ねぇ行きましょうよ綾香さん、ねぇ綾香さん……
すっかり出不精になっていた綾香を執拗に誘う、後輩の女の子。
女性社員は少ないからか先輩の優香と綾香の2人は面倒見の良さと見た目の素晴らしさ、その人柄からすっかり懐かれてしまっていた。
子犬のようにくっついて旅行に行こうと、目下のところ猛烈なアタックを受けているというわけである。
綾香 もう〜、貴女も年頃何だから彼氏とでも
行けば?……友達だっているでしょ?
後輩女子 あっ綾香さんそれ、セクハラです…
彼氏とか興味ないもん……
綾香さんたちと行きたいのっ!
綾香 そう言われてもね………
妙に距離が近くて小生意気な子だけれど憎めないというか、こんなに慕われては怒るに怒れない。
優香 いいじゃない綾香は独りなんだし、た
まには外に出かけないと老けるわよ?
後輩女子 でしょう?……行きましょうよ〜……
綾香 他人事だと思って……優香、アンタもよ?
優香 あたしはほら家庭がある身だし、無理!
綾香 あっ!逃げ!……ずるいわよ、もう……
キラキラした目で見つめてくる女の子と含み笑いを顔に浮かべた親友の板挟み。結局、綾香は後輩女子に押し切られる格好となってしまった。
それを羨ましそうに聞き耳を立てる後輩の男子。
先日にアブノーマルなセックスを繰り広げた彼である。
若い彼の回復力は凄まじい。
3日後には彼の部屋で夜通し熱い口づけを交わし、体を重ねたのだ。
綾香の求めに応じてもらえる幸せに体を何度も震わせ、求められる喜びに若い精液を何度も受け入れた。
まだまだ堪え性がなくてすぐに出してしまうけれど、綾香の性欲に必死に立ち向かい、喜ばせようとしてくれる彼が可愛くて仕方がない。
ベッドに膝立ちになる綾香の股の下に潜り込み、舌を動かされて何回背中を反らせたことか……。
そのまま体を反転させて、彼のペニスを口に含むのだ。
硬くて逞しいそれを舌で転がし、可愛いがる。
その最中にクリトリスを吸われ、舌先を暴れさせる彼に思わずペニスを吐き出す綾香。
ペニスを握り締め、悶絶する綾香は言った。
綾香 駄目っ……そんなにしたらイッちゃうっ!
彼は激しく体を震わせる綾香にホッとしたのだけれど、それも束の間のこと。
またも体を反転させた綾香に腰を沈められて、自ら両胸を揉みながら腰を躍動させられて歯を食いしばらなければならなくなったのだ。
長く中に収まっていたくて耐えるのだけれど、中のあの絡みつかれようは拷問のように気持ちがいい……。
あの腰使い………。
イルカが尾びれを動かすように滑らかで、水泳選手がバタフライをするときのように力強い……。
綾香 んっんっ…はぁっ…んっんっあはっ……
あの色気と妖艶な美しさ、汗といやらしい匂い、体の温もりと恍惚とする表情……。
何よりも性欲の強欲さが堪らなく酔わせる。
もう、綾香の虜だった。
綾香も綾香で彼の若さ溢れる体と強い性欲に不足はなく、会社には秘密の背徳な関係に酔っていた。
電車の中の痴漢では得られないさらにその先の奥の満足感、彼はそれを満たしてくれる綾香の大切なセックスフレンドになったのだ。
ごめんね、今回はあなたは置いてけぼりよ……。
綾香は心の中で、そう呟いた。
関東近郊の海が近い、素敵な場所だった。
街もそれほど遠くはないのに、これほど緑が豊かなところがあるなんて、感動だった。
後輩女子と綾香は宿にチェックインを済ませると、早速ほど近い乗馬体験が出来る牧場へと向かう。
そこにはスラリとした体形にしなやかな筋肉を纏う数頭のサラブレッドが、綾香たちを待ち受けていた。
子供のようにはしゃぐ後輩女子が、まず先に鞍に跨り柵で囲まれた内側を周回する。
数多くの観光客を乗せてきた馬はよく調教されていて、こんなことはお安い御用だと言わんばかりに彼女を軽々と運んでいく。
学生時代に乗馬経験のある綾香は、一目でここの馬の性格が穏やかなことを感じとっていた。
当たり前だけれど馬にも個体差はあり、仕事だから仕方なくする馬と喜びを感じて動く馬は、表情と尻尾の動きを見ていれば分かるのだ。
戻ってきた彼女は、またわがままを言う。
後輩女子 綾香さんも乗りましょうよ、ねぇ〜
また始まったと、綾香は苦笑する。
綾香 あたしはほら、スカートだから無理よ…
後輩女子 えぇ~……その長さなら平気でしょ?
