まったく………あの、バカ。
後輩くんに、困ったことが起きてしまった。
もとい綾香が…と言ったほうが正しいのあもしれない。
通勤時の駅の階段を踏み外すなんて、どんだけ鈍臭い子なのか。
捻挫とか打撲ならまだ分かるけれど、骨折した挙げ句に入院だなんて………。
お見舞いに訪れた病室で、足を吊られた彼が力なく笑うのを見てさすがに気の毒になったけれど。
私の顔を見て条件反射のように、勃起するのはやめて欲しい。
そのまま放置して帰ろうかとも思ったけれど、悲しそうな子犬のような顔をするのはずるい。
仕方なくカーテンを引いて、お口で処理してあげた私は甘いのだろうか……。
気持ちよさそうな顔をして、必死に声を殺しながら喘ぐ彼。
電車内で痴漢される私の気持ち、少しはわかったかしら……?
目でそう語りかけるのに、それどころではない彼は綾香の顔を見る余裕はないようだ。
自分だけ気持ち良くなるなんて、ずるい。
濃い精液を飲み込んだ綾香の胸に、伸ばしてきた彼の手をパチンっと叩いであげた。
綾香 調子に乗らないの!
この吊られた足が降りてからね……
その意味を理解した彼が、やきもきした顔をして溜息をつく。
骨折した足の回復が進めば、吊られた足はいずれは降ろされる。
そうなればカーテンを引いたこのベッドの上で、綾香の温もりが待っている……。
でもそれは、まだ先の話………。
綾香 じゃあ、またね……
病室を去りゆく綾香の後ろ姿、それを黙って見詰める彼。
バンツスーツのお尻がセクシーに動く様を見て、悲しいかな……また勃起するのだった……。
いつも思うのだけど、彼の通勤路線も込み具合が激しい。
どうしてよりにもよってこの沿線に住むのかしらね……。
確かに各駅停車をしない快速があるから便利だけれど、綾香の通勤路線よりも混み方は半端ではなかった。
綾香の着るチャコールグレーのパンツスーツ、そのワイドパンツがひしゃげる……。
あ〜あ、もう……アイロンかけ直さなくっちゃ…。
分かっていたことだけど、やっぱり悔しい気持ちは否めない。
それにさっきから下半身に、嫌な違和感を覚えていた……。
なんていい女なんだ………。
男は綾香の第一印象で、ターゲットに定めていた。
手始めに下半身を電車の揺れを利用して、女のお尻に押し付ける…。
これを執拗に繰り返した。
程良い弾力が勃起したペニスを押し返し、また沈み込む柔らかさが堪らない。
女はこちらを気にする素振りを見せて、気付いている……不快だとアピールを見せる。
だけど見ている限りそれ以上の行動は見られず、経験上この手の女は泣き寝入りすることが多いと分かっている。
股間の膨らみをお尻の谷間に埋め、柔らかい肉の感触と温もりを楽しむ。
抵抗を見せる女ならこの時点でお尻をずらすとか体を捻る行動を見せるけれど、やはりこの美女は無抵抗で耐えている。
男は目の前の綾香から視線を数人前にいる人の頭に向けて、目前の女に無関心を装った。
確信を得た男は綾香のお尻を撫ではじめ、その手に感じる弾力に下へと血流が集まるのを自覚する。
ショーツラインを指でなぞり、腰の横へと滑らせた手を鼠径部に沿って股の付け根に到着させた。
女は内腿をもじもじと擦り合わせ、手の侵入を防ごうとしているみたいだけれど成功には程遠い。
中指を人差し指と薬指がガードするように続き、花園にある敏感な蕾を探すように蠢かせる。
ビンゴッ!……そう言いたくなる反応を女が見せた。
内腿を重ねるような仕草が何よりの証拠……。
こちらの手わ引き剥がそうとしてきたけれど、この人の密集する中で派手に動かせないとあって、その抵抗も限度がある。
中指をぐりぐりとさせていく……。
女の内腿がギュっと閉じられる…。
引き剥がそうとしていた女の手が、力を失う…。
再び力が込められた理由、それは快感を自覚して重ねられた女の手がこちらの手を握るという、その反応に過ぎない。
もう、いいだろう……。
パンツのボタンに指先を集中させ、外そうとするこちらの意図を察知した女が抗いを見せる。
でも難なく成功して、ファスナーを素早く下げてやる。
指先が女子高生が履く安物のコットン製ではない、高級感を感じさせる生地に触れた。
レース仕立てらしいごわついた感触とそうではない感触を得て、期待が膨らむ。
何だか厚みのある陰毛を感じて、綺麗な女なのに剛毛なのかよと口元だけで笑みを作った。
女はパンツが落ちないように掴んでいなければならず、容易に手を下に滑らせられた。
パンツの厚い生地越しとは明らかに違うむにゅっとした感触が、指先に伝わる。
割れ目に埋まったところで少し引き返して、この辺りだろうと検討をつけた所を指の腹で揉みほぐしていく……。
女の反応が、明らかに変わった………。
やり慣れている……。
綾香は久しぶりに強敵に出くわしたと、そう感じていた。
相手の行動は早くて、あっという間に手が前に回ってきたのだ。
いやらしく鼠径部を上下に擦り、不覚にも鳥肌が立ってしまった。
ちょっと待ってっ!………。
相手の手が抵抗も虚しくボタンもファスナーも難なくクリアして、手の侵入を許してしまうなんて……この手のプロかもしれない。
パンツを落とすわけにはいかない。
どうにか掴んで空いた片手で阻止したけれど、無駄だった。
敏感な所を探し当て、そこを攻めてきたのだ。
こんな所で醜態を晒すなんて、絶対に容認出来ない。
なんてことなの……こんなに……。
