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痴漢 官能小説

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3
投稿者:ミキ
今日は会社には出勤せず、雅美はある場所に直接向かっていた。

業界にはつきものの撮影スタジオ。
打ち合わせは事前に済んでいたが、最後に詰めの打ち合わせを簡単にしてから撮影に立ち会うのだ。

ーーーピピッ…カシャッ!………

モデルが次々とポーズを決めて、カメラの電子音とシャッターの音が聞こえる。
スタイルの良い色白のモデルがランジェリーを身に着けて、流れるように撮影が進んでいく。

昼を挟んで数種類のランジェリーをカメラに抑え、夕方前には撮影は終わった。
雅美はカメラマンとスタッフ達に挨拶などをして、モデルを労うと会社に戻り、少しの残業を済ませてから退社した。

駅に着いてみると、ホームがいつもより明らかに混んでいることに気づいた。
何かのトラブルだと盛んにアナウンスが流れているではないか、ぼぅ〜っとしていて迂闊だった。

だが15分ほどで電車が到着するらしい。
小一時間は動いていなかったらしいから、ラッキーだったかもしれない。
雅美はあまりにも混んでいたので到着した電車を一旦やり過ごし、次の電車に乗ることにした。
朝の通勤時よりもすし詰めになって走り去る電車を゙見て、ゾッとしたものだ。

かなりの人は減ったものの、ホームにはまだだいぶ人が残っていた。
雅美は溜息をついて辺りを見回すと、女性ばかりの集団が目についた。
彼女たちはホームの端のほうに移動しているように見える。
それでは乗れても電車の最後尾車両になりそうなのに………雅美はそう思ったが、思いついて彼女たちについて後ろに並ぶことにした。

こんな時は、ろくなことがない。
先程までではないが、まだかなり混んでいる。
そんな時に限って痴漢の魔の手は迫ってくるのは経験上、雅美は知っている。
女性ばかりで固まっていれば、こんな心強いことはないのだ。

それにしても蒸し暑い。
梅雨の中休みで晴天になると、真夏の暑さになる。
雅美は薄手のワンピースにジャケットという服装だが、胸と背中に汗が流れる不快感を覚え、胸元をパフパフして風を送る仕草をしながら電車を待った。

やっと到着した電車からは3分の1程の乗客が吐き出され、自分たちが乗り込むと満員状態に近い状況が再び再現されてしまった。

電車が動き出す。
なぜだか人に押し動かされるようにして壁の隅に追いやられてしまった。
座席もない、ドアからも距離がある……嫌な気分だった。

それにしても女性専用車両でもないのに回りには雅美を含めて女性しかいないというのは、考えてみればいささか違和感があった。
そう思った時、女性たちの中から若い男の子が現れた。

彼女たちは密着する彼にまったく拒絶のいろを示さず、彼の通り道を提供するのを見て雅美は嫌な予感がした。
それは現れた見たくもない彼の顔を見て、確信に変わった。
全身が寒気に襲われ、肌が粟立っていた。


ーーーびっくりした?…この日を待ってたんだよ。

1年近く貴女を触ってきて、少しづつ変化してきて、やっとスカートを履いてくるようになったよね?……それはもっと触って欲しいからでしょ?
だからあなたの願望に応えてあげたくってね。

………何を言ってるの、頭がおかしいんじゃないの?

ーーーあれあれ〜おかしいな、朝の貴女はあんなに感じてるのに?……この前はあんなに下着をべっとり濡らしてたのに?

………声を出すわよ、このエロガキ………

ーーーいいよ、ご自由に………でも誰も貴方の味方にはならないと思うなぁ………これだけの女性がいても、みんな僕の味方なんだよ、その意味が分かる?目撃者の女性がみんな貴女を嘘つきだと声を揃えたら面白いことになると思わない?

雅美は罠に嵌められたと思った。
騒ぎを起こしても、社会的に抹殺されるのは明らかだった。罠を罠として証明擦るのは、どれだけ時間とお金をかけても無理だろう。

ーーーじゃ、始めるね

雅美の両隣りにいる女がそれぞれの腕を掴んで抑え、エロガキが正面からワンピースのボタンを外し始めた。
黒地に細かな柄の入った大人のワンピースの下には、黒色のブラジャーが豊かな胸を包んでいた。

忸怩たる思いを噛み締めなから睨む雅美をよそに、エロガキは背中のホックを外す。
んっ?っと、ブラジャーのある部分を見てニヤリとしたエロガキはストラップが取り外せることに気づいた。
いとも簡単にブラジャーを剥ぎ取られ、官能的な乳房が現れた。

………ああ、なんてこと………そんな……

身じろぎして抵抗を試みる雅美を嘲笑うかのように、エロガキは魅力的な乳首に吸いついた。

………いやっ…やめてっ!