確かに綾香のスカートは、ロング丈だけれど……。
従業員 大丈夫だと思いますよそのスカート
なら………いかがですか?
ここで彼女にゴネられても面倒臭いし、乗馬経験者だと知られるとまた厄介である。
綾香は数分後には結局、鞍の上に座っていた。
後輩女子も慣れたこともあり、海まで馬に揺られる戻る散歩コースの体験。
久しぶりで少し怖かったけれど、すぐに感は戻るもの。
それに初心者だとの配慮で、後輩女子と綾香のそれぞれの後に従業員が乗ってくれている。
彼女には中年のベテラン、綾香には20代後半の若い男性がそれぞれあてがわれ、逆だろうと綾香は気恥ずかしさを感じていた。
後から手綱を操作され、両脚にホールドされてながら背中に若い男性を感じさせられる。
恥ずかしいったらない。
若い従業員 大丈夫ですか?
気を使って彼が綾香に問いかけてくる。
綾香 あっ、はい……大丈夫です……
そう返答するのが、精一杯だった。
綺麗な人だ、一目見てそう思った。
薄手の白いロングスカートに薄手の黒いニットがよく似合い、胸の盛り上がりから目を逸らすのが大変だった。
鞍に上がるときにお尻を斜めに切れ上がるショーツラインが浮かび上がり、魅力的なお尻の形と相まって生唾を飲み込んだ。
大人の女を後から包むようにして馬に揺られ、髪の毛から漂う匂いに図らずも股間が熱くなる。
自分も薄手の生地をのパンツだから、ヒヤヒヤしてしまう。
内腿で挟む綾香の柔らかさと温もりが拍車をかけ、ついに勃起してしまった。
もう、後の祭りでだった………。
あれこれと風景の説明をしてくれる彼だけれど、揺れる馬の上で硬いものが当たる感触に綾香は気付いていた。
それを指摘してしまえば気不味くなるのが分かっているから黙認していたけれど、気になって仕方がない。
わざとではないのは分かるけれど、こう押し付けられる状況が続くのだから恥ずかしくてどうしようもない。
そんな時だった……。
風よけの松林を通過していたとき、2頭の大型犬を散歩させる人に出くわしたのだ。
よく躾けられているとみえてその2頭は大人しかったけれど、後から姿を見せたポメラニアンがけたたましく吠えだしたのだ。
それに驚いた馬が悲鳴を上げて前脚を高く蹴り上げるような形になり、騒然となったのだ。
彼は素早かった。
落ち着いて手綱を操り、馬に声をかけて見事に落ち着かせたのだ。
犬の飼い主は何度も詫びて頭を下げ、申し訳無さそうに立ち去った。
若い従業員 もう大丈夫、怪我はありません
か?……この子、普段は大人しいん
ですけど、ちょっと驚いちゃっただ
けですから……もう大丈夫ですからね
綾香をこれでもかと気遣い、落ち着かせてくれる。
でも、胸を触られたのは偶然だろうか………。
飛んだハブニングだったけれど、時にはこんなこともあると備えている。
体が勝手に反応して、動いていた。
この人を怖がらせてしまった。
恐怖心を植えつけたまま帰らせたくはない、楽しませないと……。
その一心で綾香に接していかなければならい。
でも馬が暴れたとはいえ、偶然この人の胸を触ってしまった。
ブラジャーで作られた見掛け倒しではなく、柔らかくてボリュームのある本物だったのだ。
やっと収まった下半身が、本格的に硬さを増してしまうのは防ぎようもない。
若い従業員 大丈夫、大丈夫ですからね……
安心させたいからか、それとも邪な気持ちからなのか、彼の片腕は綾香の細いウエストに回されていた。
脇腹の柔らかさと肋骨の固さの両方が手の平に伝わり、華奢な綾香に欲情を覚えていた……。
ちょっと……どこを触ってるのよ……
弱いところに触れられて、顔が熱くなるのを自覚する綾香。
ニット越しにもその手がブラジャーの下まで這い上がるのを感じて、鳥肌が立った。
牧場に戻るまでたっぷり1時間、お尻に硬い物を押し付けられて変な気分になるなと言われても、それは無理というもの。
鞍から降りるときにショーツが張り付いているのが綾香にも分かり、恥ずかしかった。
あんなことで濡れるなんて……。
若い従業員 まだこちらに滞在されるのなら、
是非またいらしてください……
どういうつもりでそんな台詞を言えるのか。
それでも綾香は笑顔を見せるだけの余裕を見せ、清楚な大人の女の魅力を残して牧場を後にした。
後半女子 楽しかった〜……ねぇ綾香さん、次はど
こに行きましょうか?