綾香は相手の指のあまりの巧みさに、性感覚器官がフル稼働するのを忌々しく思いながら自覚していた。
綾香はただ、唇を噛むことしか出来なかった……。
男の指先に、確かな手触りを覚えていた。
包皮らしきフニフニした感触のほかに、こりこりする張りのある独特の感触……。
小指の爪よりもある大きさだから、露骨に分かる。
これは………。
数十人にひとり居るかいないかという確率だけれど、今日は久しぶりに当たりだと感じた。
美人で剛毛、クリトリスが大きいなんて、早々あることではない。
男は早くもショーツの上側から手を、静かに滑り込ませた。
想像以上の剛毛が指に絡みつき、その密林ぶりに胸が高鳴る。
わしゃわしゃとその感触をしばらく楽しんで、女の羞恥心を煽ってやる。
男の想い通りに女が俯き、屈辱にバンツを掴む手をわなわなと振るわせている。
その憤りは、どこまで維持させられるのだろう。
男はドアの上に設置させられた路線の駅名を眺めながら、指を上下に動かしていく。
動かされる男の手の動きによってショーツが怪しく膨らみ、いやらしい蠢きを見せる。
剥き出しのクリトリスを指先があくまでも優しく叩き続け、ヌルっとしたものが分泌しはじめたことが分かった。
それを指先に絡めて指の腹で優しく塗りたくるように、敏感な蕾を可愛がる。
女の膝が笑い出し、腰が後に引く。
お尻に股間が圧迫されて、谷間に埋まる心地よさが堪らない。
おびただしい粘液が指に絡む。
クリトリスを攻めすぎると危険になる。
次に指が向う先は、決まっていた。
あまりに女が上半身を前傾にさせるので、左腕でこちらに引き寄せて起こす。
その際にブラウスのボタンを2つ外し、中に着ているインナーを上に手繰り寄せてブラジャーを手の平に包んだ。
ショーツとお揃いらしいレースが使われているのが分かり、大人の女が着けるに相応しい高級感がある。
強引に上へとずらして乳房を露出させると、鷲掴みにして柔らかさを堪能する。
Cカップでは説明のつかないボリュームを感じ、すでに硬く勃起した乳首の大きさに顔が綻ぶ。
ぷにぷにと張りがあり、指で優しく摘んで擦り合わせて揉んで、指の腹で先端をすりすりさせる。
顕著な女の反応が、彼女が敏感体質を証明している。
時を同じくして下半身にある手はさらに下を目指し、2本の指が入口を探し当てていた。
まるで拒絶をするように行く手を阻み、閉じていたそこを少しづつ押していくと吸い込まれるように飲み込まれた。
入口の強い締付けを潜り抜け、スーパースターを民衆が取り囲むように膣壁の歓迎を受ける。
柔らかく包む指を魅力的なザラつきに迎えられ、涎が出そうになった。
その辺りの柔らかい壁を指を繰り返し往復させ、関節を曲げて当たりを強くする。
すると女の反応があからさまに変わった。
大人しくなっただけではなく、体重をこちらに預けてきたのだ。
乳房を揉み、指を出し入れさせるだけでこんなに感じるならば、次のレベルはどうなのだ…。
男の興味は尽きることがなかった……。
強引なのに、男の性技は的確に女の的を得ていた。
普通の痴漢なら胸を鷲掴みにされた時、どうしても痛みを感じる。
なのにこの男はそれを感じさせず、綾香の乳房をあくまで優しく揉むのだ。
乳首への愛撫も少しも痛くはなくて、確実に綾香を感じさせる指使いである。
これで感じるなというほうが、無理な話。
おまけに散々クリトリスを弄られて、感じる場所を今は攻められてはもう………。
何者なのかは知らないけれど、只者ではない。
出勤途中にこんなに感じさせられたら、午前中は仕事になるだろうか……。
綾香は快楽に身を染めながら、不謹慎なことを考えていた。
アレが………欲しい………。
ぬぷっぬぷっぬぷっぬぷっぬぷっぬぷっ………
第2関節まで埋まった結合部が、いやらしい音を立てる。
中で絡みつく肉壁が滑る指をホールドしようとして、執拗に締め付けてくる。
もう片方の手がブラウスの中で乳房を占拠して、弄ばれる乳首が首振り人形のようにくねくねと頭を振っている。
男が滅多にしない行動に移る。
電車内で痴漢はしても、挿入はリスクがあり過ぎて普通はしない。
だけど今回は逃したくない、そう思わせるほど堪らない女なのだ。
いま味合わないと未来永劫、もうチャンスは訪れないかもしれない。
その自分の感は、恐らく正しい……。
なぜなら普段は電車に乗らないからだ。
男はブラウスの中から手を抜いて、指の出し入れを続けながら自分の履くズボンのチャックを静かに下げた。
何とか苦労をして、ペニスを取り出した。
ここからが肝心である。
あそこから指を抜いてしまえば、女は間違いなく夢から覚める。
一気にパンツとショーツを下げなければならない、出来るだろうか………。
男は素早く指を引き抜き、恍惚とする女のパンツを下げた。
ハッとした女が引き上げる前にショーツをお尻の下まで引き下げると、パンツを上げようとする女の手を掴んで阻止する。
動揺する女の腰を引き寄せてペニスをあてがうと、力を込めて腰を前に突き出した。
先が沈んだと思ったら、中へと一気に引きずり込まれていく。
口元を手で覆った女が弾かれたように頭を上げ、背中を反らす……。
女のお尻の下にクロッチを濡らした黒いショーツが留まり、男の陰嚢がそれに接触させながら前後に動き出す。
わずか4〜5センチのピストンが始まった……。
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