾香の腰が、前後に動いて気持ち良さそうな顔を見せている……。
やだぁ……あの人もやるわね……いやらしい………。
覗き見ながら自然と下がった手が、自らの股間に添えられていた。
彼女はコクンっと生唾を飲み下しながら、視線の先の男女の営みを見ながら股間の指を止められなかった………。
綾香 はふぅっ…はふぅっ…あぅっ…あっ…あっ…
熱い綾香の吐息を顔に浴び、信じ難い快感に息をするのも辛く、悶絶していた。
綾香の膣壁が容赦なく亀頭を拷問し、綾香が彼の顔を抱き締める。
水面のうねりのように滑らかに動く綾香の腰の奥、膣壁が陰茎を締め上げる。
粘膜の筒が涎を分泌させて、こちらに奉仕せよとペニスに鞭を打ちながらカリ首から甘い蜜を奪い取る。
ペニスの人気は引けを取らず、繰り返し奥へと誘い込んで子宮口からご褒美のキスを受け取っていく。
綾香がグラインドを開始すると、まるで包容をするように密着した男女の要が擦り合う。
綾香の顎が上がるのと同時に背中が反り返り、狂おしい甘さの波に包まれる……。
彼の体の両側に突き出た綾香の膝が、まるで壊れた観音扉のようにバタバタと不規則な動きを見せる……。
男 う〜んっ………うっ!!…うぅっ!!……
中で自らが放出したエキスに塗れた亀頭が行場を失い、立ち往生をして途方に暮れていた。
男は亀頭に不思議な刺激を覚え、ただでさえ敏感になっているというのに涎を垂らしながら悶絶する。
子宮口の周辺の粘膜がウネウネと変な動きを見せ、それが綾香のオーガズムを迎えた時の特徴だと知らない彼は、苦しみに喘いた。
尚も綾香の叱咤は続く……。
欲しがりな体が再び腰を躍動させ、ペニスに萎える暇さえ与えない。
膣壁に無数に広がる細かな粒々が彼の亀頭を刺激して、快感を越えた苦しみを与えていく……。
快感に酔う綾香は恍惚としながらも、腰は無慈悲な動作を繰り返す……。
射精したばかりでなかなか訪れない次の射精感に彼は苦しみ、彼は喘ぐ……。
ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ……
ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ……
剛毛の下にこれほどの武器を隠していたとは……。
こんなに美人なのに……骨までしゃぶられる……。
スタジオのドアの前にいる彼女は床にへたばって、ショーツの中に手を入れたまま身体を痙攣させていた。
彼女がぼんやりと考えていたいたこと……。
それは………。
今度、彼を貸して貰おうかしら………だった。
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