これだからやっぱり、この子にはついて行けないのだ。
綾香 あたしちょっと疲れたから、ホテルに戻
るわね……一人で遊んでらっしゃい…
後輩女子 えぇ~っ……
グズる彼女をタクシーに乗せて送り出すと、さぁどうしようか……。
ホテルまでは歩いて30分ほどだろうか、せっかくだから都会では味わえない景色を見ながら綾香は歩くことにした。
森に囲まれるようにして存在する牧場はかつて森を開拓して出来た場所だと、離れてみてよく分かる。
この辺りは高台にあるらしく、少し歩くだけで遠くに海が見える絶景が楽しめる。
タクシーに乗ったらこの景色は堪能出来なかっただろう。
近くには牛を放牧する草地が広がり、ここもかつては森だったことが伺える。
白と黒の模様をしたホルスタインと少し小いさな薄茶色の牛、あれはジャージー牛だろうか。
方々に散らばりながら草を咀嚼する姿を綾香に見せて、長閑な気分にさせてくれる。
不意にバイクの音が後から聞こえてくるのに気付く。
その音が綾香の側で減速し、なんだろうと綾香は振り向く。
そこにはバイクに跨る男性がいて、ヘルメット頭からを取った彼が笑顔を向けていた。
若い従業員 あれ、一人でどうしたんですか?
綾香は戸惑いを覚えながら、嘘をつく理由もないので彼に簡単な説明をした。
苦笑をする彼はちょっと考える顔を見せて、綾香にこう言った。
若い従業員 ちょっと待っててください……
詳しい理由も告げず来た道を引き返し、バイクで走り去る彼……。
しばらくすると帰ってきた彼は、真新しいヘルメットを持参していた。
若い従業員 ホテルまで送りますよ、馬にも乗
れたからバイクも平気でしょ?
何が平気なのかと思ったけれど、彼の目線が綾香のスカートに向けられているのに気付いた。
それはそうと、馬とバイクでは違うではないか。
軽いノリで言う彼に呆れたけれど、綾香世代に流行った小ざっぱりした白いTシャツとブルージーンズという彼の服装、爽やかな笑顔に心惹かれて結局彼の後に乗ってしまった。
若い従業員 いいですか?……行きますよ……
走り出すバイクの速度に驚いて、綾香は彼にしがみつく。
乗馬のときに彼にされていたように両脚で彼を挟み、彼の背中にしがみついた。
若い従業員 ちょっと、そんなにしがみつかれ
たら危ないですよ……
綾香 だって……スピード落としてください……
若い従業員 スピードって、40キロしか出て
ませんよ……?