雅美は歯を食いしばって舌の感触を拒絶した。
懸命に身を捩ったが、何かを呼び起こすようなその刺激に抗うことが、出来る唯一のことだった。

雅美は努めて冷静に、回りを見渡した。
十数人では収まらなそうな女性の層が厚く重なり、改めて絶望する気持ちが押し寄せる。

いつの間にかエロガキがしゃがみ込んでいる。
ハッとした時にはもう遅く、ショーツを引き摺り降ろされていた。
ブラジャーとお揃いの黒色のショーツを足首から引き抜き、クロッチを拡げて見せるエロガキ。

そこには割れ目の形に白いオリモノが付着しており、決して他人には見られたくはない女の羞恥だった。
鼻をつけて臭いを嗅ぐエロガキを、怒りに燃えて睨みつける雅美。

………人間のクズね………他にやることがないの?この変態!……

ーーーいつまでそうやって強がっていられるのか、見ててあげるね……

どこまでも癇に障る余裕を見せると、左隣りの女が雅美の膝を両手で持ち上げ、エロガキの肩に乗せた。
しっかり手入れを施された陰部を手で開き、僅かに糸を引く女性器の臭いをクンクンと大袈裟に嗅いでみせる。

ーーー臭いよ、凄く臭い………綺麗にしてあげるね

雅美は憤りとも羞恥ともいえない気持ちに襲われて、頭に血が登った。
蒸し暑い1日を仕事に費してきたのだ、シャワーを浴びる前なのだから当然ではないか。
そんな至極真っ当な意見を思ったところで、意味はなかった。

舌が割れ目の中を縦横無尽に動き回る。
ベチャベチャといやらしく音を立てて、雅美にわざと聞かせる。
苦悶を顔に浮べ、なぜ自分がこんな理不尽な目に合わなければならないのかと、雅美は下唇を噛んだ。

………が、その噛んでいた唇が突然、開いた。
ヌルッと敏感なところを舌が撫でた。
そこから舌は離れようとせず、ねっとりと執拗に女の本能を呼び起こす。
雅美は思わずその刺激に釘付けにされ、逃れられない甘味な電流に身体が支配されていく。

舌先が粘膜を殴打するたびにニチャッニチャッする音が響き、息が止まる。

……はぁっ…はうっ……んっ…んんっ!…くっ!…あっ!

エロガキが雅美を見上げながら、言った。

ーーー気持ちいいの?…ねぇ、ヌルヌルだよ?

雅美は下火になった怒りの炎を再燃させて、言い返す。

………気持ち良くなんか無い!…誰がアンタなんかに……んっ!…んっんんっ!…はっ……あっあっあっ!

雅美に言い終える時間を与えず、顔を見上げながらクリトリスに吸い付く。
指が第二関節まで膣に入り、お腹側を同時に擦る。
あらゆる思考が停止して、全神経が受け皿になって身体が快感を受け止めていた。

女の1人が雅美の口をハンカチで塞ぎ、手助けをする。

いやっ!……いやっ!……あぁっ~!

身体がショートしたように突然、何度か跳ねて、脱力してしまった。

両側の側の女が座り込みそうになる雅美を支え、後の壁に寄りかからせる。

雅美はぼぅ〜っとした頭で立上がったエロガキを見つめた。
なぜかそそり勃つペニスが露出している。
雅美はハッとして身体を硬くした。
だが両側から身体を拘束され、片膝を持ち上げられて逃れる術がなかった。

まるでスローモーションだった。
近づくエロガキがペニスを添えて、中にゆっくりと入ってきた。

押し広がる苦痛に頭が仰け反り、奥まで到達される圧迫感に呻き声が漏れる。
引いては突進され、また後退しては突き進んでくる。
やがて求めずにはいられない、そんな快感に包まれていく。

…あっ…あっ…はぁ~…あっ…んっ…はっ…はっ…あっ
……あぁ…あぁ〜ん…んっんっんっ…あっ…あぁ〜…

若さ溢れるピストンのペースと硬さ、送り込まれる快感は何物にも代え難い。
ミケンにシワをよせた雅美の美貌が、エロガキのペニスに酔い恍惚に染まる。

ーーーあぁきもちいい…貴方の中はこんなにきもち…うっ…良かったんだね……

………雅美は反論する代わりに休まず動くエロガキに、ただ身体を委ねるしかできない。

……はぅ…はぁ~…はっはっはっはっ…あぁ〜……

ーーーそんなに感じる?…ねぇ…そんなに締められたら僕もう……がまんできないよ…ねぇ……

腰の動きを止めようともせず身勝手なことを言うエロガキの言葉に、危機感を覚えて雅美は抵抗を試みた。

言葉になる前に喘ぐことしかできず、両腕は自由になっていたもののエロガキを押し返す力が入らない。

やめてっ!……中に出さないでっ!…お願いだから出さないでっ!

必死に表情で訴えたつもりだった。
強烈な危機感と、猛烈な快感の間で理性が気絶しまいと現実という壁に爪を立てた。
だがその壁は、爪がかからず滑り落ちようとする。


エロガキが切なげに表情を歪ませている。
雅美は必死に気持ちを奮い立たせるが、達しそうな寸前にまで追いやられて成す術がない。
まるで腕を伸ばしても届かない、空気を掴む虚しさに似ていた。

子宮の入口を執拗に突かれ続け、頭が真っ白になった。
気持ちいいという言葉では足りない、凌駕した先に待ち受けていたのはオーガズムだった。

頭がふわっとする中で、一際ペニスが膨らんだ感じがした直後に放出される感覚を雅美は知った。

絶望を甘味なオーガズムが包み隠し、快楽の幸せにただどっぷりと浸かった。

一度では放出仕切らず、3度、4度とペニスを奥に突き上げられる。

唇を震わせて恍惚を見せる雅美を見てエロガキは一応の満足感を得ていたが………。

呆然とする雅美を立たせて内腿を゙伝い落ちる精液の処理を済ませると、彼等は次の駅で電車を降りていった。

その際にエロガキは、意味深なことを雅美に告げていた。



自分は、無精子症だと………。
※元投稿はこちら >>
24/08/01 21:41 (dSr1MGcU)
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