綾香 あぅっ…うっんっ……あっ…ふんっんっ……
背中を弾ませ、体が感電したように痙攣する…。
行き過ぎた快感は限りなく苦痛に近く、例えるなら痺れた足に触れられると飛び上がりそうになるという………あれに近いのかもしれない…。
次元の違いはあるにしても、耐え難いという意味では大差がない。
それがどうだろう、波が引いていく今この瞬間の余韻が堪らなく綾香を酔わせている………。
体を離した綾香のそこに、小さなペニスさながらのクリトリスが、剛毛の中から顔を覗かせている。
スクリーンからの反射を受けて、色を変えながら艶々と光っている。
薄目を開けた綾香の瞳にスクリーンのストーリーが映り、逃走を図った女が今まさに男に捕まるところだった。
片腕を捕まれ、もう片方の手をスカートの中に突っ込まれて引き下げられるショーツ……。
愛撫もなしに、後からいきなりペニスが突き立てられて仰け反る女……。
しばらく苦痛を訴える呻き声を上げていた女も、やがては甘い声を上げて大人しくなる……。
それでもカーテンを掴んで逃げようとする女だったけれど、やがて力尽きたように手を離すと快楽に飲み込まれていく………。
そんな様子が生々しく展開されていく……。
撮影時は予め円滑に挿入しやすいように準備がされていたことと想像出来るけれど、彼女は決して演技ではなく本気で感じさせられていた。
なぜなら無修正なだけに、ペニスが出入りする様が露骨に映し出されているのだから………。
虚ろな眼差しでいる綾香に、彼が覆いかぶさってきた。
まるで他人事のようにぼ〜っとしていた綾香が、突然……はっ……っと我に返った。
でも、気付くのが遅すぎた……。
次の瞬間、綾香の顎が弾かれたように上がる…。
まるで犬が呼吸をするように、彼の激しい息使いが綾香の耳元で聞かされる。
ストロークの長いビストンが彼の持ち味なのか、入口から奥までを隈なく掻き回される……。
ぬ〜っちゃっ……ぬ〜っちゃっ……ぬ〜っちゃっ……
ぬ〜っちゃっ……ぬ〜っちゃっ……ぬ〜っちゃっ……
綾香の首筋に、熱い息が吐きかけられる。
彼を拒絶する気持ちが縮小し、力が抜けていく。
まるでスクリーンの中の、彼女のように………。
ずりゅう〜っ……ずりゅう〜っ……ずりゅう〜っ…
ずりゅう〜っ……ずりゅう〜っ……ずりゅう〜っ…
中を掻き回される感覚が、何とも言えない甘く切ない快感を呼び起こす……。
振り子のように動かす彼の腰が、まるで杭のようなペニスを打ち下ろす……。
女にしか分からない快楽の海に浸かる綾香は彼の背中に回した両手を彷徨わせ、撫で上げるように怪しく滑らせる……。
綾香 はぁ…はぁ…はぁ…あっは〜っ………
時おり強い波が押し寄せるたび、彼の体の両脇から飛び出した揺れる綾香の足が跳ね上がる……。
その艶めかしい足に目ざとく気が付いた男が、座席をゆっくりと離れた。
一人、また一人と座席を立つ者が後に続く……。
不意に気付いた綾香は、自分たちが何物かに囲まれていることを知る。
恐怖を感じる前に、その感覚を遮断してくる快感が目隠しをする……。
その代わりに女の羞恥心が煽られて、思わず口ずさんでいた。
綾香 やめてっ……見ないでっ……いやよっ……
あぁ〜っいや〜っ…見ないで〜っ……
ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ……
ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ……
時おり目を開けてニヤつく自分たちを見る綾香が異常に恥ずかしがりながら、意識が持っていかれたように喘ぎ声を上げる……。
機械仕掛けの餅つき機のように同じ動きを繰り返す、彼の腰が綾香の正気を奪っていく……。
彼の背中から引き剥がされた綾香の両手はそれぞれに伸ばされ、何かが握らされた。
硬くて張りのある、熱い何かを………。
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