それが遅いのが早いのか綾香には分からなかったけれど、バイクの後に乗ったのは初めての綾香は、自転車とのあまりの違いに動揺したのだ。
信じられないことに、手の掴み所を探して片手が彼の股間を何度か掴んでしまっていた………。
背中に柔らかな感触を感じるだけでも我慢しなければならないのに、強かに何度も股間を握られては堪らない。
掴んだ手が硬くなる股間だと気付いた綾香が急いで手をずらし、ジーンズのウエスト部分を掴み直す。
胸がドキドキした……。
なんてこと……私としたことが………。
綾香はペニスを掴んでいたと気付いて咄嗟に離したはいいけれど、彼が気付いていないはずはない。
どうしよう………。
綾香は自分でも顔が赤くなるのが分かり、胸の奥で心臓の鼓動が早くなるのを感じた。
彼がヘルメット越しに何かを言っている。
綾香は必死に耳を澄ました………。
若い従業員 この先に景色の良い場所があるん
です、行きませんか?
承諾したつもりはないのにヘルメットを被った頭が揺れて、頷いたように見えたのだろう。
気が付けば灯台の元に連れてこられ、綾香は雄大な景色に圧倒されていた。
綾香 凄い景色、凄いわ………
若い従業員 ねぇ、いいでしょ?
風が強いのでふたりは必然的に大きい声でのやり取りになり、髪の毛やTシャツ、綾香のスカートが風に吹かれて流れるのも忘れて景色に見惚れていた。
ただ彼が見惚れていたのは景色ではなく、綾香の横顔だった。
灯台の基礎部分にへを向けて立つふたり。
彼の手が後からウエストに回らされて、ハッとする綾香。
若い従業員 こうすると、楽だよ……
灯台の基礎部分に背を寄りかからせた彼が、自分の体に綾香を引き寄せる。
綾香はただ顔を赤らめるだけで、何も言えなくて黙っていた。
左腕がウエスト、右腕が胸の上に回され抱きしめられていた。
かつての恋人にもされたことがないのに、年甲斐もなくドキドキする綾香。
綾香 あたしを幾つだと思ってるの?
若い従業員 そんなこと、どうでもいいよ……
貴女に年齢を聞いても意味なんて
ないでしょ?
綾香の胸が高鳴った……。
綾香 いつもそんなに生意気なの、あなた…?
若い従業員 こんなに綺麗な人を前にして普通
に振る舞うのに、疲れたんだよ……
綾香 上手いこと言って、どうして硬いものが
あたしに当たってるの?
若い従業員 こんな魅力的な貴女に会って、こ
うならないほうがどうかしてる…
そういうと上下に離れていた彼の腕が次第に狭まり、綾香の胸を覆い隠す。
腕が左右に開き、ニット越しに2つの丘を手の平が包み込みわずかに指がめり込んだ。
綾香 何をしてるのか、分かってるの?
若い従業員 僕を突き出しますか……?
下がった彼の手がニットを潜り、綾香の素肌の上を滑る。
ブラジャーに辿り着き、手の平が覆う。
もう一つの手が背中側から入り、ホックを外す。
両手がニットの中の乳房を揉み、乳首が摘まれて捏ねくり回す。
綾香 う〜ん…………はぁ……あっあっ………
耳たぶをしゃぶりながら優しく揉みほぐされていく乳房が、ニットの中でいやらしく形を歪む。
綾香が右腕を伸ばし、後の彼の頭に触れた。
髪の毛を指にからませて、熱い息を吐き出す。
彼が綾香の前に回り、ニットを押し上げて乳房に吸い付いてきた。
風に吹かれて唾液に濡れた乳首が寒い。
何度も左右の乳首を交互に愛撫を受けて、彼の下に弾かれるたびに倒されては根本から瞬時に起き上がる。
それほど硬く勃起させられていた。
まるでミルクチョコレートのような色をした乳首が綾香の情欲を誇示するように、艶々と光っている。
不意に彼が綾香の足元にしゃがみ込む。
スカートを捲り上げようとする彼を、綾香は咄嗟に止めた。
綾香 お願い、やめて……シャワーを浴びてない
から………汚い……
若い従業員 貴女なら汚くなんかない……
そういうとさっさとスカートの中に頭を入れて、強引にショーツを引き下げる。
彼の目にそれは衝撃の光景が、生涯に渡り焼き付けられることになった。
こんなに美人なのに、燃え盛る炎のような剛毛があったのだ。
ショーツの抑圧から解放され、意味に漂う藻のように膨らんで密度の濃さを見せつける。
中途半端に下げられたショーツと性器の間に束の間、透明な糸が伸びて音もなく切れてなくなった。
クロッチは激しく濡れて乗馬のときから汚していたのか、濡れた部分の周囲が黄色く汚れている。
鼻を突く蒸れたような匂いと、濃密な女の匂いが混ざり合って割れ目が蜜で光っている。
ショーツを足首から抜いて、片脚を肩に乗せるとむしゃぶりつく。
淫唇を舌で左右に押し分けながら蜜を吸い取り、何度も上下に這わせていく。
綾香は両手で顔を覆い隠し、全てを見られた恥ずかしさで頭がおかしくなりそうだった。
なのに生暖かい唇と舌の蠢きに、色濃く官能的なものを嫌でも感じさせられる。
羞恥という霧が次第に晴れて、入れ替わるように煽情的な風に煽られていく……。
敏感な所を舌が攻めてきた。
氷を舐めるとか、壊れやすいプリンや絹ごし豆腐を舐めるかのように優しく繊細な舌使い……。
そうかと思えば唇で吸われ、舌先で素早く走らせてくる……。
いつしか綾香は両胸を掴んで顎を上げ、目を閉じながら眉間にしわを刻んでいた。
くちゅっくちゅっくちゅっくちゅっくちゅっ……
ちゅう〜っくちゅっくちゅっくちゅっくちゅっ…
綾香 はっ!んんんっ!…んんっ…ああっあっ!
片脚立ちの体を震わせ、掴んだ乳房の乳首が指の間に挟まれてあらぬ方向を向く……。
目を閉じているのに、綾香は視界が白くなってゆく気がした……。
寄りかかっていた背中がバウンする。
踏ん張っていた片脚から力が抜けて、崩れ落ちようとする綾香……。
彼が慌てて支え、なんとか事なきを得た。
若い従業員 ちょっと、大丈夫……?
上気させた顔でまだ呼吸が整わない綾香が、黙って頷く。
若い従業員 こんなに感じやすいなんて、離し
たくなくなるよ……
肩で息をしていた綾香は落ち着きを取り戻してくると、再燃する淫欲に突き動かされて彼の下半身に手が伸びていた。
ブルージーンズのボタン、次いでチャックを下ろして取り出しだペニスを口に含む。
蒸れた匂いが鼻から抜けて、漏れ出る透明な粘液を舌先で舐め取りながら頭を振る。
自分に感じやすいと軽口を叩く割には口ほどにもなく、早くも悶絶する彼。
亀頭に這わせた舌を陰茎に下ってから戻り、カリ首を周回させる。
流線を描くなだらかな所を舐め上げて、唇で包みゆっくりと頭を前後に振る。
また舌を亀頭に這わせ、ねっとりと絡ませ………。
顔を真赤に紅潮させた彼が天を仰ぎ、前後に動く綾香の頭を掴む両手が震えだした。
そして……喉の奥を目掛け、飛び出す何かを綾香は感じていた。
若い従業員 うぅっ……凄い……こんな凄いの、
初めてだよ……
綾香 そんなお世辞、誰に習ったの……?
若い従業員 お世辞じゃなくて、信じられない
くらい良かった……本当に…
綾香 それだけ……?
若い従業員 もう、我慢できない………
襲いかかるように綾香に手をつかせ、あてがったペニスに力を込める……。
先が沈み込みはじめると、なんとも言えない温もりの中に引きずり込まれていた。
はじめに感じたのは滑らかでふっくらとした肉壁に圧迫される感覚、次いで吸い付かれる密着感である。
それだけでも堪らないのに、何だこれは………。
それは驚愕に値するザラザラ感にほかならない。こんなにも露骨に亀頭が撫でられる感触を、人生で味わったことがない……。
そう、綾香は自分の膣が男を狂わせる名器だなんて、そんな自覚があるわけはない。
これまで綾香を痴漢した兵ども、少年たち、そして後輩………。
彼等はそれを味合わされ、その虜になった者もいれば自信を無くして姿を消した者、凄すぎて耐えられないと、やはり姿を見せなくなった者が数多くいることを綾香は知らなかったのだ。
まるで露骨に飛び出した粒々の鶏皮に包まれているようなイメージが、頭に浮かぶ………。
ゆっくり腰を動かさないと、堪らない。
それでも思わず呻きが口から出てしまう……。
吸い付く密着感、押し寄せる圧迫感、無数に広がるザラつき………強烈な快感が伴う三重苦。
ぬっちゃっ…ぬっちゃっ…ぬっちゃっ…ぬっちゃっ
ぬっちゃっ…ぬっちゃっ…ぬっちゃっ…ぬっちゃっ
お尻を突き出して壁にしがみつくように背中をしならせて、揺れる頭を持ち上げては固まったようになる。
俯いたと思ったら徐々に頭が持ち上がり、こちらに頭頂部をこちらに見せて固まる……。
まるで酔いしれているように………。
どんな表情をしているのか見たいけれど、そんな余裕はありそうもなかった………。
ゆっくり奥まで押し寄せてきて、波が引くように後退してしていく。
そしてまた奥まできて……この感じ、電車内で貫かれているときに似ている。
まったりとしたこの動きが、堪らなく感じる。
あぁ………気持ちいい。
堪らない……いい。
あぁ……あぁ……あぁ〜……。
硬い……奥に当たる……。
押し広げながら入ってくるペニスが奥に当たると堪らなくて、何も考えられなくなる。
目を閉じた綾香はその例えようのない甘さが押し寄せるたび、自然と顎が上げながら舌鼓を打つのだった。
不意に誰かの足音が近づくのを感じた2人は息を潜め、やはり空耳ではないと知る。
この灯台に来るには手前の駐車スペースに乗り物を停めなくてはならず、後は徒歩である。
ここに誰かがいることは、この訪問者は知っていることになる。
海を眺めるふりをして誤魔化せばいいのに、彼は訪問者が灯台のどちら側から来るのかを確かめて逆側に綾香と移動する。
訪問者はどうやら2人の男女、付き合う恋人同士らしい……。
何やら愛を語りだす声をよそに、彼は拒否をする綾香を強引に後から貫いた。
綾香 うぅっ………!
口を手で覆った綾香が呻き、硬く閉じた瞼が弛緩するのに時間はかからなかった。
硬く熱いペニスが中の往復を繰り返し、背徳の味で綾香を黙らせる女を酔わせる。
若いカップルがロマンチックに唇を重ねる反対側で、若い彼のペニスに綾香は酔わされていた。
ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ……
ぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっぬっちゃっ………
鬼の形相で見下ろす結合部、彼の目に愛液に塗れて光る陰茎が出入りするのが確かに見える。
この耐え難い快感はペニスが消えるこの中だと実感するために、あえて確認したかったのだ。
腰を掴んでいた手を前に回して、豊かな乳房を掴む。
ペニスから伝わる快感と手の柔らかさが重なって、狂いそうになる。
我慢も限界に達し、彼が激しく打ち込む……。
ぬっちゃぬっちゃぬっちゃぬっちゃぬっちゃ……
打ち込む……打ち込む……打ち込む……打ち込む……
声を出せない苦痛に頭を振っていた綾香、その頭の動きが止まる……。
打ち込まれる体の衝撃に揺らす頭がゆっくり持ち上がり、薄く開けた目蓋に白目が覗く……。
空気を噛むように口が開き、顎をがくがくと動かしながらペニスを受け入れ続ける……。
享受しきれない快感に気が遠くなりかけた、そのときだった。
おびただしい量の精液が、中に放出されていた。
その日の綾香はホテルに戻る時間が遅くなり、なぜかすぐに温泉に後輩女子を誘ったという。
プンプン怒る彼女はいつもより綾香が優しいことに気付いたけれど、その理由までは検討がつかなかった。
理由、それは………。
彼の部屋で彼に萎える暇を与えず、若さをとことん味わったことにある。
体の下で綾香に攻められる彼が悶絶する姿は何よりも興奮し、オーガズムを引き寄せてくれた。
彼は綾香に、こう言った。
綺麗な花には、毒がある………と。
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